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結婚記念日に夫の不倫を目撃した私を、財閥御曹司だけが二十年かけて想い続けていた
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プレミアム
結婚記念日に夫の不倫を目撃した私を、財閥御曹司だけが二十年かけて想い続けていた
恋愛
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現代恋愛
完結済
・
最近更新:第30話 番外:余生すべてが君(6)
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2026年07月02日 19:24
3,322人気
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5.9万字
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銀座の会員制クラブの前で、私は偶然、夫が友人に笑いながら言うのを聞いてしまった。 「結婚なんて、ただの賭けだったんだよ。まさか本気にするとは思わなかった」 三年間の結婚は、ただの酒の席の冗談だった。 私は離婚届にサインし、会社近くのアパートに移り住み、やり直すと自分に言い聞かせた。 しかし深夜の残業帰り、エレベーターが故障し、私は暗闇に閉じ込められた。 閉所恐怖症が襲ってきたその時、扉の向こうから低く優しい声がした。 「怖がらなくていい。ここにいる」 その声は、七年前、山で遭難した私を救ってくれた人と同じだった。 それからしばらく後。 元夫が新しい恋人を連れてパーティーで私を嘲笑した時、会場は私の失笑を待っていた。 その瞬間、彼が現れた。 エレベーターの前で一晩中寄り添ってくれた医師が、仕立ての良いスーツを纏い、財界の重鎮たちに囲まれて会場へ入ってきた。 そして彼は、皆の前で私の腰を抱き寄せる。 「彼女に対して、礼を欠く発言はやめていただきたい」 元夫の顔は一瞬で青ざめた。 彼は気づいたのだ。 その男が、長谷川財閥の正統な後継者であり、 自分が七年間“偽っていた救命恩人”その本人だということに。 そして私はその日初めて知る。 この人は六歳の時に私と出会ってからずっと、 医師になることも、私を守ることも、そして財閥を捨てることさえも—— すべてを“私のため”に選び続けていたのだと。
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2026年07月02日 19:24
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密かに片想いしていた兄を閉じ込めたら、家族全員が「今回は何日監禁するつもり?」と聞いてきた
私は篠原雪。 篠原家の“偽のお嬢様”だった。 本物の令嬢が戻ってきた日から、私の居場所は少しずつ奪われていった。 彼女は私の服を着て、私の香水をまとい、私が座っていた場所に座って、皆に優しく微笑む。 私は何も気にしていないふりをした。 けれど本当は―― もっと狂ったことをしていた。 私は、長兄・篠原静を軽井沢の別荘の地下室に閉じ込めていた。 彼に告白した。 でも、彼は私を選ばなかった。 「好きな人がいるんだ」 「ずっと前から、ずっと好きだった人が」 そう言われた。 その日の深夜、屋敷へ戻った私は、偶然にも両親の会話を聞いてしまった。 「私に言わせれば、最初から雪を娘として迎えるべきじゃなかった」 「そうだな。あの時気づいた時点で、すぐに決断するべきだった」 静も私を必要としていない。 父も母も、私を望んでいない。 ――誰も、私を選んでくれない。 私は篠原家から受け取ったすべての財産を返した。 手元に残したのは、一枚の家族写真だけ。 そして宮古島行きの飛行機のチケットを取った。 もう、この人生は終わったのだと思っていた。 ……四日目の夕暮れまでは。 民宿の入口で、私は彼を見た。 私を拒絶したはずの男が―― 真っ赤な目で、私の前に跪いていた。 「雪……」 「君は、俺の薬なんだ」
私は“あなたの7年”だと思っていた――でも本当は、彼の沈黙に刻まれた10年だった。別れた後に知る、廃墟の恋人
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