結婚記念日、夫は息子を連れて初恋の女の誕生日を祝った
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あらすじ
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神谷恭介はずっと、妻は収入も少なく、能力も平凡で、自分なしでは生きていけないと思っていた。 彼は知らなかった。 紗月がかつて神谷家のために、ケンブリッジ大学からの招待を諦めたことを。 そして彼女が半年をかけ、二度目の挑戦を終えていたことを。 紗月が片道切符を手に家を出たあと、恭介は書斎で、彼女が獲得してきた数々の国際建築コンペの賞状を見つける。 息子がアレルギー発作で救急搬送されたとき、恭介は薬の名前を一つも答えられず、紗月が残した記録を必死に探すしかなかった。 二年後。 授賞式で呼ばれた名前は、もう「神谷紗月」ではない。 「東紗月」だった。 恭介は皆の前で認めた。 収入を理由に彼女の仕事を見下したこと。 知人たちが彼女を侮辱しても、黙って見過ごしたこと。 そして息子を利用し、彼女に犠牲を強い続けたことを。 彼はようやく彼女の仕事を尊重し、彼女が決めた面会のルールを守るようになった。 息子を会わせる日でさえ、約束の場所まで送り届けると、それ以上は近づかずに立ち去った。 けれど紗月が受け取ったのは、息子が自分の手で焼いたクッキーと、あまりにも遅く訪れた成長だけだった。閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2026-07-28 19:25創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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