夫の冷めた愛に耐えきれず浮気した私――強引な新しい恋人は、まさか冷徹な社長本人だった
連載中最近更新:第10話 久の変化2026年08月06日 19:25
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あらすじ
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新婚初夜。 浅見久は佑希に告げた。 「この結婚に愛情は必要ない」 「お互いに干渉せず、それぞれの生活を送ればいい」 それからの日々。 彼は朝早く家を出て、夜遅く帰ってくる。 妻の誕生日さえ、覚えていなかった。 佑希は思っていた。 この冷たい結婚生活の中で、私は一生を終えるのだと。 ――そんな時。 一人の男が彼女の前に現れた。 自分を「久の従弟」だと名乗る男。 その顔は、久と瓜二つだった。 けれど彼は違った。 優しい眼差しで佑希を見つめる。 不器用ながら、彼女のために海老の殻を剥く。 温泉では、そっと彼女の後頭部を支えながら口づける。 佑希は、少しずつその優しさに惹かれていった。 彼女は思った。 これは冷たい結婚生活に、運命が与えてくれた贈り物なのだと。 ――けれど、彼女は知らなかった。 すべてが、仕組まれたものだったことを。 そしてついに。 佑希は勇気を出して、その男の正体を調べ始めた。 しかし―― 戸籍には彼の写真が存在しない。 卒業アルバムにも、その姿はない。 そして久の母親は、はっきりと言った。 「久は一人っ子よ」 その瞬間。 すべての真実が明らかになった。 最初から最後まで―― 存在していたのは、一人だけだった。 冷たく距離を置く夫。 そして、優しく愛情を注ぐ“従弟”。 その二人は、同じ人物だった。 彼は別人のふりをして彼女に近づいた。 ただ確かめたかったのだ。 肩書きも、立場も、何もかも捨てた時。 それでも彼女は、自分を愛してくれるのか。 真実が明かされた瞬間。 佑希は彼の頬を叩いた。 けれど、彼は避けなかった。 ただ赤く潤んだ瞳で、震える声を絞り出した。 「殴ってもいい」 「でも……君だけは、俺のもとから行かないでくれ」閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-08-06 19:25ネオ・デビューネオ・デビュー2026-08-06 19:25作者のひとりごと作者のひとりごと
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完璧な社長夫は結婚後一度も私に触れなかった――初恋の女性が戻った日、彼は跪いて「愛している」と告げた岩永梨乃は、古川和哉と結婚した日。 ようやく十年間の片想いが叶ったのだと思っていた。 ――けれど。 新婚初夜。 白いレースのナイトウェアを着た彼女を見た和哉は、寝室の入口で一瞬だけ立ち止まり、淡々と言った。 「俺は書斎で寝る」 そして、そのまま背を向けて去っていった。 それから一年。 梨乃は四十七回、手作りの弁当を作った。 けれど、彼は一度も持って行かなかった。 彼が熱を出した夜。 梨乃がそっと手を握ると、彼は三秒だけ固まり―― 一本ずつ、彼女の指をほどいて手を離した。 リビングで、あの夜着のまま深夜まで彼を待った日。 帰宅した和哉は、彼女を一目見ることもなく、そのまま書斎へ向かった。 梨乃は思っていた。 彼は私を愛していない。 心の中には、別の誰かがいる。 この結婚は、最初から間違いだったのだと。 大学時代からの親友でさえ、毎日のように彼女へ言った。 「絶対に浮気してるよ」 「初恋の人が戻ってきたんじゃない?」 「もう一ヶ月も家に帰ってきてないんでしょ?」 梨乃は、そう信じるしかなかった。 ――あの日までは。 和哉の金庫の中から、一冊の古いノートを見つけるまでは。 そこには、彼女が十五歳の頃からのすべての大切な出来事が記されていた。 初めて会った日のこと。 笑った顔。 好きな食べ物。 小さな変化まで。 まるで、彼女の人生そのものを大切に残しているようだった。 そして最後のページ。 そこに書かれていたのは、たった一言。 ―― 「俺は彼女より九歳も年上だ」 「こんなに歳が離れている俺が、彼女に相応しいわけがない」 「どうすれば若返れるんだろう」 「……誰か、方法を教えてくれ」
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