あらすじ
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地方都市の狐火商店街。昼は客足の減った古いアーケードだが、午後9時の閉店放送を境に、そこは妖怪たちの生活圏と重なり始める。 松本健太郎、24歳。実家の稲荷神社を継ぐ覚悟も、定職に就く意欲も決められないまま、商店街の店番や荷運びを請け負って暮らすフリーターだった。そんな彼が、巡回を続けられなくなった前任者に代わり、商店街の臨時夜番人を引き受けることになる。 夜番人の仕事は、現れた妖怪を片っ端から退治することではない。捨てられると思い込んだ付喪神、閉店によって居場所を失う妖怪、代替わりの中で忘れられた約束。人間と妖怪、それぞれの事情を聞き、店の商品や設備、商売の知恵まで利用して、怪異が起きた原因そのものを解いていく。 やがて一軒一軒の小さな事件は、傷ついた石標、減り続ける店と人通り、狐火祭り、そして商店街を揺らす再開発へとつながっていく。さらに、喫茶店、金物店、呉服店、精肉店、書店、電器店、菓子舗で働く女性たちも、それぞれの得意分野で夜番を支え、仕事を重ねるほど健太郎との距離を変えていく。 古い街をそのまま閉じ込めるのでも、すべてを新しく塗り替えるのでもない。人間も妖怪も、この先も暮らしていける場所を探すため、狐火商店街の長い夜が始まる。閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2026-08-17 14:00創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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