あらすじ
詳細
結婚式当日、新郎は現れなかった。 苅谷夢子は白無垢姿のまま、60人の招待客で埋め尽くされた式場へ一人で足を踏み入れた。 同じ頃、夫の初恋の相手がSNSに投稿していた。 北海道の原野、四輪駆動車。そして、添えられた言葉は――「旧友を迎えに」。 その夜、夢子は病院で妊娠7週目だと判明した。しかも、流産の兆候があった。 夢子は苅谷亮介にメッセージを送り、電話もかけた。だが、夢子はとっくに亮介から着信拒否されていた。 数週間後、赤信号で停車していたとき、初恋の相手が再びSNSを更新した。 夕日の下、二人の影が重なり合っていた。 その日、夢子は交通事故に遭った。 手術を終えて目を覚ましたとき、お腹の子はもういなかった。スマートフォンに届いていたのは、夫からのたった一言。 「もうすぐ帰るよ」 夢子は短く返した。 「もう、いらない」 1か月後、亮介が帰ってきた。義母は結婚式をやり直そうと張り切っていた。 夢子はお茶を手に、リビングで告げた。 「離婚します」閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-10-19 12:09ネオ・デビューネオ・デビュー2026-10-19 12:08作者のひとりごと作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (10)
しおり
つけとレビュー
フォロー
他の作品
平凡な家柄だと私を見下し、名家の初恋相手を選んだ彼。だが偽物のお嬢様だったのは彼女で、本物の令嬢は見下されていた私だった
平凡な家柄だと私を見下し、名家の初恋相手を選んだ彼。だが偽物のお嬢様だったのは彼女で、本物の令嬢は見下されていた私だった年次大会の日、九条棠子は大口契約を獲得し、急いで会社へ戻ってきた。 壇上では、六年間付き合ってきた恋人の相良啓吾が、会社を売却したと発表していた。 そして、新たな副社長として紹介されたのは、彼が長年隠していた初恋の相手、白坂彩音だった。 翌日、棠子の目の前に、すでに書き上げられた退職届が突きつけられた。提示された補償は、わずか一か月分の給料だった。 相良は冷たく言い放った。 「君は平凡な出自だから、手に入れたもの一つひとつに執着しすぎるんだ」 彼は知らなかった。棠子こそ、白金台の名家・九条家の娘だったのだ。 彼と一緒に起業するため、棠子は六年間、実家から一円たりとも援助を受けずにやってきた。 慈善晩餐会で、名家の当主が皆の前で真実を暴露した。彩音は白坂家の使用人の孫娘にすぎなかったのだ。 偽物のお嬢様は、今度は相良の金をすべて騙し取った。 相良は彩音を殺害し、袖を血で染めたまま棠子の家へ押しかけた。 ドアチェーン越しに、彼は怒鳴り散らした。 「俺がいなければ、今の君はなかっただろう!」 棠子は警察への通報ボタンを押した。
ファンリスト