気が重くてヤル気なし
どうしようもない
どうしようもない
どうしようもなくて
どうしたものかと
玄関を出た
外の空気
それだけで
…
ってわけでもなかった
なんだろ
この匂い
草
あまりいい感じしないタイプ
湿ってるカビっぽく淀んでた
靴底でアスファルトの固さを感じて
頬に陽射しを受けながら首を触ると
ヒリッ
もうこんなに変わってしまっていた
いつものように いつもどおりに
なんてことのない日の始まり と
勝手に決めつけていただけだった
路地に出る
すべての生垣に新芽ブワッ
吹いてる
噴いてる
溢れるエネルギー
なんだろ
どれも小さくて
粒みたいなのに
いまこの瞬間
まさに現実のヒトコマ
あ
雲の濁り
強烈な濃淡で太陽のバランス
見れない
見れないのに
見たくて見たくて
見ないよ
見たらつぶれる
でも見たいよ
せめて仰いで浴びるさ
熱
ひゃっほぅて叫びたくて
おれは黙ったまま上を向いてみたよ
ぁ おーぃ
背中越し誰かに呼ばれたような
錯覚めいて空想ぽくて気のせいだろって
自分に自分で言い聞かせて
いちめんの空
背中にポン
やわらかい感触
ん
あおーぃ