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648. 『煌めく聖夜のFmすたーらいぶ感謝祭!』配信~プレゼント企画其の一 スタッフから見た意外な一面クイズ~⑤

648. 『煌めく聖夜のFmすたーらいぶ感謝祭!』配信~プレゼント企画其の一 スタッフから見た意外な一面クイズ~⑤




 プレゼント企画は最後の問題を迎えている。ここからはある意味空気読みだよな。


 しかも今冷静に考えたんだが、オレが回答するのが遅かったり誤答して、しかもポアロ探偵も誤答し、他の2人が正解の場合も3位になって、てぇてぇボイスが確定する……


 意外に良くない状況じゃないかこれ?まずはポアロ探偵には誤答しないようにしてもらわないと


 コメント

『全員可能性あるな』

『細かい人誰?』

『全然わからん』


「じゃあ次の人だすぜい?これは……人事の採用部の人か?」


『採用時の面接をさせていただいたのを思い出します。良い意味で、他の人とは違ったオーラをまとっている方でした。その経験があって今では、ライバーの面接の時に重要な判断基準になっていますw』


 《なんか単芝ついてるけどw》


 《これさ、良い意味でって言ってるからあまり良くなかったんじゃないの?w》


 《判断基準になるってことは……何かが良かったってこと?》


 《この文面見て、自分だったらどうしようって思ってるんですけどw》


「誰だろうな?まぁ……面接してないましろ先輩とか2期生を下に見てる立派なスカウトのあるとは違うよなw」


 《あると下に見てないですからw》


 コメント

『スカウトされるのは優秀だから』

『お嬢もスカウトだろ?』

『そういえばそうだな』


「そうだぜい。お嬢も1期生の先輩を下に見てるからw」


「お~い!やめろ!そんなわけないだろ~!」


 《あのささくら。もう回答してもいいの?》


「いいけど、ポアロ先輩分かったの?」


 《なんとなく。早く答えた方が得点高いんだよね?》


 コメント

『まさかの覚醒w』

『嘘だろ探偵w』

『さすがです探偵!』


 《ちょっと待ってポアロ探偵!》


 《なに姫?》


 《本当に分かったの?なんとなくとかやめようよ。せっかくのプレゼント企画なんだからさ?》


 《なんで止めるの姫wあ。分かった!ポアロが間違えると3位になる可能性があるからでしょ?姫のてぇてぇボイスもありかw》


 《良くないよそういうの!企画は真剣にやるものだからw》


 《笑ってんじゃんwしかも姫、全然検討ついてないんでしょw》


 コメント

『草』

『てぇてぇボイス楽しみ』

『姫のボイスはレアだよなw』


「どうすんのポアロ先輩?」


 《どうしようかなw》


 《ポアロ探偵!来年もお菓子とアイス奢るからさ?お願い!ましろたち同期じゃん?》


 《え?……ジュースは?》


 《ジュースも奢るからw》


 《じゃあ……姫が可哀想だから、最後の見てから答えるよw》


 《ありがとうポアロ探偵!やっぱり同期の絆だよな~w》


 コメント

『草』

『同期の絆なの?』

『ましポアてぇてぇ』


「じゃあ最後のスタッフさんな。えっと……これは担当マネージャーさんか?」


『配信の内容を打ち合わせをしていると、色々案を出してくるので話がまとまるころには当初と全く別の企画内容になっていることがほとんど。そして更に思いつきで配信を実行したりとその行動力と企画力にいつも驚かされていますw誰か止めて欲しいですw』


「マネージャー嫌がってんじゃんかw」


 《ポアロ探偵分かった?》


 《今回ばかりはさすがに分かったw》


 《まだ回答出さないでねw》


 《ごめん姫。回答しちゃったw》


 コメント

『裏切る探偵w』

『奢りはなくなったな』

『ドンマイ探偵』


 《いや姫はポアロのこと好きだから、お菓子とアイス奢ってくれるよw》


 《奢るかもしれないけどwあるとちゃんとジャンヌちゃん分かったの?》


 《あるとは決めました。自信はないですけどw》


 《私もです。たぶん大丈夫だと思いますよ?》


 《えぇ……》


 コメント

『姫頑張れ』

『まだ分からない』

『ボイス楽しみw』

『やめろw』


 《あのさ……これってもしかして……ちょっとドッキリ要素ある?》


「いやドッキリなんかないからw」


 《どういうこと姫?》


 《あるとは姫先輩の言ってること分かりますよ。たぶんそうだと思いますw》


 《だからあの人だと思いますよwましろ先輩》


 《だよね?あ~そうか……じゃあポアロ探偵絶対間違ってるじゃん。そしたらましろがボイス確定w》


 コメント

『どういうこと?』

『ドッキリなの?』

『要素って何w』


「じゃあ回答来たな……ん?なに?」


「さくらさんどいてくださいまし。ここからはわたくしが進行しますわw」


「え?……なにこれ?」


「それでは皆さんの回答はこれですわね!」


 回答

 ましろ→さくらちゃん

 ポアロ→もしかしたらポアロ?

 あると→さくら先輩

 ジャンヌ→さくら先輩


「えっ!?さくら!?」


「ということで答えはさくらさんですわw」


「おい!台本と違うじゃんか!待って……マネージャーいるから聞いてみるから。お前回答したの?……嬉しそうに笑ってんじゃねぇ!なんだよ誰か止めて欲しいですってw」


 《やっぱりそうだよねwおかしいと思ったよ、さくらちゃんが普通に進行してるからさw》


 《ポアロじゃなかったんだw》


 コメント

『納得だな』

『警部か』

『すごいよな』


「ところでさくらさん?何度もやり直しするくらいこだわりが強いんですわねw」


「別にいいだろ!」


 《纏ってるオーラが違うもんねw》


 《優秀な後輩だよなぁw》


「うわぁ面倒臭い!誰だよ!よりによってましろ先輩とポアロ先輩呼んだのw」


 と最初のプレゼント企画は盛り上がりを見せて終了する。ちなみに分かると思うが、1位はあるとちゃん、4位はポアロ探偵でスタッフさんへのプレゼント。2位はジャンヌちゃんで担当マネージャーさんへのプレゼント。


 そして……『クリスマスてぇてぇボイス』か……これも仕事だ。割りきろう。ちなみに双葉かのんのSNSには『最高すぎw』と投稿されていた。

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