皇帝の詔勅を伝達するなど、
皇帝の発言力に直結する要職である。
そんな職に就く鍾毓、
当然めっちゃ機転が利く。
例えばこんな話がある。
そこには
同席していた。
そこで鍾毓、彼らから笑いものにされた。
司馬師が言う。
「
鍾毓が返す。
「古の
さらに陳泰、武陔を見て言う。
「はて、論語にはこうあったはずだが。
司馬師どのの尻馬に乗って笑うのは、
果たして君子のありようかね?」
鍾毓為黃門郎,有機警,在景王坐燕飲。時陳群子玄伯、武周子元夏同在坐,共嘲毓。景王曰:「臯繇何如人?」對曰:「古之懿士。」顧謂玄伯、元夏曰:「君子周而不比,群而不黨。」
鍾毓の黃門郎為るに、機警を有す。景王が坐に在りて燕飲す。時に陳群の子の玄伯、武周の子の元夏が坐に同じく在り、共に毓を嘲る。景王は曰く:「臯繇は如何なる人か?」と。對えて曰く:「古の懿士なり」と。玄伯、元夏を顧みて謂いて曰く:「君子は周せども比せず、群せども黨せず」と。
(排調3)
武周・武陔
初めて名前聞いたよこの人たち。武周は