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裴楷1  牢屋でお手紙

裴楷はいかい楊駿ようしゅんの娘を

息子に嫁がせていたため、

賈南風かなんふうの楊氏一掃事件により、

関係者として牢に繋がれた。


のだが、牢の中での裴楷、泰然自若。

紙と筆とを求め、手紙を書き始めまでする。


手紙が出来上がった頃と時を同じくし、

裴楷助命の嘆願が多く寄せられた。


それで裴楷は釈放された。

それどころか、その官位は

三公に準ずるレベルにまで上がるのだった。




裴叔則被收,神氣無變,舉止自若。求紙筆作書。書成,救者多,乃得免。後位儀同三司。


裴叔則の收を被るに、神氣に變無く、舉止は自若なり。紙筆を求め書を作す。書の成るに、救者多からば、乃ち免ぜるを得る。後に位は三司に儀を同じうす。


(雅量7)




裴楷といい王戎おうじゅうといい、

恵帝期のカオスの中で

身を全うしてるんだもんなぁ…

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