「周顗殿。其方のことを、
皆が
ほう、と顎をしゃくる周顗さん。
「どの楽か?
無論、
「いや、
これを聞き、周顗さんプッツンきた。
「はぁ!?
いくら
どうすれば
持って行けるというのだ!」
あっ……。
周顗さん、自己効力感
高くていらっしゃいますね……。
庾元規語周伯仁:「諸人皆以君方樂。」周曰:「何樂?謂樂毅邪?」庾曰:「不爾。樂令耳!」周曰:「何乃刻畫無鹽,以唐突西子也。」
庾元規は周伯仁に語るらく:「諸人は皆な君を以て樂と方ぶ」と。周は曰く:「何ぞの樂か? 樂毅と謂わんや?」と。庾は曰く:「爾らず。樂令なるのみ!」と。周は曰く:「何ぞ乃ち無鹽に刻畫し、以て西子に唐突せるや?」と。
(輕詆2)
楽毅
楽広
西晋の名士。来歴辿ると割と八王の乱引き起こした一人。「楽広なんぞをどう飾り立てたら俺レベルに辿り着くって言うんだ!?」と周顗さんは仰っており、おぉ、この人はもう……と言う感じになる。
鍾離春
「
西施
絶世の美女の代表格。ところでこの人いわゆる「傾国の美女」であり、そう考えると周顗さん「栄達した人よりも国を滅ぼした人の方が優先される」って認識になるわけで、だいぶアウトな思考してませんかね、という事になる。