簡文帝さまと同い年の、
早い段階で白髪になっていたのを、
簡文さまにからかわれていた。
「若白髪ヤバすぎじゃね?」
すると顧悅、答える。
「青々とした柳だって
秋には葉を落します。
ですが、松や柏は
葉に霜を付けても、
なお活き活きとしておりますよ」
顧悅與簡文同年,而髮蚤白。簡文曰:「卿何以先白?」對曰:「蒲柳之姿,望秋而落;松柏之質,凌霜猶茂。」
顧悅は簡文と同年なれど、髮は蚤きに白し。簡文は曰く「卿は何をか以て先に白かるや?」と。對えて曰く「蒲柳の姿は秋を望みて落ち、松柏の質は霜を凌いで猶お茂る」と。
(言語57)
顧悅