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簡文3  蒲柳の姿

簡文帝さまと同い年の、顧悅こえつ

早い段階で白髪になっていたのを、

簡文さまにからかわれていた。


「若白髪ヤバすぎじゃね?」


すると顧悅、答える。


「青々とした柳だって

 秋には葉を落します。


 ですが、松や柏は

 葉に霜を付けても、

 なお活き活きとしておりますよ」




顧悅與簡文同年,而髮蚤白。簡文曰:「卿何以先白?」對曰:「蒲柳之姿,望秋而落;松柏之質,凌霜猶茂。」


顧悅は簡文と同年なれど、髮は蚤きに白し。簡文は曰く「卿は何をか以て先に白かるや?」と。對えて曰く「蒲柳の姿は秋を望みて落ち、松柏の質は霜を凌いで猶お茂る」と。


(言語57)




顧悅

顧愷之こがいしパパ。まさかの。にしてもこれ、文意通りに取れば排調にしかならない気がするんだけど。でも晋書とか見ると簡文さま喜んでるんだよなあ。うーん、謎。つーか「なんで?」に対して答えてねえぞ顧悅。


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