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劉惔8  劉惔を推挙す

庾翼ゆよくが若き桓温かんおんさまに書をしたためた。


劉惔りゅうたんという人物を知っているか?


 日がな職務に勤しみ、

 事の大小にかかわらず、

 実にスムーズに職務をこなす。


 また道義心を抱きながらも、

 決して堅物と言う訳でもない。

 実に良き人物であり、

 あなたの友人としても相応しく思う。


 こう言った優れた人材をこそ、

 あなたに推挙したいのだ。

 きっとあなたと共に、

 多くの苦難を乗り越えてくれよう」




庾稺恭與桓溫書、稱劉道生:「日夕在事、大小殊快。義懷通樂、既佳且足作友。正實良器、推此與君。同濟艱不者也。」


庾稺恭は桓溫に書を與え、劉道生を稱うるらく「日に夕に事に在り、大に小に殊に快し。義を懷きて樂に通じ、既にして佳たれば、且しく友と作すに足る。正に實に良器なれば、此れを君に推さん。同じうして艱不を濟う者なり」と。


(賞譽73)




原文じゃ「劉恢りゅうかい」ですが、どうにも誤字くさい。この人のもう一つのエピソードも居眠りネタですし。ここは大人しく、一まとめにしてしまいましょう。

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