そんな阮裕さんの長男が
二十歳になるかならないか、
と言うところで大病に。
あの子を救えるのは仏さま以外にいない!
長男を溺愛してた阮裕さん、
めっちゃ祈祷する。
昼も夜もなく祈祷した。
この願いが仏さまに通じれば、
きっと息子も助かるだろう、
そう思ってのことだった。
まぁ死んじゃったんですけどね。
ブチ切れ阮裕さん、
以降仏さまを怨み、信仰を、
すべて捨ててしまったそうな。
阮思曠奉大法,敬信甚至。大兒年未弱冠,忽被篤疾。兒既是偏所愛重,為之祈請三寶,晝夜不懈。謂至誠有感者,必當蒙祐。而兒遂不濟。於是結恨釋氏,宿命都除。
阮思曠は大法を奉じ、敬信せること甚だ至りぬ。大なる兒の年の未だ弱冠ならざるに、忽ち疾の篤きを被る。兒の既に是れ偏に愛重せる所たれば、之が為に三寶に祈請し、晝夜も懈まず。謂うらく「至誠の感ぜる有らば、必ずや當に蒙祐せん」と。而して兒は遂にして濟からず。是に於いて釋氏を結恨し、宿命を都べて除く。
(尤悔11)
お前のやることは息子の傍についててやることだろうに(マジレス)