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阮裕4  仏を頼る

阮裕げんゆうさん、仏教をめっちゃ信じてた。


そんな阮裕さんの長男が

二十歳になるかならないか、

と言うところで大病に。


あの子を救えるのは仏さま以外にいない!

長男を溺愛してた阮裕さん、

めっちゃ祈祷する。

昼も夜もなく祈祷した。


この願いが仏さまに通じれば、

きっと息子も助かるだろう、

そう思ってのことだった。


まぁ死んじゃったんですけどね。


ブチ切れ阮裕さん、

以降仏さまを怨み、信仰を、

すべて捨ててしまったそうな。




阮思曠奉大法,敬信甚至。大兒年未弱冠,忽被篤疾。兒既是偏所愛重,為之祈請三寶,晝夜不懈。謂至誠有感者,必當蒙祐。而兒遂不濟。於是結恨釋氏,宿命都除。


阮思曠は大法を奉じ、敬信せること甚だ至りぬ。大なる兒の年の未だ弱冠ならざるに、忽ち疾の篤きを被る。兒の既に是れ偏に愛重せる所たれば、之が為に三寶に祈請し、晝夜も懈まず。謂うらく「至誠の感ぜる有らば、必ずや當に蒙祐せん」と。而して兒は遂にして濟からず。是に於いて釋氏を結恨し、宿命を都べて除く。


(尤悔11)




お前のやることは息子の傍についててやることだろうに(マジレス)

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