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幕間2

2章・人物・用語紹介

※この人物・用語紹介は必読ではないですが、小ネタとか解説とかしています。

もちろん本編の方でも解説しますが、こちらの方で用語の解説や世界観について話したりするので、本編で出てくるより早めに情報が欲しい方は是非読んでみてください。


興味がない方はスルーで大丈夫です。


(一番下に第三章の予告があります)





人物


「シャルロット」 女性 年齢は二十代後半 身長167cm


本名 シエスタ・シック・ノワール


容姿 外見は黒髪ボブカットに真紅の瞳。顔は美形だけど胸は大きくない。白いシャツの上に茶色いレザーアーマーで上に灰色のローブを纏っている。そして灰色の短パンと両足に黒色のニーソを履いている。

持物 杖 ブラシ 時計

性格 二章では彼女の弱気な部分が明らかにされました。

異名 無名の魔女


既出情報まとめ。

・ガーデルの発言によって元王女であることが仄めかされた。

・過去に国を滅んだ事件があり、その時に人を殺してしまった。

・その事件で魔女に選ばれた。


授与 穹の魔女 ドラゴンの体色は海棠色と赤色


作者メモ 過去編は続きが書けるのなら四章あたりでやる予定です(四章は内容が濃いのでめちゃくちゃ長くなりそう)


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「カル」 男性 年齢は十代 身長134cm


容姿 ブロンド色の毛先に癖がある短髪に黒目(中心が薄赤色)の不愛想なキャラ。笑ったら最高に可愛い。服装は白いシャツに灰色のサスペンダー付きのパンツ。

持物 数冊の本 杖 首にかけているメーター

性格 一章から結構成長しています。赫病の能力を臆することなく扱い、シャルロットの人助け精神も受け継いでいます。

呼称 赫病者


既出情報まとめ。

・過去に聖都ラディクラムでオメラスの唱という計画に利用されていた。

・赫病は魔物の因子を持って生まれてしまった人間がかかる不治の病。

・二章 終了現在、赫病とシスターが持っていた吸血鬼の力が扱えるようになった。


作者メモ もともとシャルロットとしか会話をしていませんでしたが今回からザザが加わり、そのことでカルの人格形成に成長がありました。『成長は他者ありき』ですね。


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「ザザ・バティライト」 男性 年齢は二十代後半 身長180cm


職業 傭兵

容姿 灰色のカーディガンに長い黒コート姿で、深いクマが特徴的な薄い顔をしている。身長が高く(足が長くて胴体短い)よく人から見た目で気味悪がられるが、子供にはそれが効かないみたいでよく懐かれる

持物 銀製の紫の宝石をハメたネックレス(ドラゴンを格納してる) 杖(武器の魔女の黒魔術でどんな武器にも変える事ができる。得意武器は鎌)財布(報酬で貰う多額の金は使い道がないので、訪れる街ごとに寄付している)

性格 気だるげな喋り方をする不気味な男だが、お金を払えばどんな人間相手でも味方する。相場は人によって変えている(子供とかの場合はその子でも払えそうな額で仕事を受けたりする隠れお人好し)

異名 金の亡者

出身 ラディクラム近郊


授与 武器の魔女 ドラゴンの体色は黒と灰色


既出情報まとめ

・シャルロットと同類、魔女の卵の一人。

・過去の出来事の影響で味覚障害がある。


作者メモ ほとんど三人目の主人公です。今後も活躍させたいです。


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「エミリア・ラドゥー」 女性 年齢は二十代前半 身長173cm


容姿 薄い緑のロングに薄青色の瞳をしたおっとり系で、仕事の時はコンタクトだが趣味の時間だと丸渕メガネになる。シャルロットと話している間は常に丸渕メガネで、真剣な時はメガネなしになりクールな美女になるのでギャップがすごい人物。

持物 魔導書 眼鏡 予備杖(杖の改造も趣味なので)

性格 本職は歴史学者でありながら趣味で創作魔術を勉強している女性。知識力はオリアナの中でも秀でており王女様とも仕事で会ったことがある。普段はクールな美女なのだが趣味の話になるとちょっと気持ち悪いくらいオタクを発揮する。


作者メモ 余裕でシャルロットとザザよりも設定の文章が倍長いです。が……その設定を生かせるくらいまで作品を書けるのかが疑問です。


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「シスター」 女性 年齢不明 身長170cm


容姿 黒い髪に紫紺の瞳、ギザギザな歯に魅惑的な美貌を持つ女性。

持物 稀血入り瓶 十字架(力を抑えるために首から下げている。戦闘時はちぎって捨てることで解放したりする)

性格 鷹揚のある喋り方をする女性。基本は優しいが子供たちを叱る事が多々あり。子供からは人気。だが一度飢餓状態になると自ら子供たちの前に出ないように自制して、十字架を握りながら聖堂で祈りを捧げている(そこへカルとクリスが忍び込んだ)


作者メモ 紫紺の瞳にギザ歯に修道女という属性もりもりキャラです。一度書いてみたかった。


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「クリスティーナ」 女性 年齢は十代 身長142cm


容姿 ピンクの短髪に碧眼の少女。白いシャツと茶色のズボンを履いている。

持物 短剣 髪留め(持っているだけで使用しない)

性格 基本は皮肉屋でボクっ娘。一人称は単に孤独で弱い子供の自分というコンプレックスの現れで、女らしくしたくないので短髪にしている。カルがオリアナを去った後は何故かスカートを履くようになり、髪を伸ばし始めたとか。


作者メモ 順当にヒロインです。


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「リハク・ワーグナー」 男性 年齢は五十代前半 身長178cm


容姿 深緑のシャツに革のジャンバーを着たロマンスグレーの男性。

持物 帽子 メダル(過去に闘技場で貰った物) 老眼鏡

性格 紳士的な態度をとる神父だが打ち解けると皮が剥がれる。紳士というより闘士で過去に地下闘技場で無敗のチャンピオンだった。シスターとの出会いと孤児事情の理解を深めた事で孤児院を立ち上げた人格者。


作者メモ ザザを足止め出来るくらいの実力者です。たぶん、初見でザザの速さについていける唯一の人。


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「オーロラ・メール・オリアナ」 女性 年齢は二十代前半 身長170cm


容姿 彼女の白銀の髪は、頬の横でふたつの丸い結び目を作り、まるで天使の翼が左右に広がったかのように繊細に整えられている。灰色のふかふかなまつ毛に整った顔立ち。白い上着を腕に肩に羽織り、「静」を体現したかのような可憐かつ美麗な容姿は息がつまるほど美しい。

持物 絵本 メモ帳 お菓子(隠し持ってます)

性格 あまりフォーカスして描けなかったが温厚ながら豪快な行動をたまにする。基本は落ち着いた様子なのだが実は運動好きで、不定期でスポーツ大会を開催していたりする。


作者メモ 雪のような美人をイメージしています。気に行ってるので機会があればもっと書きたいです。


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「ザバク・ジード・アルレイヒ」 男性 年齢は二十代前半 身長169cm


容姿 ボサボサな灰色のパーマに隈の目立つ瞳。白いロングコートの下には髪と同じ色のセータを着込み、右手で頭髪をかき回す気だるげな男性。

持物 聖書 クシ メモ帳(日頃のストレスを書き殴って発散している)

性格 常にダルそうにしており自室では常に寝転がっている。だが幼いころのトラウマのせいで睡眠障害があり寝付けない夜が多々ある。見かねてラクテハードが薄着で部屋に訪れてワインを誘うが毎度断っている。口癖は「僕に”触らない”ほうがいいよ」

称号 第八の司教『爆裂』ザバク 聖書は『第四章』 

聖装 『灼同素体エクスプロディーレンデ』至って単純で広範囲で炎を放ったり凝縮した熱線を放つことができる。形態変化は純粋なザバクの努力の賜物で聖装状態を維持すればするほど火力が上がるようになっている。


作者メモ ビジュ癖ェって思いながら書いていました。ラクテハードの事は嫌味な同僚と思っていますがそれはそれとして信頼はしてます。


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「ラクテハード・ボルデカ・リヒトライヒ」 女性 年齢は二十代後半 身長178cm


容姿 豊満な胸にワカメのような質感の髪、薄赤い瞳と口紅が目立つ色気がある女性。

持物 聖書 口紅 香水

性格 優雅で上品であろうとしている彼女は他者を見下し冷笑する癖があるものの、有能な人物に対してはそれなりに評価をする利口な一面もある。外面の毒気は過去の苦い経験から強気の態度が板についてしまったいるため、本心を誰にも打ち明けた事がないし自分ですら本心に自覚的ではない。本心を打ち明けられる時が来たらザバクも相応の反応を見せるが、それはいつになるのだろうか。口癖は「”過干渉”しない」

称号 第七の司教『失格』ラクテハード 聖書は『第五章』 

聖装 『絶対結界操術ディスクヴァリフィツィーアング』ノーモーションで特殊な結界を作り出すことができる。秩序より結界の質が劣るが、ラクテハードは質より数を量産できるタイプ。どんな場所にも様々な形の結界を作ることができ、使い方次第では相手をハメることができる。弱点はラクテハードが意識を失うと結界が全て解除されること。


作者メモ 当初の計画では男女コンビで登場させるつもりはなく、男二人のコンビの予定でした。が、初期案だと名前がザバク・ジードではなく普通にザバクジードとラクテハードで、二人の名前の音が似すぎてごっちゃになりそうだったのでザバクの名前を変えてからラクテハードの性別を変えたという背景があったりします。


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・用語


「魔女の卵」

魔女になる素質があるものへ後継の証として選定、授与される権能。

使い魔のドラゴンの形で手渡され、卵は黒魔術を使用できる。


「チビ(ドラゴン)」

使い魔であり黒魔術の術式補完を行っている。シャルロットやザザはこの使い魔たちを仲介して黒魔術を行使しており、この使い魔が魔女の卵の証明にもなっています。ザザは変身魔術で姿をネックレスにしていました。

『できること』

・魔力を喰らう事で分解して栄養素にすることができます。この機能はドラゴンと魔物にしかなく、そのためドラゴンは魔物をぱくぱく尻尾振りながら食べます。

・巨大化ができます(1章2話最後)。出来るけど巨大化は制限が細かく設定されており本来のドラゴンのような滑空能力も低く炎すら吐けません。黒魔術の補完としての役割が主なのでそういう生物的な機能はもとから制限されています。


「オリアナ学術会」

オリアナから南東側にある荒野、『崩壊の地』『崩壊の遺跡』『星の聖堂』などの重要な歴史的建造物を研究している学会。『崩壊の○○』『星の○○』系はだいたい古の魔女関連。


「古の魔女」

過去に誕生し死亡した魔女たち。

現代では一部の層に『浪漫を感じる存在』として様々な創作話が広まり一般的になっているものの、明らかにされていない事実やメジャーでない古の魔女がいる。


以下一覧。

※中々の情報量ですがしばらく本編で触れないので興味があったら読んでみよっかな程度でお願いします。


本編でカルが読んでいた 【魔女の軌跡 著 カーディナル】から抜粋。


『焦土の魔女』

一切合切を灰燼に帰すことができる。

彼女に溶かせない物体はない。数千年前の大戦時に生まれ、最後まで国に奉仕したという記録が残っている。


死因 燃やし尽くすだけの人生に嫌気がさし、自らを灰燼に帰した。



『怒りの魔女』

怒りを伝播させ、怒りで燎原が生まれ、氷塊が落ち、森が乱雑に生え散らかした。焦土と同じく大戦の渦中、田舎の村で生まれた存在で、今でも彼女の怒りの産物が各地に残っている。彼女が死に際に残したとされる七千文字超の遺書は、東の国ステーターにて保管されている。――一部抜粋『赤の海も、蒼も海も、緑の海もダメ。気が動転する。何もかもに赫怒をみたときから、もう私は普通には戻れない、気狂いになっていた――』。


死因 自分の存在にイライラしてしまった。



『落雷の魔女』

雷を操る雷光の使徒。大戦に参加した。


死因 雷を止める方法を思いつかず、「自らの雷で終わる運命」を受け入れた。



『崩壊の魔女』

能力は死の魔女と酷似しているが、能力の制御ができず大陸ごと姿を消したとされる。大戦の時代に唐突に生まれ、文明が消え失せるほどの甚大な被害をもたらした。覚醒者の素性や、近場の国の地図すらも既に記録に残っていない。彼女が異様だったのかはたまた普通だったのかはわからないが、その後しばらく、極めて壊滅的な被害を及ぼす魔女の出現はなくなった。だが彼女のせいで『失われた文明』があり、彼女の誕生で大戦時の魔女への風当たりが強くなったとされる。


死因 覚醒時の反動。



『蓋の魔女』

問題を先送りにし最終的に問題をなかったことにする。国がいくつか消えた。恐らく蓋の魔女の能力で、徐々に文献が紛失している。このことから蓋の魔女について言及すると著書が消えるという言い伝えがある。彼女についての記録が消えていく中、この文献もいつ消えるか分からないため、記録者は日々追加で新たな文献にこの魔女のことを書き足している。この文献もいつ消えるか分からない。今回この著書に古の魔女の項目を作ったのも、彼女の存在を残すためである。


死因 自分自身に蓋をしたとされる。



『星の魔女』

惑星というものを初めて発見し、宇宙を移動できた。大戦の原因となった宇宙観理論の提唱者である『マーチル・ボルデカ・リヒトライヒ』が覚醒者とされており、宇宙の美しさに魅入られた研究者だったが、覚醒の結果、提唱した論が広大な宇宙資源の所有権問題で大戦の引金をひいてしまい、世界は深い常闇に覆われた。いつしか彼女は、我々の惑星に、希望を持てなくなったと言われている。


死因 宇宙の果てに希望を見つけたが、地球に戻る理由を忘れてしまった。



『時の魔女』

彼女の存在が証明されたのは、一国の未来を予知した古文書にその名が記されていたためである。好きな時間に渡れたとされ、森羅万象をその『瞳』に収めることができた。過去、未来、『時間の矢』を無視した移動が可能である彼女の素性は一切が不明で、唯一、碧眼と長い髪の毛だけが、とある遭遇者によって記された出で立ちとされている。彼女がどの世界からやってきて、どの世界を観察し、そして数多の並行世界を見てきたのかは、彼女のみが知る。一説では、大戦を終戦に導いたのは時の魔女ではないかと噂されている。


死因 大戦の最後に姿を現してから消息不明。







予告



入り混じる目的と計略。

そして訪れる崩壊の地で、魔女の卵が集結した。

そして向かう崩壊の地で、司教たちは目的地を目指した。


そして怪盗は、崩壊の地で微笑を浮かべた。



第3章 「魔女の茶会と、崩壊の地」ラカイム編




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