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第201話 第四階層の階層主

―――サジテールが発見した島に向かって大海原を眺めつつ青空を飛行する八雲と雪菜、そしてブリュンヒルデ。


サジテール達の第六班とは対角線上に離れた八雲達が大海原に浮かぶ小さな島に辿り着き、合流した際にはもう他のメンバーは全員そこに揃っていた―――


「―――遅れて悪かったな。ちょっとタコだかイカだかクラーケンとかいうのがしつこくてさ」


「なに?―――クラーケンが出たのか!?こっちはレモラの群れを見つけた程度だったな。その群れを追っていたら、この島を見つけた次第だ」




―――怪魚レモラ


岩礁などに群れるとても小さな青白い魚で、頭部に軟骨で出来た吸盤がある。


その吸盤で船にくっつき進行を妨げる。


たった一匹のレモラが四百人の漕ぎ手のいるガレー船をびくとも動かなくしたという逸話を持つ海の魔物。




「―――他には何か見つけた班はあるか?」


「我々はケルピーの群れを見たぞ。相手にはしなかったがな」


八雲の問い掛けにゲイラホズが声を上げる。




―――水妖馬ケルピー


水辺に棲む馬の魔物。


馬具一式を装い、その背に人を乗せようと誘うが、一度その背に乗ると深い水の底に連れ込まれて溺れさせ、喰われるという。




「ケルピー?ゲイラホズ先生、ケルピーは普通、川辺にいるものなんじゃないんですか?」


ゲイラホズに質問する八雲。


「地上なら大体がそうだな。だがこの迷宮で生まれたケルピーだ。此処の海を走っていても然程不思議ではない。まあ背に乗らなければ溺死させられることもないがな」


「なるほど……他に何か見た人はいるか?」


その質問に誰も答えないところを見ると、発見されたのはそのくらいだったようだ。


「サジテール、この島は見て回ったりしたのか?」


そう言って岩と密林に覆われた島の中心部に向かって目を向ける八雲。


「いや、上空から俺の目で確認した程度だが、生い茂る植物が邪魔で、奥の方まではよく見えなかった。だから森の中に直接入って調べるしかない」


「そうか……だったら、進むしかないな」


島は小さいと言っても周囲だけでも数十kmはありそうだ。


その殆どを深い森に包まれている足元の悪い島の中を歩き回るのは危険だと八雲は考察する。


「うん……どうせ外に出ればまた中身が変わる迷宮なんだ。俺が造り変えても文句はないだろう」


そう言って砂浜に手をついた八雲は、地面に魔法陣を展開する―――


「―――鉄陣障壁スティール・ウォール!」


土属性魔術の《鉄陣障壁》を発動すると、地面から二十cmくらいの高さまでの鉄の道を造り出し、目の前の森は木々や雑草がメキメキと音を立てながら左右に別れ、まるでモーゼのように道を開き、真っ直ぐ島の中央に向かう道を造り上げていく。


この世界の常識の中で生きているフォウリンやマキシ、カイルは八雲の桁違いの魔力と魔術の実力に驚きを隠せない。


しかし、ひとりブリュンヒルデだけは先ほどのクラーケンを葬った『七重高速同時魔術詠唱セプタプル・キャスト』のことを思い出し、八雲に対する尊敬の念と同時にその大きすぎる能力に不安が消えずにいた。


「さっき空から下りてくる時に中心部辺りで岩山みたいなものが見えていた。その辺りまで道を伸ばしたから、この上を歩いていこう。周囲の警戒は怠らないように」


全員に注意を促し、八雲を先頭にして鉄の道の上を歩いて行く。


先頭は八雲、次に雪菜とダイヤモンド、フォウリンとカイル、ブリュンヒルデが並び、三番目にマキシとウェンス、イノセントが続く。


―――島の中央の岩山はそれほど時間も掛からずに視界に入ってきた。


「あれが目的地だが……途中は何も出なかったな」


そう呟くように言った八雲の後ろから雪菜が指差して声を上げる。


「八雲!あれって……洞窟なのかな?」


雪菜が指差した先には岩山の麓部分に大きく口を開いたような薄暗い洞窟の入口が見えた。


「どうやらそうらしい。今のところ第四階層の階層主の部屋への入口は見つかっていない以上、あそこを探索するしか手がない。あそこがハズレならあの洞窟を拠点にして改めて捜索するしか手がないから」


その八雲の判断に反対するものはいなかった―――






―――洞窟の入口まで辿り着く八雲達。


大きく口を開いた洞窟は横幅十m、高さは三mほどの広さで、奥に向かって行くほど光が届かないので暗がりになっている。


「―――光灯ライト


光属性魔術・下位の《光灯》を発動して空中に光の玉を三つ浮かばせて、洞窟の奥を照らしてみる八雲。


「此処から見える範囲は……特に何もなさそうだな」


中は湿度が少し高く感じられるが、洞窟内ということで温度は肌に冷やりと感じさせるくらいで今は特に問題は感じられない。


「よし、進むぞ」


此処までの道を来た順番で進む―――


「どこまで続いているんだ?また長々と歩かされるのは勘弁してほしいけど」


―――第三階層から第四階層に下りた時に歩いた長い階段を思い出す。


だが、八雲のその心配は杞憂に終わる―――


「あれは……階層主の部屋か?」


―――進んだ先に見えて来たものは、第一階層から見慣れた造りの巨大な両開きの扉だった。


ダイヤモンドも前に出て扉を見つめる。


「間違いありませんね……ここが階層主の部屋です」


そう断言するダイヤモンドの言葉に八雲も頷く。


「第三階層の階層主でも相当のヤツが出てきた。第四階層となったら更に手強い相手が湧いてきてもおかしくない。前衛は俺が出る。レギンレイヴとアルヴィトは後方でサジテールも後衛を頼む。相手を確認してから他のメンバーは攻め手を決めることにしよう。カイルはフォウリンと一緒に行動してくれ」


八雲の飛ばした指示に全員が頷く。


「もしも俺が撤退と叫んだら絶対に撤退すること、それとあとは俺が倒されてもだ」


「ちょっと!縁起でもないこと言わないでよ……不安になるでしょ」


そこで八雲にツッコミを入れるのは雪菜の役目だが、八雲の言っている最後の指示も必要な指示だということは理解している。


「―――あくまでそうなった場合だ。それじゃ、扉を開けるぞ」


そう言って扉に手を掛ける八雲に全員の視線が集まる―――


―――ギッ……ギギッ……ギィイイ……


扉の軋む音と共に開いた隙間が少しずつ広がっていく―――


―――少しずつ視界に入る階層主の部屋。


その部屋の中は―――






―――開かれた第四階層の階層主の部屋に広がっている光景は、


上の階層の時と同じくグラウンドのように広い岩肌の空間があり、その壁にも天井にも光を放つ魔法石が埋め込まれている……


そしてその広間の奥、八雲達から遠く離れた場所に佇むのは巨大な階層主と思われる魔物―――


「あれが、この階層の階層主か?」


八雲がそう呟くと、佇んでいた魔物が巨大な頭を持ち上げた。




蛇のような容姿をしたその階層主を見て―――




「あれは!バジリスク……蛇の王と言われる魔物です!」




―――ダイヤモンドが叫ぶ。




―――蛇王バジリスク


全ての蛇の上に君臨する蛇の王。


頭に王冠を彷彿とさせる模様があり、その毒は非常に強力で匂いにより他のヘビを殺し、息に含まれた毒は物理的に石を砕く。


石化の呪毒を有してそれを牙や吐息によって行使し、その瞳は滅死の魔眼である。




そして―――


第三階層の時のようにバジリスクの周囲に六つの魔法陣が展開され、別の魔物がその場に召喚される。


「今度は何だ?何が出てくる?」


八雲達が魔法陣に視線を集中すると―――




「あれはコカトリスです……厄介ですね。バジリスクもコカトリスも石化の呪いを仕掛けてきます。石になれば解呪も出来ずバジリスクに粉砕されて一巻の終わりですよ」




―――呪術師のラーズグリーズがコカトリスについて告げる。




―――蛇尾雄鳥コカトリス


首から上と下肢は雄鶏、胴と翼はドラゴン、尾は蛇というふうに、複数の生き物が混合した姿。


口から毒息を吐き、その毒を浴びると毒に苦しみながら石化する。


その視線は相手を死滅させると言われているが、実際は焼き殺す力があると言われる。




「どちらも石化や毒を使う魔物か……あ、ところでバジリスクが派生してコカトリスが生まれたっていう逸話があるのは知ってた?」


隣の雪菜に少し自慢げに語る八雲に、


「え?あ、そうなの?でも……今、そのゲーム知識みたいな話って必要なの?」


「―――いや全然。しかもそれって俺達の世界の伝説だし」


「……いいから指示出しなさい」


呆れ顔になった雪菜だが、八雲に皆への指示を促す。


「バジリスクへは俺とラーズグリーズ先生、ゲイラホズ先生お願いします!レギンレイヴとアルヴィトは後方へ!後衛はサジテール!他の皆はコカトリスの相手を頼む!石化の毒に気をつけろ!―――いくぞぉ!」


八雲は夜叉と羅刹を抜刀すると、号令と同時に自らバジリスクへと向かって行く―――


―――八雲に続くラーズグリーズとゲイラホズ。


するとゲイラホズが紅蓮槍=朱雷を―――


そしてラーズグリーズは深紅に染まった刃を持った死神のような鎌を顕現させる―――


「ラーズグリーズ先生!?―――それは?」


「これこそは紅蓮様の鱗をフロックが鍛えし武器―――紅蓮鎌=『紅月こうげつ』です」


紅い刃は鈍く輝き、その斬れ味は確実に鋭いであろうことが八雲にもヒシヒシと感じられた。


「そんなに怖がらなくてもいいですよ♪ なにせ私はこれで夫の首を―――」


「ワァ―――ッ!ワァ―――ッ!それ以上は言わなくていいです!!!」


それより先は絶対に聞いてはならない話だと察した八雲は大声で遮る。


「おい!遊んでいないで蛇王が動くぞ!!」


向かって行く先に鎮座するバジリスクがその太い首を高く持ち上げる―――


「改めて見るとデカいな!ビル三階くらいまであるんじゃないのか?」


―――高い天井に届かんばかりの巨体を持ち上げたバジリスク。


その巨大な口を大きく開いて今にも毒息を吐き出さんとしているのを八雲達は察知する―――




「―――させるかよ!!!」




進行しつつ魔法陣を展開した八雲がバジリスクに向かって魔術を放つ―――




「―――氷爆アバランシュ!!!」




―――水属性魔術・上位の《氷爆》を放つと、口を開いたバジリスクの顔面にヒットした《氷爆》がみるみるバジリスクを口が開いたまま凍らせていく。


分厚い氷に顔面部分を覆われたバジリスクは呼吸すら出来ない状況になり、焦った様子で暴れ回る―――


―――その隙を見逃すことがないのが紅の戦乙女クリムゾン・ヴァルキリーのゲイラホズである。


発動した『身体加速』で一気に巨大で太いバジリスクの胴に回り込むと―――




「オラアアアア―――ッ!!!!!」




―――気合いと共に朱雷の穂先をバジリスクの胴体深く突き刺す。


突き刺すと同時にゲイラホズが『朱雷』の穂先からバジリスクの体内に赤い稲妻を放電する―――




【SYUHAAAAA―――ッ!!!】




―――まるで空気が抜けるような低くて大きな呻き声を上げるバジリスク。


だが、そこで―――




「いけません!!―――ゲイラホズ!離れなさい!!!」




―――ゲイラホズに向かってラーズグリーズが叫び声を上げた。




「ッ!!―――」




その声に従い朱雷を引き抜いてその場を離れるゲイラホズだったが、その直後に傷口から大量の紫の血が吹き出して周囲に撒き散らされる―――




「毒の血か……助かったラーズグリーズ」


「流石の貴女もあの血を浴びては石化の呪いは免れませんからね」




―――そう言って再びバジリスクとの臨戦態勢を取るふたり。


そして八雲は―――




「ウオオオオ―――ッ!!!!!」




―――バジリスクの背中に飛び乗り、暴れるバジリスクの頭頂部に駆け上がる。


そこで夜叉を逆手に持ち両手で握り直して―――




「これでも喰らえぇええ―――ッ!!!!!」




―――バジリスクの脳天に夜叉を突き刺すと同時に、黒神龍の加護『地獄の業火ヘル・ファイヤー』を発動する。




【SYUAASYAAAAA―――ッ!!!!!】




顔面を厚い氷で覆われたバジリスクは八雲の『地獄の業火』で頭の中に炎を注ぎ込まれ、文字通り地獄の苦しみに悶えながら、堪らず近くにある壁に頭をぶつけて八雲の《氷爆》で包んでいた氷を粉砕する―――




「チッ!!もう砕いたか!だけど、その業火は消えない―――ッ!?―――グフウウッ!!!!!」




―――バジリスクが壁に頭をぶつけた際に頭から飛び降りていた八雲を、いつの間にか狙っていたバジリスクの丸太の様に太い尾が横薙ぎに殴りつけて広間の壁まで一瞬で吹き飛ばす。


その衝撃で壁まで弾丸のように一直線に吹き飛び、激突する八雲はクレーター状に壁を粉砕して突き刺さる―――




「―――グハッ!!」




―――岩壁が破砕するほどの衝撃を受けた八雲は一瞬、意識が遠のくほどだった。




「八雲君!!!―――おのれ!バジリスク!!!」




八雲が吹き飛ばされた姿を目撃して普段からは考えられないほどの動揺と感情を見せるラーズグリーズ―――


―――手にした紅月を構えて、何かを詠唱したかと思うとバジリスクの背に飛び乗り、胴体に向かって紅月を振り下ろす。


三日月型の紅の刃が固い鱗を軽々と貫いて内部にまで到達する―――




「受けなさい

―――【呪術カース破裂呪殺デストラクション】!!」




―――紅月によって増幅された【呪術】がバジリスクの体内に流し込まれる。




するとバジリスクに異変が生じる―――




―――身体中の彼方此方がまるで風船のように膨らんだりへこんだりと、ボコボコと沸騰する泡のように蠢いていく。




―――体内の筋肉も骨も次々に爆砕していく恐るべき呪いの発動にバジリスクは悲鳴を上げた。




【GYUSYUAHAAAAA―――ッ!!!!!】




そんなバジリスクの正面に立つ人影は―――


「八雲君!!!―――いけません!まだバジリスクは息があります!!!」


―――ラーズグリーズの叫び声が広間に響く。


だが、八雲はその場から動こうとはしない―――


―――そんな八雲に気がついたバジリスクはその巨大な口を全開にして、毒息を吹きかけた。


しかし―――


―――胸の地聖神の『神紋』が輝き、八雲に呪いが掛からない加護が発動すると、一気にジャンプした八雲がなんとバジリスクの口内へと飛び込んでいった。




「―――彼は一体何を!?」




その異常な行動にラーズグリーズもゲイラホズも呆気に取られてしまう―――


―――しかし、その直後にバジリスクがこれまでにないほど苦しみ、藻掻き出す。


そうして広間の地面に悶絶しながら転がってくと、やがて腹の一部が黒点のように黒く染まっていく―――




「―――あれは!?」




―――ラーズグリーズがそう口にした瞬間だった。


バジリスクの厚い鱗が弾け飛んだかと思うと、その傷口から噴き出す漆黒の炎―――


―――天井に届く勢いで噴き上がる『地獄の業火』


それが誰の仕業であるかは一目瞭然だった―――




【SYURUSYURU……FUSYU……SYU……S……】




―――漆黒の炎が噴き出すと同時に、横たわって悶絶していたバジリスクの呼吸が短くなっていく。


やがて完全にそれは停止して、バジリスクが絶命したことを周囲に知らしめた―――






噴き出した黒炎がやがて小さくなりだして、残った洞穴のような傷口から八雲が飛び出してきた。


「―――八雲君!無事ですか?」


駆け寄るラーズグリーズとゲイラホズ。


「プハァ……ええ、大丈夫です」


そう言って笑顔を見せる八雲にふたりはホッとしたが、


「バジリスクの体内に入って、一体何をしていたのですか?」


八雲にわざわざ自分からバジリスクの口の中に飛び込んだ理由を問うラーズグリーズ。


「ええ、ラーズグリーズ先生の【呪術】でかなり身体を破壊されたにも関わらず、俺に向かって毒息の呪いを吐いてきたもんだから、それならと体内に入って心臓に直接これでもかってくらい『地獄の業火ヘル・ファイヤー』を撃ち込んでやりました」


八雲が事も無げにそう説明するのを、ラーズグリーズとゲイラホズは呆気に取られた顔で聴いていた。


「まさかそんなことを……でも、心配をかけるのは良くありませんね?これからはもっと慎重に行動してください」


そう言って八雲の頬に触れるラーズグリーズの瞳は妙に艶めかしく、その八雲に向ける視線は女の瞳だった。


「善処します/////」


そう言って照れ隠しをした八雲だったが恐らくラーズグリーズには見抜かれているのであろう、彼女は妖しく微笑むだけだった。


「イチャイチャしているところ悪いが、向こうもそろそろ片付きそうだぞ」


そう告げるゲイラホズが指差す方向に視線を向けると黒い塵に帰っていくコカトリスを見送るようにして、全員が無事な姿を見せている。


やがて巨体のバジリスクも黒い塵へと変わっていき、鉱石のドロップを残してその場から消えていった―――






―――お互いの無事を確かめ合った八雲達。


広間の奥にある『安全地帯』へと進行すると、そこにはやはり他の階層と同じく安全地帯が存在し、そして第五階層へと繋がる階段も確認出来た。


そこで八雲は上の階層と同様に基地ベースとなる建物の建設に乗り出す。


「―――土属性基礎アース・コントロール!!」


瞬く間に建物を建築した八雲は、


「今日は此処で一晩休息を取って、明日には第五階層に下りるぞ」


と、全員に伝えた。


すると雪菜が八雲に擦り寄るようにして―――


「ねぇ八雲♡ 晩御飯は何にするの?アレ?アレとか出しちゃうの?」


―――と、この階層の海で捕獲した魚介類に期待する素振りを見せる。


「分かってるって。雪菜も手伝ってくれよ。俺だけじゃ全部捌けないから」


「―――了解しました!それじゃあ今から捌いていくぅ~♪」


ノリノリで厨房に向かう雪菜をヤレヤレと言った表情で追いかける八雲……


その日の夜は高級魚介による様々な料理が食卓に並ぶことになるが、後にこの話を聴いたノワールがズルい!と言って八雲を困らせたのは、また別の話しである……


こうして攻略も残すところ第五階層のみとなり、そしてこの日の夜に八雲の下を訪れるのは―――



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