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第315話 ノワールとの夜と夢

―――八雲とノワールの夜は続く。


「あっ♡ んんっ……あんっ♡ あっ♡! ダメだッ!ンンッ♡♡/////」


ノワールは敏感なところを攻められて果てるが、八雲はかまわず攻め続ける―――


「も、もうホントにぃ!ダメェ~!!!や、やくもぉ~!こ、これ以上はぁ~!も、もう/////」


褐色の太腿を大きく左右に開き、膝の下を両手で持ち上げて八雲に自分の痴態を見せつけるノワール。


長時間攻め続けていたところから、漸く口を離して上半身を起こした八雲。


ノワールがまるで媚薬のように八雲を痛いほどに興奮させる。


「いくぞノワール……」


歓喜の表情と懇願の表情が入り混じったノワールの顔を確かめると同時に、


ひとつに重なった八雲は奥を目指して進んでいく―――


「ンハァアアア―――ッ♡! き、きたぁあ♡/////」


―――歓喜の声を上げるノワールは動きが激しくなる。


褐色の肌に玉の汗を流しながら艶めかしい動きで八雲を迎え入れるノワールの魅力に『理性の強化』は脆くも崩れ去る―――


「ア“ウ”ウ“ゥ―――ッ♡/////」


最高の美女が奏でる喘ぎ声と最高の快感を与えてくるノワールに、八雲の欲望は高まり昇り始めていた。


「アウゥ!―――ノワール!!!」


「あ“う”っ♡! あ“う”っ♡!―――も、もう、われもぉ♡!/////」


涙目でそう叫ぶノワールに向かって、高まった欲望を解放するために八雲は動きを更に早めていく―――


―――激しい肉と肉のぶつかる音を響かせて最後に突き上げると、一気に欲望を撒き散らして開放した。


ギュッとノワールを抱き締めて、逃がさないと言わんばかりに身体を擦りつけて欲望を流し込む八雲―――


「お“っほ”ぉお“っ♡! あ”あ“あ”ぁ~♡!/////」


―――注ぎ込まれていく欲望の勢いと熱に翻弄されて、半白目のまま舌を天井に向かって突き出して絶頂するノワール。


八雲はゆっくりとすべて吐き出していく。


そうして、ようやく落ち着いたかに見えた八雲だが―――


「あ“あ”あ“♡……エッ!?や、やくもぉ?……なに?……アウンッ♡!/////」


―――八雲は当然だが『絶倫』スキルの発動により、


そのまま次の体勢でノワールの形のいい尻を波打たせるようにして打ち出し始める―――


「お“お”お“っ♡ や、やくもっ♡ ちょっと、や、休ませ……ウンッ♡!/////」


「ハァハァ!―――ノワール!もっと!もっとお前としたいっ!!」


「そ、そんなっ!?オ“ホ”ォ♡! や、やくもっ♡! 八雲ォオオッ♡!/////」


―――その体勢から淫靡な響きも上がり、余裕で八雲は容赦なく攻め立てていく。


枕に顔を埋めて、籠ったような喘ぎ声で鳴くノワールの長い耳を甘噛みして舌で舐め上げる。


最早ここまで絶頂が続いているノワールは全身をブルブルと震わせて、八雲の律動に意識が何度も真っ白に飛んでは覚醒を繰り返していた。


だが無意識になっても八雲を歓迎することは止めず、突き動く八雲を包み込み、柔らかく、それでいて程よく締まり八雲から欲望を搾るように動いていた。


「アアッ!最高!さあっ!受け止めろォオオ!!!」


『神の手』スキルの出力を上げながら、一発目に勝るとも劣らない欲望を発射していく八雲のそれを感じ取り、強制的に絶頂させられるノワール。


「あ“お”お“ほ”ぉ♡! ま、またぁ♡! おっ♡ おっ♡/////」


押しつけられた八雲に感じながらビクビクと身体を痙攣させ、涙を流すノワール……


そんなノワールからゆっくりと離れた八雲は褐色の肌のコントラストにまた興奮が沸き上がっていた―――






―――それから、


何度も何度も攻められてノワールは八雲の欲望を受け止めていった。


もう何度絶頂したのかノワール自身も覚えていない―――


そんなふたりは今、八雲の部屋にある大きな浴場にいた。


湯船の縁に座った八雲の前にしゃがみ込みながら股の間に入り、


「んんっ……ウンッ♡……ハァ……ど、どうだ?八雲……我の……奉仕は、気持ち、いいか?/////」


褐色の巨乳に挟み込み、優しく柔らかく包み込んで胸で奉仕するノワール。


「ああ、いいよノワール……ノワールのおっぱい最高」


上からノワールの姿を見つめて、そのビジュアルだけでも爆発してしまいそうな八雲は、そっとノワールの頭を撫でてやる。


すると、見上げていたノワールの瞳が嬉しそうに細まる。


張りがありながらも柔らかい胸に包まれながら八雲は、


「ウクッ!!!」


激しく欲望を発射していった。


「あんっ♡! んあっ♡! す、すごい♡/////」


ノワールが愛おしくてまた同時にその顔を見ていると興奮してくる八雲―――


結局またベッドに戻ってからも、お互いに汗まみれになりながらも相手を求めて、また自分の絶頂を求めて熱く交わり続けていく。


―――それから、落ち着いたふたりが眠りに誘われ出した中でノワールが八雲に語り掛けた……


「なあ、やくも……」


「うん?どうした?ノワール」


八雲の胸の中で、顔を埋めてスリスリとしながらノワールは何かを言いたげだった。


そのことを察して黒髪の頭を撫でてみるとノワールは八雲に瞳を向けて、


「―――我も、我も『学園』というものを創りたいのだが、どう思う?」


意を決した様に、そう告げたのだった―――






―――翌日、


この日も学園は休日だった。


しかし―――


―――ノワールとふたり、明け方近くまで燃え上がり疲れ切って眠っているところに突然、嵐が突撃してくる。


バタンと開いた寝室のドアの向こうから現れたのは―――


「八雲ォオオオ!!!―――お前!!浮遊島を手に入れたそうではないかァアア!!!」


―――そう叫ぶイェンリンだった。


「ウオッ?!ビックリしたぁ!!……あっ、おはよう。イェンリン……」


ノワールと全裸のままで飛び起きる八雲。


「あっ、おはよう♪ ではないっ!!!―――八雲!お前、アズールに行って天空神殿を手に入れたそうではないか!しかも!!その浮遊島を『創造』でかなりカッコよく改造しているだとォオオ!!!」


「ハァ……さては雪菜だな……別に隠してた訳じゃないぞ。ただ、イェンリンはフォウリンとの引継ぎで忙しそうだったから、後から連れて行こうと思ってたんだ―――」


「―――今日連れて行け!!!もう紅蓮の監視の中で執務をするのにも限界なのだっ!お前が秘密基地とやらを造ったと聞いたから、それなら余をそこで匿ってくれっ!!!」


紅龍城に缶詰め状態にされていたイェンリンは、悲痛な表情で八雲に訴える。


「目的が不純すぎる……でも、ずっと頑張っていたみたいだし、偶には息抜きも必要だな」


「おおっ♪ 流石は余の夫だな♡ なんなら向こうで一杯満足させてやってもよいのだぞ♡/////」


「それは魅力的な提案だけど、今は朝飯を食ってからだな。残してきたドワーフ達の様子も見たいし、そうだ!フロックとドワーフ達も貸してくれよ。そうすれば整備も捗るし」


「おおっ!任せておけ♪ すぐにフロックに伝えて此方に呼び寄せよう♪」


喜々とした笑みを浮かべて『伝心』でフロックに伝えるイェンリンを尻目に、八雲はスースーと眠るノワールの、ツンと尖っている胸の突起が目に入って『神の手』スキルを纏った指先で、キュッ!と摘まみ上げた―――


「アフンッ♡! アァアアア―――ッ♡!/////」


スイッチを入れられて眠りながらビクビクと絶頂して身体を痙攣させるノワールを見て、


「よし!ヤル気出た!!」


と、気合いを入れる八雲。


しかし、その様子を見て―――


「……お前、女が眠っている間に……ホント鬼畜だな……」


―――と呆れ顔でツッコミを入れるイェンリンのジト目が八雲に突き刺さった。


「オゥ……思った以上に冷たい視線に全俺が泣いたぞ……」


そうして身体を起こし、ベッドから降りた八雲の股間を見たイェンリンは、長い間性欲も抑圧されていたので我慢出来なくなり、その場で八雲を押し倒して満足するまで離さなかった―――






―――そして、休日の二日目が始まる。


今日は黒の皇帝シュヴァルツ・カイザーと一緒に、イェンリンの朱色の女皇帝ヴァーミリオン・エンプレスも一緒に飛び立つ。


八雲からの仲裁で、紅蓮もイェンリンに今日は休日を楽しむことを許可し、白雪達も含めて全員で八雲の『ラーン天空基地』へと向かうのだった―――






―――《認識阻害《ジャミング》》でその身を覆い尽くして隠蔽している『ラーン天空基地』の下層部に張り出した入港口にやってくると、


【アテネ、専用の入港口はわかるか?】


【はい、マスター。第Ⅱ入港口だと理解しています】


【よし。中を進むと船渠ドックのデッキがあるから、そこで接舷してくれ】


【了解しました】


朱色の女皇帝ヴァーミリオン・エンプレスの艦長アテネに『伝心』を飛ばして、入港する入口の確認をした八雲はディオネに第Ⅰ入港口へと入港を指示する。


天空基地にゆっくりと入港する二隻の天翔船。


「―――剣帝母様!?こ、これは本当に現実なのでしょうか!?」


朱色の女皇帝ヴァーミリオン・エンプレスの艦橋では、初めて見る天空基地のサイバーパンクな建造物にフォウリンが引き気味でイェンリンに問い掛ける。


「フフフッ♪ ハハハッ!!―――八雲めっ!本当にどこまで余を驚かせて楽しませれば気がすむのだ!!心配するなフォウリン。ここは我等の夫の城ぞ。堂々と入城すればよい」


「はい!剣帝母様」


そう答えて艦橋からふたりで正面の巨大なゲートが左右に開き、その奥の船渠ドックに入港する様子を見つめていた―――



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