―――バビロン祭 二日目も終わって、
八雲達は『ラーン天空基地』に戻ってきた―――
今日はイェンリンとフォウリンと
全員が入っても余裕の食事の間に設置している厨房では―――
「よぉしっ!!カレーはこれでオッケーだな♪ アクアーリオ、ハンバーグの方はいけそうか?」
八雲と共に厨房に入っているアクアーリオは、八雲が子供達と約束したハンバーグカレーを仕上げていった。
「はい!此方はもういつでも盛れます♪」
大型レストランもビックリの巨大な厨房では、神龍四勢力が同時にそれぞれ調理出来るほどに広く、冷蔵庫や冷凍庫といった設備も充実させてある。
今日のメインは八雲達が作るので、
そうして全員の前に並べられた料理を前にして子供達の瞳はキラキラ☆と輝いて、ワクワクしながら八雲の挨拶を待っている。
「それじゃあ―――いただきまぁすっ!!!」
「は~い♪ いたらきましゅ♪」
子供達はニコニコしながらハンバーグカレーにスプーンを向ける。
「これは……初めて見る料理ね……香りはすごく食欲をそそりますけれど」
初めてカレーを見るレーツェルは興味津々といった様子で、ハンバーグカレーを見つめていた。
「八雲って自分で料理するんだなぁ~!」
ダルタニアンが八雲の立場で料理することに驚いて感心する。
「ああ、料理するのが好きなんだよ。うちのカフェのピッツァもリオンで作ったのは俺だから」
「あのピッツアも八雲が作ったのかよ!?」
「正確には俺の故郷にあった料理をこっちで作っただけなんだけどな」
「お前の故郷は色んな物があるんだなぁ」
八雲とダルタニアンが話している横ではノワール、アリエス、ダイヤモンド、フレイアがシェーナ達の横で甲斐甲斐しく食事の様子を見ながらニヘラァ~とした笑みを溢していた。
美味しそうに食べる子供達の様子は、ノワール達ではなくとも顔が緩んでしまう。
そんな中で―――
「あちゅ!……それに……辛い……」
―――と可愛い声を上げたのは、レーツェルだった。
「辛すぎましたか?子供達用の甘口のカレーもありますけど?」
「……いえ、辛いですが……美味しいですわ。頂きます」
そう言ってスプーンを進めるレーツェルを八雲と共にアトスとアラミス、ポルトスも笑みを浮かべて見つめる。
そして―――
「オラァアアッ!!!―――おかわりっ!!!」
「私もおかわりですっ!!!」
「僕もおかわりだよっ!!!」
―――もはや遠慮を知らないイェンリンと
その様子にオーヴェストから来た王族たちは少し引いていたが、聖法王はユリエルと楽しく食事を取り、ヴァレリアとシャルロットも家族達と楽しく食事をしていた。
厨房に繋がる通路に皿を片手に先を争うイェンリンにジェミオス、ヘミオス、それにアマリアまで加わり次々と大量に用意しておいた大鍋のカレーが減っていく……
その間に子供達は甘口のハンバーグカレーを食べ終わり、お腹をぽんぽんとしながらケプッと息を吐いて満足した表情を浮かべていた。
デザートまで食べて、お眠になった子供達を連れて寝室に向かうノワール達。
皆もそろそろ解散して明日に備えようという時に―――
「アラミス……黒帝陛下に食事の御礼にお茶をご用意して差し上げて……陛下のお部屋で」
「へ、陛下!?……はい、畏まり、ました……/////」
―――レーツェルがアラミスのことを想って八雲の元で夜を過ごせと気を遣ってくれた。
「それじゃあ、折角だから行こうか」
八雲の言葉に、少し頬を染めたアラミスは、
「ハイ……八雲様……/////」
小さな声で返事をして、期待に染まった瞳を向けるのだった―――
―――八雲の部屋に来たアラミス
「ああっ♡! あんっ! あっ♡! んんっ―――や、やくもさまァアア♡♡/////」
チャイナドレスの胸元を開けて、青いリボンで括っていた長い金髪を解き乱れさせてベッドの縁に手をつくアラミス。
チャイナドレスの裾を託し上げて後ろから覆い被さる八雲。
部屋に入ってすぐに、アラミスに後ろから抱き着いたかと思うと、チャイナドレスの胸元を開けさせて推定Fカップの胸を揉みしだいて『神の手』の快感を流し込んだ。
『神の手』を久しぶりに感じたアラミスの身体は過敏に反応して、スベスベとした白い肌はほんのりとピンクに染まり、しっとりと汗ばんでいた。
アラミスの胸を堪能した八雲はそのままアラミスにベッドの縁に手をつかせて、チャイナドレスをやや強引に捲り上げると、
チャイナドレスに合わせて着けていたTバックの白い尻が八雲の前に飛び出してきた。
尻を強調するTバック―――
「これは、もう?」
「イヤッ!おっしゃらないでっ!それは……/////」
―――八雲とふたりきりの時は乙女なアラミス。
その愛らしいアラミスを見て、はち切れんばかりに八雲はTバックをズラすと彼女とひとつになったのだった―――
「あうっ♡! はあぅ! んんっ♡! あ、ああっ! や、やくも、さま! は、はげしいぃ♡♡!!/////」
寝室に響き渡るふたりの密着する音と―――
「ハァ!アラミス!すごい!絡みつく!」
―――処女を失ってそれほど経っていないアラミスの、吸いつくような肌の感触を堪能する八雲。
「あっ♡! あっ! わたし、ちゃんと、やくもさまを、き、きもちよく、できて♡ アァアアッ♡♡!!/////」
激しく八雲に抱かれながらも常に吸いつき絡みつく肉体はお強請りしてくる様だ。
「ハァハァ!アラミス!アラミス!まず一回いいな!」
アラミスの返事を待たずに身体を大きく揺らす八雲―――
「アイィイイッ♡♡ わ、わたしも―――ッ♡ イウゥウウッ♡♡♡!!!/////」
―――腰の動きを早めるのと同時に『神の手』を強烈に発動した八雲に強制絶頂をさせられて、半白目で舌をブルブルと震わせるアラミス。
「ウオォ―――ッ!!!」
絶頂によって締め付ける感触に、八雲の欲望を解放する―――
「アアァアアッ♡♡♡ い、いっぱぁい♡♡ あ、あいぃ♡♡ あ、まだ♡♡/////」
身体を重ねながら、まだアラミスに注ぎ込む八雲―――
「ああ、アラミス……最高……気持ちいい……」
後ろから覆いかぶさり、アラミスの耳元で囁く八雲。
「やくもさまぁ♡……えっ?や、やくもさまっ!?/////」
そのままアラミスの上半身を起こした八雲は、アラミスの両手を後ろ手に自身の首後ろで組ませると―――
「―――よっと!!」
―――アラミスの両膝に手を入れて、軽々とアラミスを後ろから持ち上げた。
するとアラミスの全体重が八雲の両手に委ねられて、そして奥まで一気に圧迫した―――
「オホォ―――ッ♡♡♡!!!/////」
アラミスを持ち上げたままクルリと向きを変えた八雲は、ベッドに背を向ける状態となってそのままベッドの縁に腰を掛ける。
すると、座った勢いでまたアラミスを突き上げた―――
「ア”ア”ァア“ァッ♡♡♡!!! ダメェエッ♡♡!!/////」
―――両脚を八雲の腕に吊り上げられて身動きの出来ないアラミスは、こうなると八雲に好きに突かれることしか出来ない。
アラミスの喘ぎ声が泣き響いていく寝室で、八雲はアラミスを何度も上下に振り動かし、アラミスの絶頂の度に『絶倫』スキルで次のストロークを開始するのだった―――
一時間後―――
ベッドの上で横向きになっているアラミスにクロスするような体勢で突き上げる八雲。
さっきまで八雲の上で背面座位にて何度も達したアラミスは、意識が朦朧としながらも身体は八雲を求めていく。
「あうっ!あうっ!あんっ!いい♡! もっと!もっとぉ♡!/////」
「エロい顔して、そんなに気持ちいいのか?アラミス」
「あうっ♡! あいぃ♡! き、きもち、イィイ♡ だから、もっと♡ もっと♡!/////」
「ほらっ!アラミス!受け止めろよぉ!!」
より奥まで届く体勢を利用して、密着すると宣言通り欲望を解放する―――
「アハァアアアア―――ッ♡! また、きたぁああっ♡! ア”ア”ア”ァ♡//////」
欲望を流し込みながらアラミスの姿を楽しむ八雲。
「まだ、今夜は寝かさないぞ」
「ひゃ……ひゃいぃい♡/////」
アラミスが、涎を垂らしながら笑顔でそう答えていた……
三時間後―――
「あうっ♡……あんっ♡……んんっ♡……あっ♡/////」
仰向けになった八雲の腰の上で、ゆっくりと身体を上下するアラミス。
八雲に自ら奉仕する体勢を教えられ、自分の気持ちいいところに当て過ぎないように調節する術を教え込まれていた。
何度も欲望を吐き出されて粘着質な水音がゆっくりと響く。
「いいぞ、アラミス……そうやって小刻みに動いて」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡……うんっ♡ これ切なくなります♡ ああっ♡/////」
腰を浮かせて締めつけながら、小刻みに擦りつけて八雲を快感に導く性技をアラミスは会得しようと自らの快感と戦っていた。
その状態で先ほどの腰の動きを重ねて八雲に攻めを教えられ、アラミスは新たな性技スキルを会得していく。
「オオォ……気持ちいい……アラミス!!!」
「あっ♡! はいぃ♡ ウゥウ―――ッ♡♡♡/////」
八雲の欲望が勢いよく吐き出される―――
―――上から押し付けた腰をグリグリと前後左右に振りながら受け止めるアラミス。
「ア”ア”ァッ♡♡♡ あぁああっ♡ やくもしゃま♡ しゅき♡ しゅき♡/////」
最後まで搾り上げながら、ビクビクと全身を痙攣させるアラミスに八雲は欲望を吐き出し続けていた―――
―――アラミスとの熱い夜を過ごして、学園祭の三日目の朝が始まる。
今日の本選は午後一時からということで、それまでには昼食を取っておこうという考えの客が殆どだったため学園祭の各飲食関係の店は過去にないほどの大盛況となっていた。
また、『激闘!!
そんな中で、八雲が正午には快晴の大空に今日の本選トーナメントを
そのトーナメント表は、
十六名の闘士の名が刻まれた決戦の狼煙となった―――