目次
ブックマーク
応援する
1
コメント
シェア
通報

第370話 コゼロークとアマリアとの夜

―――キャンピング馬車で過ごす夜


八雲の寝室に集まったジェミオス、ヘミオス、コゼローク、アマリアの妹グループがゴスロリの服を脱ぎ去ると、その下から現れたのは―――


「ピンクの……マイクロ下着……だと……」


―――四人が身につけているのは、布面積をギリギリまで縮めたブラとショーツという異世界に存在していいのかと思わずにはいられない下着が紐で結ばれて、辛うじて乙女の大切な場所を隠している。


大人びた笑みと唇をペロリと舐める仕草を見せる、推定Cカップのジェミオス―――


普段は元気満点のヘミオスは下着に照れているのか、顔を赤くして恥じらう姿が逆にギャップ萌えを煽る―――


一番大人しい性格のコゼロークは今にも泣きだしそうな顔をして、プルプルと震え、それがまた可愛さを溢れさせる―――


普段は堂々とした態度のアマリアは同じく顔を赤くはしているが、両腕で推定Dカップの胸を覆うようにして辛うじて強い意志を保っているように見えた―――


「兄さまを驚かすには、どうしたらいいのか考えていた時、それならと雪菜様にご相談しまして♪」


「ここでカットインしてくるのか……」


喜々として彼女達の相談にノッている雪菜の姿が目に浮かぶ八雲……


「そうしたら雪菜様がこの下着をくださいまして。絶対に兄さまが喜ぶと……/////」


「流石に大事なところがパカッと割れてるような下着は無理だと思ったから/////」


ヘミオスもブラのトップやクロッチがオープンになっている下着は無理だったようで、


「それはまた今度、期待しとくよ♪」


八雲に笑顔で言われて後に引けなくなったヘミオスはウゥ~と唸りながら、


(雪菜様に次は借りよう/////)


と、密かに決意していた―――






―――八雲の寝室にあるベッドはキングサイズをさらに一回り大きくしたような広さだ。


そのベッドの上に並んだ四人を前にして八雲も鼓動が早まり出している。


「兄さま、初めはコゼロークちゃんからお願い出来ますか?」


ジェミオスが八雲に提案してくるのを聞いて、


「俺は勿論構わないけど、コゼロークは、いいか?」


「ヒャイッ!……お、おねがい……します/////」


緊張している様子が伺えるコゼロークを八雲はそっと手を掴んで座っていた自分の膝の上に横向きに座らせる。


「ヒャァ!?……えっと……/////」


「大丈夫だ、コゼローク。ゆっくりとするから、だから楽にしていてくれ」


「あうっ……は、はい……よろしく……おねがいします/////」


緊張したコゼロークの顎にそっと手を添えると、こちらを向かせて唇を奪う。


「んっ?!―――んんっ!……んはぁ……んちゅ……/////」


初めての唇のキスに驚いたコゼロークだったが、舌から伝わって来る八雲の『神の手』スキルによって、頭の中がポカポカとしてくるような気持ち良さに囚われていく―――


次第に舌を絡めることに抵抗がなくなってきたコゼロークは様子が変わりだす。


「ちゅっ……んんっ……好き……ちゅう♡……すき……んちゅ♡ くちゅ……しゅきぃ♡……/////」


甘えた声を出し始めて、瞳には早くも♡マークが浮かんでいそうなくらいに蕩け始めていた。


(コゼロークって、実は―――ものすごく甘えただったのか)


自ら柔らかくて可愛い舌を懸命に絡めてくるコゼロークの姿に八雲だけではなくジェミオス達も意外な一面を見て驚いていた。


腕の中で八雲の唇に絡みつくコゼロークを八雲は優しく撫でながら、そのほとんど裸状態のマイクロブラの上から掌で胸をそっと揉んでみる。


「んあっ♡……むね……もっと……やくもさまの手……温かいです/////」


掌に発動した『神の手』によって、触れられたところすべてが快感に変わってコゼロークの抑えられていた欲求が、徐々に顔を覗かせるように艶っぽい表情へと変貌していた。


「あっ、あっ、んんっ! あんっ……そ、そこ……ピリピリします/////」


「イヤか?」


八雲の問い掛けに感じて蕩けだした顔でフルフルと首を横に振るコゼロークを見て、八雲はクスリと笑みが零れる。


「それじゃあ、もっと気持ちよくなろうな♪」


そう告げた八雲の右手が、スルッとコゼロークの下半身に滑り落ちていくと申し訳ない程度にだけある小さな布の中に滑り込んだ。


「んんっ♡!ンンアァッ♡!!や、やくもさま!そ、そこは……ッ!/////」


乙女の秘密の花園に触れられたコゼロークは目を見開きながら羞恥心に悶えつつも、そこから流れ込んでくる『神の手』の快感に恍惚とした表情を浮かべていく。


右手の指で弄びながら左手の指では胸の先端を継続して転がしたり、摘まんだりを繰り返していくと、途端にコゼロークは全身に稲妻が走るような快感に、身体をビクンッ!と大きく跳ねさせた。


(おっ!イッたみたいだな♪)


八雲の『神の手』は処女のコゼロークが太刀打ち出来るような力ではない。


純真な乙女が頬を赤く染めながら、懸命に声を我慢したままビクビクと震えて絶頂している姿は、八雲の背筋に背徳感とゾクゾクした快感が同時に押し寄せてくる。


「ハァハァ♡……んんっ♡……ハァハァ♡/////」


肩で息をしながら朦朧としているコゼロークの下着をそっと引き下ろすと、


「いくぞ、コゼローク」


八雲はそっとコゼロークに囁くのだった―――






―――衣服をすべて脱ぎ捨てた八雲


引き締められた逞しい肉体を曝け出して、横になったコゼロークの膝裏をそっと掴むと、ゆっくりとその脚を開いていく―――


「あっ!……アウゥ……は、はずかしい……ですぅ/////」


朦朧とした意識から、足を広げられていく感覚で正気を取り戻したコゼロークの目の前には八雲の逞しいそれが聳え立っている。


「アウゥ!?……お、おっきい……/////」


顔を両手で覆いながらもチラチラと八雲に視線が向かってしまうコゼロークに、八雲は優しく告げる。


「大丈夫だ。俺の『神の手』スキルで気持ちよくして、『回復』も同時に使うから痛みも感じない。だからコゼロークは力を抜いて気持ちいいのだけ受け止めてくれ」


「は、はいっ!……承知しました……やくもさま……ハァハァ♡/////」


―――遂に八雲に抱いてもらえる。


コゼロークの胸の中はその想いでいっぱいになり、ドキドキと鼓動が早鐘のように打ち鳴らされて期待と不安で息が荒くなっていく。


そうしてコゼロークが背中を軽く弓なりにしたタイミングに合わせて、八雲は身体を前に突き出した―――


「ンアアァアアアッ!!!/////」


コゼロークは背中を弓なりにしたまま、ビクビクと震えて自らの身体の中に初めて雄を受け入れた感覚に振り回されていく。


「ヒャアァアッ?!ダ、ダメッ!あっ!あっ!なにかっ!きちゃうっ!!アァウウン―――ッ♡♡♡!!!/////」


普段は無表情で大人しいコゼロークが必死に両手で口を押えて、絶頂の声を我慢する姿が八雲の琴線に触れて刺激との相乗効果で腰の動きが加速していく―――


「ハァハァ!コゼロークッ!俺も、いいなっ!!」


―――何度も何度も身体をぶつけながら、


汗を流すコゼロークに欲望を遂に吐き出す八雲―――


コゼロークを満たしたことの達成感に包まれる八雲と、その『龍印』の力によって下腹部に『龍紋』が浮かび上がったコゼローク……


突き出されたコゼロークの舌に引き寄せられるようにして、自らの舌を絡めながら八雲はゆっくりと腰を引いていく。


「あんっ……んちゅ……れろっ……チュッ―――ンンッ♡!/////」




痙攣しているコゼロークを見て、それまでジッとふたりの情事を見つめていたアマリアの鼓動は早鐘を打っている。


そんなアマリアに顔を向けた八雲は―――


「待たせたな、アマリア。さあ、おいで」


―――そう優しく囁く八雲に、まるで吸い寄せられるようにして、


「……はい♡」


その言葉に従って八雲の腕の中に飛び込んでいくのだった―――






―――コゼロークの次に、アマリアを傍に寄せた八雲


ピンクのマイクロ下着が申し訳ない程度の布面積で隠した胸がほとんど零れ落ちそうな状態で、たゆん♪ と八雲の目の前で揺れると、アマリアの頬にそっと手を添えて急かす鼓動を落ち着かせるようにゆっくりとキスをした。


「んっ……んちゅ……はぁ♡……キス……しちゃいました/////」


「アマリアの唇、柔らかいな」


唇を見つめられて八雲にそう言われると、途端にアマリアは一気に顔が熱くなる。


「アマリア、ちょっとこっちの壁際に向かって膝立ちしてくれる?」


「はい?……あの、こう……ですか?/////」


八雲に促されてベッドの枕元側にある壁に手をついて、背中を向けるアマリア。


その滑らかな肌の背中を見つめて、腰のところから生えている獅子の尻尾が、ぷらんぷらんと左右に揺れているのがどこか楽しくなってくる八雲だったが、そのアマリアの後ろから覆い尽くすように重なると、壁に手をついているアマリアの脇の下から両腕を通して、四人の中では比較的大きめなその胸の上から軽く鷲掴みにした。


「―――ヒャアッ!?や、やくもさまっ!?あっ!んんっ♡/////」


推定Dカップの柔らかなその胸を下から撫で上げるように手を動かして、その小さな三角の布切れの中に滑り込ませると、その中ですでに固く育った突起に指が触れた。


八雲は心の中でアマリアの乳首に挨拶しながら、発見したそれをカリカリと指の先で引っ掻くようにして転がす。


「んんっ……あっ……あっ……ダメ……これ、すごい♡/////」


ベッドの上で壁に向かって膝立ちして、後ろから男に抱き着かれて胸を弄ばれるという初体験に、アマリアは羞恥心と同時に八雲という強い雄を感じさせる存在に触れられて、全身が無意識に喜びに震え始めていた。


お転婆な気質を持つアマリアといえども一国の王女である。


簡単に自分の肌を男に触れさせるような真似など勿論させることなどなかったが、自分の中で最強だと思っていた父親を間違いなく超える強さを持った八雲を見た時から、アマリアの中の雌が目覚めていたのだ。


アマリアはこれまで無意識に八雲の傍に侍っていたが、今はハッキリと自分の中の雌の部分を自覚する。


「あっ、ンフゥ♡ あんっ、むね、あついっ、あんっ♡/////」


アマリアは、八雲の手から伝わってくる『神の手』スキルと自らの興奮によって、下腹部の疼きと同時にマイクロショーツの小さな布をモジモジと内股を擦り上げて興奮を示している。


尻に八雲の硬いものが当たっているため、さらに興奮は増していき、無意識に膝が内股に変わっていくアマリアの耳元で八雲が囁く。


「次は下を触るけど、いいよな?アマリア」


唐突な問い掛けに、ピクンと反応したアマリアだったが答えはもう決まっている。


「は、はい……/////」


か細い声で返事をしたアマリアの了承を確認した八雲は両手のうち、右手をそのままスベスベしたお腹を撫でるように滑らせて、小さなショーツの中にズボッと突っ込む。


「ヒャァアアッ!?/////」


一番大事なところを触れられて思わず大きな声を上げるアマリアだった。


だが、ゆっくりと撫でるようにしながら、


「可愛いな♪ アマリア」


そう耳元で囁かれただけでアマリアの胸の中は幸福感でいっぱいになっていき、さらに『神の手』の指先で与えられる快感で全身がブルリと震える。


「んんっ♡!……や、やくも、さま……もう……/////」


涙を溜めた瞳で振り返りながら、八雲に懇願するアマリアを見て、


「それじゃあ、ベッドに横になろうか」


そう促すも、


「あのっ!!よ、よろしければ……ど、どうか、このまま……/////」


アマリアはなんとこのまま膝立ちバックの体勢で八雲に純潔を捧げると言い出してきたことに、言われた八雲は驚きを隠せないでいた。


「いいのか?このまましても?」


念を入れるように問い掛ける八雲だったが、


「はいっ♡……あの、うしろから……抱きしめてもらってると……なんだか安心出来て/////」


そう告げるアマリアの瞳は涙で輝き、興奮と淫靡な魅力を放っている。


その姿に八雲の中の獣が、のそりと表に顔を出した。


「ハアゥ! あっ、あっ、あついのが……/////」


熱い塊が当たっているのを股間に感じて、アマリアの尻尾が期待するようにフリフリと早く揺れ動く。


「ゆっくりといくからな?力抜いて」


「は、はいぃ!/////」


八雲は理性が振り切れ、腰を前に突き出していく。


「ああぁ……アアァアアアッ♡♡/////」


(あはぁあっ♡♡♡ んんっ♡……ああっ♡ な、なに?今のは……あ、頭のなか……真っ白になって……)


『神の手』の効果によって一突きで昇天を体感したアマリアは、腰の尻尾がピンッ!と天井に向かって立ち上がったのを八雲は見逃さなかった。


「アマリア……もしかしてイッた?」


イッたことで頭がボォーとしているアマリアは、八雲の言っていることが理解出来ていなかった。


「ハァハァ♡ イッた?……イクって?……あ、あたまの中、真っ白になって……/////」


荒い息を吐いて答えるアマリアの表情を見て、八雲はアマリアの絶頂を確信する。


「今のそれが絶頂ってやつだ。これからいっぱい、それがくるから受け入れて気持ちよくなるんだ」


「……気持ち、よく……はい♡/////」


微笑みながら返事するアマリアを見て、八雲は腰を前に突き出す。


「あはっ♡!あああっ♡!こ、これっ♡!きもち、いいぃ♡♡!!/////」


アマリアは早くも順応し始めていた。


八雲の『神の手』に掛かれば例え処女であっても一晩で淫らな女に変貌させられてしまう。


それはここにいるジェミオス、ヘミオス、そして先ほど八雲に処女を捧げたコゼロークもまた、八雲に突かれるアマリアの姿を見て―――


(羨ましい……/////)


―――と、そう思わせるだけの快感を身体に刻みつけられていた。


「あおっ♡! ハァアアッ♡/////」


そして―――


「アハァアアァアアッ♡♡♡!!!―――あぁあぁぁ……/////」


天井を見上げながら突き出した舌をブルブルと震わせて失神しかけていた。


「ハァハァ……アマリア」


「アヒィッ♡ あおぉ♡ も、もう、むりぃ♡/////」


キャパオーバーな快感にアマリアは八雲の腰の動きを止めようとするが、


「さあアマリア、ここからしっかりと俺のこと、忘れられない身体にしてやるからな」


八雲はアマリアの中にM気質があることを見抜いて、わざとそんな言い方をしながら左手で弄んでいた乳首をキュッと摘まんでやると、


「アンンッ♡♡♡!!!―――ハァハァ♡♡ ああっ、やくも、さまぁ♡ して♡ もう、アマリアは、やくもさまのものなのぉ♡/////」


甘えるような声で八雲のもの宣言をしたアマリアに、背筋がゾクゾクした八雲はこのまま止まらないと心に決めた。


まだ年端もいかない妹のようなアマリアを自らの虜に変えていく今を八雲は存分に楽しむことにした。


そこからは容赦のない腰の律動がジェミオス達の見守る中で容赦なく繰り広げられる―――


「ア“ァア”ア“ア”―――ッ♡! オ“ォオ”オ“ッ♡ アオゥ♡! アオゥ♡!/////」


―――獣のような嬌声を上げながら唇からは涎を垂らし、半白目になりながら舌を突き出して何度も絶頂を刻まれていくアマリア。


その乱れきった姿が余計に八雲を興奮させて、ついに限界点を向かっていく―――


「アアッ!アマリアッ!いいな!しっかりと!―――受け止めろォオオッ!!!」


歯を食いしばりながら我慢していた限界を解き放ち、八雲の欲望を注ぎ込んでいく―――


「ア“ハ”ア“ァア”ア“ア”―――ッ♡♡♡!!!/////」


「ハァハァ……全部……全部、受け止めろ……アマリア」


ようやく長いそれを終えて、アマリアが満たされた頃、彼女の下腹部に淡い光を放ちながら『龍紋』が浮かび上がってきた……


アマリアの顎をそっと引いて後ろ向きにさせると、八雲は突き出ていた舌に吸いつく。


「んっ♡……んっ……んんっ♡……/////」


お互いの舌を絡みつかせながら、余韻に浸る八雲とアマリア。


「ハァハァ、やくもしゃまぁ、しゅきぃ♡♡/////」


「アマリア。まだ夜は長いから―――なっ♪ そうだろ?」


そう言って振り返ると、すでに恍惚とした表情をしたジェミオスとヘミオスがニッコリと微笑んで、


「―――はい♡ 兄さま/////」


「―――うん♡ 兄ちゃん/////」


ようやく自分達の番が回って来たという喜びに笑みを濡らすふたり。


そんなふたりを抱きしめながら、


「それじゃあ、今度はふたりの番だ」


抱き寄せたふたりの耳元でそう告げる八雲だった―――



この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?