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第59話 起死回生!?

【Soul Buster】

9戦を終えて1勝8敗と、かなり追い込まれている亜沙美だが…彼女の目はまだ死んでいなかった!


「ε٩(๑>ω<)۶зもう 許さないかんね!!」


✱「んっ!?」

✱「何か手がある?」

✱「ヤケクソか」

✱「アミー水か」


「アミー水じゃないってば!ホント、この人ってエロコメばっかりね!……それは置いといて…いでよ!女剣士アミちゃん!」


「私の出番ですか…参ります!」


✱「おっ!」

✱「別キャラ作ってたか」

✱「実力は?」

✱「剣士タイプか」


亜沙美も考え無しではなかった。武器のリーチが短すぎる杖を持つ魔法使いでは、不利な戦いになるかも知れない。と、予想を立てていたのでソード使いの剣士もキャラクリしていたが、時間が足りなかったので衣装は同じだった


対して10戦目の相手は……大人気漫画のサブキャラクター【クリクリ】だ


「Σ(゜□゜)あっ!!ドラゴンボーイの少林拳を使うキャラだ!」


✱「どうなんだ?」

✱「素手だし背も低いしヤバくね」

✱「玄人じゃなければ…有るか?」

✱「逆に上手いんじゃね?」


「いざ尋常に……始め!!」


10戦目の勝負が始まった。ここで負けてしまうと…いよいよヤバイ亜沙美は、ここ1番の集中力で戦っていた


✱「アミちゃん、やるやん」

✱「負けんじゃね」

✱「素手はなぁ」

✱「良い勝負だな」


対戦相手は連敗中のアミに対して気を遣ったのか?リーチが極端に短い素手のキャラクターを出してきた。対してソードを持つアミは、それなりにリーチが有るのでようやく互角に戦えていた


「くっ…何とか1勝1敗、次で決める!」


相手は上手いが、やはり素手キャラのハンデが効いているようで、試合は五分五分のまま決戦を迎えた


……………………………………………


「ヨッシャアアアアアアア\\٩(๑`^´๑)۶//遂に2勝目ゲットだわ!わはははは、どうよ!」


✱「ギリ負けたか」

✱「五分に戻ったな」

✱「もう油断すなよ」

✱「マジか…」


10戦目をモノにした亜沙美は、通算2勝8敗にし20敗を阻止する大きな勝利を得た!


「よしよし!この調子でイっちゃうよ!」

✱「もう負けんなよ」

✱「次は誰」

✱「接待すなよ」

✱「さて、どうなる」


次の対戦相手は……


「(゜∀ ゜ )/えっ!?何?ロボット?」


✱「マシンガンZか」

✱「懐かしいの来たな」

✱「どうなんだ?」

✱「知らん」


どうやら、昭和アニメの大ヒット作品【マシンガンZ】のメインロボットのようだ。ゴツイ体格が印象的だが、その実力は?


……………………………………………


「ꉂꉂ(>ᗜ<*)ぬはははは!!やったよ。3勝だぁ!ひゃっほー!!どうよアミちゃんの実力は!」


ロボットのキャラクリで一見強そうに見えたのだが…このキャラも武器を持たない素手キャラだったのが効いて、亜沙美が紙一重で勝利した


✱「マジかよ!」

✱「プレイヤーおっさんか?」

✱「やべぇな」

✱「誰か強いヤツ行けよ」

✱「コス写メが」


初めて連勝した亜沙美。これで対戦成績が…3勝8敗となり残りの14戦中で3勝すれば、コスプレ写メを魅せないで済む


「(*´艸`*)ァハ♪こりゃ決まったかなぁ?むふふふふ♪おーほっほっほ…ほげっ!?ゲホッゲホッ…し、失礼しました…気管支に入った……ゲホッ…」


イッキに戦局が有利になった亜沙美は、嬉しさのあまり唾液を喉に詰まらせてむせていた


✱「おいー!」

✱「猛者居ない?」

✱「入らせてくれー」

✱「俺!俺だよ、俺!」


コスプレ写メを拝めるご褒美が危うくなり、急にコメント欄がざわつき始めた。一方亜沙美は上機嫌になっていた


「さぁさぁ!次は誰なのかな?」


剣士アミに変えてリーチの有利さを得てからは、かなり良い感じに戦っていた


「くくく……無駄ムダむだぁ!」


✱「(ノ゜ο゜)ノ オオォォォ-」

✱「ジオ様キターーーーーー(゜∀゜)ーーーーーー!!」

✱「これは期待」

✱「頼みます」


次に来たのは大人気作品の【ジオの奇妙な商戦】のメインキャラ【ジオ・ブランド】だった。ヨーロッパを舞台にブランド品で商売をし、各地を転々としていた際にドラキュラに噛まれ不死の商売人となった悪のカリスマ的キャラクターだ


「さ、流石にこれは…マズイかも…」


週間少年誌で大人気だった作品だが、あまりに有名な作品なので亜沙美も知っていた。視聴者(アミーゴ)たちの期待を一身に受けた【ジオ・ブランド】との戦いが幕を開ける




続く

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