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第101話 目覚めたロミータ

【プール施設】

「ごめんなさい…もう、止められないの!」


亜沙美は限界寸前だった。その背後から亜沙美のお腹辺りを押さえ込むように抱擁していたロミータ。彼女の身体の震えが全身に伝わってきた


「い、良いのよ。この後プールには消毒薬いっぱい入れるから…明日のオープン前にはまた、水張り替えるんだから…気にしないでね…はぁはぁ…」


(彼女の配信にたびたび出てきた【アミー水】って単語が気になったから…ちょっと悪戯(イタズラ)しちゃったけど……何なのっ!?この可愛い生き物はっ!?…はぁはぁ…あ、亜沙美をロミーだけのモノにしたい!…そんな風に見ちゃってるの?どうしちゃったのロミーってば…)



配信者の中には自分の事が好きな人が多いようだ。と何かの記事で見掛けた気がするが…ロミータは典型的なそのタイプの配信者で、人から好かれる自分に酔いしれる1面を持っている


そんな彼女は他人にあまり興味を抱いてこなかった。強いて言うなら…昔からホームステイして姉妹のように仲良く育ってきた梨香くらいだった


そんなロミータが初めて、それ以外の他人に興味を持ったのだ。しかも、かなり歪んだ愛情の形で…ロミータ本人もその事に気が付き動揺している



「私…高校生にもなって…えぐっ…プールの中でお漏らししちゃう様な恥ずかしい子でごめんなさい…本当に恥ずかしいよぉ…」


「ううん。本当に気にしないで…消毒用に張った水だったから水温も低かった思うの。水分補給もした後だし、お腹が冷えるから仕方ないわよ、うん…」


とか言って亜沙美を慰めているロミータだが…彼女がお漏らししてしまった原因は、ロミータが亜沙美に飲ませた利尿剤入りスポーツドリンクなのは間違いない!



「ほら、撮影も終わったし…上がりましょ」


「う、うん…」


ロミータは亜沙美の手を取りプールサイドへと移動する


(あっ!亜沙美の手、柔らかい。女の子の手ってこんなに柔らかいモノだったかな?…亜沙美の手だから?もしかしてロミーは亜沙美の事を!?)


小刻みに痙攣しながらプールの中で漏らしてしまった時の亜沙美の表情。その恥ずかしさに耐えながら、涙目で見てこられた時に感じたあの愉悦感。それらがロミータの常識に大きなヒビを入れた!

「パリンッ!」




【プールサイド】

「さぁ亜沙美も上がりなよ」


先にプールの水から上がったロミータ。亜沙美にも出るように催促するが…


「あれ?上手くチカラが入らない…上がれないよぉ…」


(( ゜∀゜):∵グハッ!!な、な、なんて可愛い顔をするのよ!こんなのロミーじゃなくても好きになって当然だわ…うっ!?ヤバイわ。鼻血が出そう…)


「ほら、手に掴まって…」


ロミータは鼻血が漏れない様に気を付けながら、亜沙美に手を差し伸べて引っ張り上げた




【ベンチ】

泳ぎ疲れた人達が休憩出来るように、施設内に木製のベンチが設置されている。ロミータは亜沙美をソコに座らせた


「冷えちゃうと良くないから…身体拭くよ?」


「うん。ありがとう…」


プールから上がってからも亜沙美は「グスグス」と泣き続けていた。そんな彼女を優しく包み込むように持ってきたバスタオルで、亜沙美の全身の水分を拭き取るロミータ


「くん…すん…」


(ほわあぁぁぁ!亜沙美のフルーティーな体臭がロミーの鼻を刺激してくるわっ!なんて良い香りなの!?ずっと嗅いでいたい!)


ロミータはスッカリ百合のHENTAIさんになっていた


(亜沙美の事をもっと知りたい!亜沙美ともっと触れ合っていたい!亜沙美をもっとイジメたいわっ!)


完全にロミータは亜沙美の可愛さにヤラレていた!初めて感じる他の女の子の可愛いさに、スッカリ夢中になっているようだ


「だいたい拭き取れたわね。はい、貴女の上着よ。冷えないようにね」


「ありがとう…本当にありがとうね」


「い、良いのよ。これくらい…ロミー達は友達でしょ?困った事があったら何でも言ってね!出来る限りチカラになりたいわっ!」

(もっと亜沙美の可愛い顔を見たいわっ!)


ロミータの頭の中は「可愛い亜沙美を見たい」ただソレ1色に染まっていた


(ピキーン!!)

まだ鳴いている亜沙美の顔に見惚れていたロミータに、更なる閃(ひらめ)きが走った!


「えと…あのね亜沙美…水着の下…亜沙美の…で濡れてるでしょ?梨香たちが入ってくる前に1度すすいだ方が良いわよね?」


「(; ꒪ㅿ꒪)えっ!?」


「後ろ向いててあげるから脱ぎなさい。パパっと洗ってきてあげるからさっ!」


「う、うん……あ、あれ!?」


「どうしたのよ亜沙美?」


「まだ上手く…チカラが入らなくて…脱げないよぉ…」


「そ、そうなの?…ドキドキ…」


(コレは【Chance】なのでは!?いくら何でも普段の時に下を脱がせようとしたら嫌われちゃうけど、今の状況を利用すれば……ううん!この好機を逃してはオンナが廃(すた)る!ってものよ…勇気を出すのよロミータ!)


何やら一大決心をしたロミータは、後ろを向いていたのだが亜沙美の方に向き直り…ある提案をした



「う、上手く脱げないのなら…仕方ないから…はぁはぁ…脱がせてあげましょうか?オシッコの匂いを梨香たちに嗅がれたら困るものねっ!し、仕方なくよ、仕方なくね…」


「でも…うん…そうだね…だいぶ時間過ぎてるから、梨香ちゃんや太一が来ちゃう前に…お、お願いします」


「うん、分かったわ…ち、チカラを抜いてね…」


(ロミーったら本当に、亜沙美の下を脱がせちゃうのね!こんな近くに亜沙美のアソコが!…うん?何か…ほんのり匂いがする?)


「や、やだぁロミータちゃん。そんなに顔を近付けないで…匂いがしちゃうからぁ!」


ロミータの顔が自分の股の目の前に来ている。ゆっくり自分の水着の下に手を掛けられると、彼女の手の温度が腰の肉に伝わって来て更に恥ずかしさが倍増する亜沙美


「い、良い?それじゃ、脱がすからね?」


「う、うん…お願い…優しくしてね…」


「分かってるわ!」

(くぁー!亜沙美ってば可愛い過ぎよっ!ロミーもう、おかしくなりそうだわっ!亜沙美の馬鹿バカっ!可愛過ぎなのよっ!)


既にロミータはおかしくなっていたw

欲望に染まった彼女は亜沙美の下の水着を両手で掴み、今からゆっくり脱がせようとしている





続く

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