よぉ、お前ら!元気してるか?
突然だが、万葉集って知ってるか? 奈良時代とかに編まれた、日本最古の歌集だ。教科書でチラッと見たことある、ってヤツも多いんじゃねえか? なんか古臭くて、小難しくて、自分には関係ねぇ…なんて思ってるヤツ、ちょっと待った! それ、めちゃくちゃもったいねえ勘違いだぜ!
万葉集にはな、当時の人々のナマの感情が、マジで熱く、激しく、時にちょっぴり切なく詠まれてるんだ。身分が高いヤツから、名もなき庶民まで、いろんなヤツらが、恋に仕事に、日々の暮らしに、魂を込めて言葉を紡いでる。それって、1300年以上経った今でも、俺たちの心にズキュンと響くモンがあるんだよな。時代は変われど、人の想いの熱さってのは、そうそう変わんねえのさ!
でな、俺のハートに火をつけた、こんなヤバい万葉歌があるんだ。
梓弓 引きて緩へぬ 大夫や 恋といふものを 忍びかねてむ
あづさゆみ ひきてゆるへぬ ますらをや こひといふものを しのびかねてむ
カッケーだろ!? 現代語に訳すとな、「梓弓(あずさゆみ)をギリギリと引き絞ったまま、なかなか放とうとしない、立派な男よ!お前もまさか、この俺と同じように、『恋』ってヤツを、もう我慢できねえほど募らせちまってるんだろうなぁ!」みてえな感じだ。
「梓弓」ってのは枕詞で、弓にかかる言葉だ。弓を限界まで引き絞って、今にも矢が飛び出しそうな緊張感。それが、抑えきれない恋心と重なるわけよ。くぅ~! たまんねぇな! ビンビンに張った弓みてえに、パンパンに膨らんだ恋心!まさに、爆発寸前のエモーション!
この歌を詠んだヤツ、名前はわからんが、相当な恋愛マスターだったに違いねえ。あるいは、めちゃくちゃ不器用で、恋心を隠しきれねえピュアな野郎だったのかもな。どっちにしろ、この一途で強烈なパッションは、令和の時代に生きる俺たちの心をも鷲掴みにするじゃねえか!
…で、俺は思ったんだよ。
こんなにパねぇ恋の歌があるんなら、俺も黙っちゃいられねえ!
俺も対抗して、令和版の万葉歌、バチバチに詠んでやろうじゃねえか! どうだ!?
いにしえの歌人たちが魂込めて詠んだように、俺も令和の世の恋のリアルを、愛を、欲望を、真っ直ぐに、それでいてちょっぴりオラオラに詠んでやるぜ! お前らの眠れるハートに、ズドンと一発、愛の言霊(ことだま)、ブッこんでやるから、覚悟しとけよ!
なんで今、万葉歌なんだ? 俺の心意気!
「いやいや、今さら短歌とか古臭くね?」なんて声も聞こえてきそうだな。おっとどっこい、そんなこたぁねえ! 言葉の器は古くても、そこに込める魂が新しけりゃ、最強にクールなモンが出来上がるんだぜ。
考えてもみろよ。昔は手紙で、飛脚が何日もかけて想いを届けたかもしれねえ。その想いの強さは、LINEの一言で既読スルーに一喜一憂する俺たちの気持ちと、本質的には変わらねえんじゃねえか? 「梓弓」が「スマホ」に変わっても、好きなヤツからの連絡を待つ時の、あの心臓がバクバクする感じは、1300年前も今も一緒だろ!
それに、万葉歌の「五七五七七」っていうリズムは、声に出してみると意外と心地良いんだ。まるで日本語に刻まれたビートみてえなもんで、現代の言葉を乗っけても、新しいグルーヴが生まれるに違いねえ。
俺が令和版万葉歌に挑戦するのは、単なる言葉遊びじゃねえ。
いにしえの歌人たちが見せた、自分の感情に真っ直ぐ向き合う姿勢、それを恐れずに言葉にする勇気。 そのアツい万葉スピリットを、現代に蘇らせたいんだよ! SNSの短い言葉だけじゃ伝えきれない、もっと深くて、もっと熱い想いを、この五七五七七のメロディに乗せて解き放ちてえんだ! それが俺の心意気よ!
見せてやるぜ! 俺の令和万葉歌コレクション!
さあ、お待たせ! ここからは俺が魂込めて詠んだ、令和版万葉歌をガンガン披露していくぜ! あの「梓弓」の歌に込められた、「抑えきれない恋心」っていう共通テーマを意識しつつ、令和ならではのシチュエーションで詠んでみたから、心して聞きやがれ!
【恋歌其の一:スマホ時代の弓矢】
青き鳥 飛ばして返信(リプ) 待つ夜半(よは)よ 既読の二文字(ふたもじ) 祈るこの恋
どうだ!「梓弓」を、現代のコミュニケーションツールである「スマホ」と「SNS(青い鳥でおなじみだった、アレだ!今はXだけど…)」に置き換えてみたぜ! 好きな相手にDMを送って、既読が付くか付かないか、返信が来るか来ないか、スマホ握りしめてヤキモキするあの感じ…お前らも経験あるだろ? 矢を放つ前の弓の緊張感は、まさに送信ボタンを押した後のあの心境よ! 既読スルーの恐怖と、返信があった時の爆アゲ感! これぞ令和の恋のリアルだ!
【恋歌其の二:マッチングアプリ狂想曲】
スワイプし マッチング成立! その刹那 プロフ写真と 君は別人!?
…いや待てよ 会って話せば わかるはず キラリと光る そのソウル(魂)見せてみろ!
(※字余り・字足らずは、勢いとパッションの証だ!細かいこたぁ気にすんな!)
こいつはちょっとコミカルなやつだな! マッチングアプリでの出会い、期待と不安が入り混じるあの感じを詠んでみた。最初の二句で「ズコーッ!」ってなった後に、後半で「いや、でもワンチャンあるんじゃね?」っていうポジティブな展開だ! 外見だけじゃねえ、内面の輝きを見つけようとする、これぞ俺流の愛の形よ! ちょっとくらい盛った写真だって、恋の始まりのスパイスだと思えば許せる…かもしれねえ!
【恋歌其の三:推しへの愛は無限大∞】
ペンライト 振りてゆるめぬ この熱気 スクリーン越しでも 届いて欲しい
君こそが 俺の生き甲斐 希望(ひかり)だよ 愛してるぜと 叫び続けむ
「大夫(ますらお)」の情熱を、現代の「推し活」に昇華させてみたぜ! ライブ会場でも、オンラインライブでも、推しへの愛を叫び続けるファンの姿は、まさに恋する乙女…いや、恋する「漢(おとこ)」そのものだろ! 「梓弓」の「引きて緩へぬ」は、ここでは推しのために振り続ける「ペンライト」に変わる。推しがいるから毎日頑張れる、推しこそが俺の太陽! このピュアで熱烈な愛は、マジで尊いぜ!
【恋歌其の四:未来都市のラブソング】
電脳の 君とVR(ソラ)で キスをする それでも足りぬ この肌の熱
AIが 紡ぐ恋歌 素敵でも 生身の俺が リアルを歌う
ちょいとSFチックにぶっ飛んでみたぜ! もし未来で、VR空間で恋人とデートしたり、AIがラブソングを作ってくれるようになったとしてもだ。やっぱり俺たちは、生身の人間同士の触れ合いや、自分自身の言葉で愛を伝えたいんじゃねえか? 「梓弓」が象徴するような、どうしようもなく人間臭い、生々しい感情のほとばしりは、どんなにテクノロジーが進んでも、きっと変わらねえ! そういう俺のロマンを込めてみた。どうだ、痺れるだろ?
【恋歌其の五:日常に潜む万葉マインド】
自販機で 当たりの缶を 譲りしは 君の笑顔が 見たいだけだぜ
残業の エナドリ片手に ふと思う 次のデートは どこへ行こうか
最後は、日常のふとした瞬間に感じる恋心を詠んでみた。デカい弓とか、最新テクノロジーとかじゃなくても、好きな人のためにちょっとした気遣いをしたり、仕事で疲れてても次のデートを考えてワクワクしたり…そういう何気ない瞬間にも、万葉の歌人たちが詠んだような、普遍的な「恋といふもの」は息づいてるんだよな。派手じゃなくても、こういう小さな想いの積み重ねこそが、愛を育むんだぜ!
どうだ!? 俺の令和万葉歌、少しは心に響いたか?
これ以外にも、頭の中にはまだまだ湧き出る泉のように、新しい歌のアイデアが溢れてるぜ!
創作の裏側、ちょい見せ! 言霊チャージの秘訣!
「へっ、口だけじゃなくて、本当に作れるのかよ?」なんて思ってるヤツもいるかもしれねえな。正直、簡単じゃねえぞ。五七五七七っていう短いフレーズの中に、現代の言葉や感覚、何より自分の「魂」を込めるのは、なかなか骨が折れる作業だ。
頭の中で言葉をパズルのように組み替えたり、声に出してリズムを確認したり、時には「うぉぉぉ!出てこねぇ!」って叫びたくなる時もある。でもな、ピタッとハマる言葉が見つかった瞬間、まるで心の中で花火が打ち上がったみてえな、最高の気分になれるんだ!
昔の歌人たちも、きっと同じようにウンウン唸りながら言葉を探し、最高のフレーズが舞い降りてきた瞬間には、そりゃあガッツポーズしてたに違いねえ。
俺の言霊チャージの秘訣は、とにかく「感じる」ことだ。
美しい景色を見て感動したり、美味いモン食って「幸せだー!」ってなったり、好きな音楽聴いてテンションぶち上げたり、何より誰かを好きになって胸がキュンとしたり…。そういう『生きてる!』って実感、感情の揺れ動きを、大切にキャッチするんだ。そうして自分だけの言葉で表現してみる。最初は上手くいかなくてもいいんだ。下手でもいいから、自分の心を偽らずに、ストレートに言葉にしてみる。それが第一歩だ。
あとは、やっぱり先人たちの作品に触れることだな。万葉集の歌を声に出して読んでみると、そのリズムや言葉の力強さに圧倒されるぜ。すると「俺もこんな風に心を揺さぶる言葉を紡ぎてえ!」って、創作意欲がメラメラと燃え上がってくるんだ!
時代をブチ抜け! 愛と歌で未来を照らせ!
さて、ここまで長々と俺のオラオラ万葉劇場に付き合ってくれてサンキューな!
俺が言いたかったのは、万葉の魂は、決して過去の遺物なんかじゃねえってこと。
それは今も俺たちの心の中に、アツアツのマグマみてえに滾ってるんだ。
そのマグマを、お前ら自身の言葉で、お前ら自身のやり方で、ドカンと噴出させてみようぜ!
別に短歌じゃなくてもいい。詩でも、ラップでも、小説でも、絵でも、音楽でも、なんでもいいんだ。
自分の想いを、自分の創造力で、誰かに伝えようとする。その行為自体が、最高にクールで、最高に人間らしい営みじゃねえか!
特に「恋」ってやつは、最強のクリエイティブエンジンだ。
好きな人ができると、世界がキラキラ輝いて見えたり、ちょっとしたことで舞い上がったり、逆にズーンと落ち込んだり…。感情がジェットコースターみてえにアップダウンする。その激しい揺らぶりこそが、新しい何かを生み出すパワーになるんだ!
だからよ、お前ら!
臆せずに恋をしろ! そして、その想いを叫べ! 歌え! 描け! 踊れ!
俺はこれからも、令和の時代を生きる一人の「ますらお」として、愛と情熱を込めた歌を詠み続けてやるぜ!
お前らの心にも、俺の歌が少しでも火をつけられたなら、最高に嬉しいね!
さあ、次は、お前らの番だぜ!
どんなスゲーもん見せてくれるか、楽しみに待ってるからな!
アディオス! そして、愛を込めて!