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材料編  29

 深夜――。

 王都の夜の街は風俗街を除いて静まり返っていた。特に城下町は城の近くということもあって衛兵が見回りをしており、町の住人は誰も出歩いていなかった。

 その城下町でイオルクは黒を基調にした服装に身を包み、ダガーとロングダガーと小型の道具入れを腰に備え付けて衛兵の巡回を伺っていた。時間を掛けて粘り強く巡回が通り過ぎるのを観察するのは三回目になる。

 観察の結果、衛兵は一定の間隔で巡回をしていることが分かった。

(ちょっと気になるのが、巡回の間隔が随分と空いていることなんだよな。何か意味があるのかな?)

 巡回の間隔が空けば、その分だけ侵入者は自由に行動できる時間が増える。イオルクにとっては願ったり叶ったりでありがたいことだが、元城勤めの身からするとドラゴンウィングの王族の治安はしっかり守られているのかと、逆に心配になってくる。ノース・ドラゴンヘッドでユニスの暗殺騒ぎを経験をしたせいか、つい守られるべき対象のことを考えてしまう。

 イオルクは大きく深呼吸をする。

(今は余計なことを気にしている場合じゃない。目的を果たすために穴があるなら、そこをついていかないと)

 そう思い直して気持ちを切り替え、巡回の間を利用してイオルクは一気に城下町を走り抜けた。足音を立てないように足裏を踵からぴったりと沿わして走り、耳に届くのは自分の息の音だけだ。

 そして、ドラゴンウィングの城まで辿り着くと、今度は見張りの櫓や城の上層からの監視を気に掛けながら城の中へ入れる場所を探すためにドラゴンウィングの城の周囲を慎重に歩いて一周する。

「城の構造は大体分かってきたな」

 足を止め、目の前の城とノース・ドラゴンヘッドの城の造りを頭で比較する。かつて通っていた城の出入り口や城壁の高さは用途によって配置や高低が決まっていた。それらの条件をドラゴンウィングの城の構造に当て嵌めていくと幾つかの侵入経路が思い浮かび上がる。

「まさか城勤めしていたのが、こんなところで役に立つとは思わなかった。お陰でノース・ドラゴンヘッドと比べてドラゴンウィングの城は穴が多いことがよく分かる」

 最終的に思い浮かんだ侵入経路の候補の中からイオルクが選んだ侵入経路は、なんと城門だった。一見すると真正面からの突入のように思えて無謀に感じるが、ドラゴンウィングの城にはノース・ドラゴンヘッドの城にはない大きな死角があったのである。

 城門は高く堅固なのだが、その自信ゆえか警備が甘い。ノース・ドラゴンヘッドの城門には受付が備わっており警備兵が常時待機していたが、ドラゴンウィングの城門には受付もなければ門番もいない状況だ。

「何より城門に無駄な装飾を入れてるせいで侵入できる箇所を作っちゃってんだよな、この城」

 そう。その城門の装飾こそが、この城一番の大きな死角だった。戦うために造られたノース・ドラゴンヘッドの城門にはない装飾のお陰で城門に侵入するための足掛かりができてしまっているのである。

 イオルクは城門の真ん前まで移動すると装飾に足を掛けて壁に這いつくばる虫のように城門をよじ登り始めた。次々と装飾に手を掛け足を掛け、まるで梯子でも掛かっているのではないかという勢いで城門の一番上まで登り切る。城門の上には乗り越え防止の尖った柵があったが、柵は無視して直ぐ下の何かを模したレリーフの隙間へ強引に体をねじ込んだ(体の大きなイオルクが通れるほどの隙間を作ってしまっては乗り越え防止の柵には何の意味もないような気がするが、それは城門を登るために自分の体を持ち上げるほどの筋力があればの話なので、決して誰でもできる方法ではないことを一応フォローしておく。……とはいえ、城に忍び込もうとするのはそれなりに身体能力が高い者のはずなので、堅牢さよりも装飾を優先してしまうのはやはり油断と言わざるを得ない)。

 イオルクは潜り抜けたレリーフの隙間から下を覗き込み、地面までの高さを確認する。

(このぐらいなら飛び降りても問題ないな。見回りの衛兵も近くにいないから着地の音も気づかれないだろう)

 城門の外壁に手を掛けてぶら下がった状態になり、足から余計な力みを抜いて手を離すと着地の衝撃を膝の柔軟さで吸収して着地する。

「…………」

 イオルクは着地した姿勢のまま耳を澄ます。

(こっちに駆け寄ってくる音はないな。無事、侵入成功だ)

 そのまま息をひそめて茂みの中へ姿を隠し、イオルクは城内に入る場所はないかと敷地内へ目を向ける。そして、キョロキョロと辺りを見回していると、突然イオルクの視線の先で巡回をしている衛兵の姿が目に入った。

「っ!」

 慌てて頭を引っ込め、茂みに埋まるように隠れる。茂みを挟んでいるのでこちらに気づいていないと思うが、イオルクの心臓が強く脈打った。音を立てずに我慢強く衛兵が通り過ぎるのを待つ。

「…………」

 昼であれば確実に茂みの隙間から確認できる距離。直ぐ側の茂みの前を衛兵が歩いていく。

「…………」

 息を止めたイオルクの側から徐々に足音が遠ざかっていく。

「…………」

 一分後、衛兵はイオルクに気づかないまま足を止めずに通り過ぎていった。

「ふう……近すぎて気づかれてもおかしくないと思ったけど、形だけの巡回であまり怪しいところなんかに気を配っていなかったみたいだ。あの衛兵、周囲を見回したりしないで前だけを見て巡回していた。あんな巡回をしてたらノース・ドラゴンヘッドじゃ上官にぶっ飛ばされてるところだ。大きな装飾の付いた城門を見た時から温いんじゃないかと思ってたけど、ドラゴンウィングは随分と警備が甘いな」

 イオルクは茂みの中からすっくと立ち上がり、目に付き難い壁際まで小走りで移動して壁を背にする。そして、城の中へ侵入するために壁伝いに城の裏口まで回り、曲がり角で誰かが裏口の扉を開けるのを静かに待つ。

 扉が開くのを待つのは、扉が開いたあとは続けて巡回に出る衛兵が出てくる可能性が低いので、そのタイミングで場内へ侵入するためだ。

(城の周りと同じ警備方法を取っているなら巡回時間は決まっているはずだ。その時間を利用して衛兵が行った直後に鍵を開ける)

 器用に鍵開けなどは出来ないが、鍛冶屋で修行して金属を壊す知識は持っている。鍛冶技術を身につけた今なら短時間で鍵を壊すことぐらい可能だ。


 …


 曲がり角で待ち続けて十数分――。

 衛兵の一人が外を巡回するために裏口から出てきた。イオルクが緊張した面持ちで衛兵の行動を注視していると、なんと衛兵はそのまま特に鍵を掛けることもなく巡回に行ってしまった。……というか、内側から鍵を回した音がしなかったことを考えると、扉には元から鍵を掛けていなかったようだ。

「……どうなってんだ? ここの国、危機意識が欠如してんじゃないか? さすがに内を警備している衛兵が居るから鍵を掛けなかったんだよな?」

 イオルクは曲がり角から飛び出すと裏口に近づき、右手で裏口の扉のノブをゆっくりと回す。そして、慎重に扉を引くと扉は鍵棒に引っ掛かることなく動いた。

(ここは常時開けておく扉なのか?)

 イオルクは扉の隙間から中を覗き見て通路の左右を確認する。中には扉を守る衛兵は居ない。

(中に衛兵が居るから鍵を開けっぱなしにしていたわけでもないのか……。この裏口は通用口にしか使ってないのかもしれない)

 もし、そうなのだとすると、ここから入っても進んだ先で衛兵の待機所があるだけか、城の奥に繋がる先の扉に鍵が掛かっていて進めなくなるだけだ。

(このまま進むのは危険かもしれない。少し警戒を強くしよう)

 呼吸音にも気を付けてイオルクは息を潜めると、頭の中で城の周囲を回って見たドラゴンウィングの城の構造と故郷のノース・ドラゴンヘッドの城の構造を重ね合わせ、ノース・ドラゴンヘッドの城から導き出した用途によって決まる部屋の大きさをドラゴンウィングの城へ当て嵌めていく。そうすると目的地の図書館はノース・ドラゴンヘッドの城に設置されている図書館とほぼ同じ位置にあるのではないかと予想ができた。

 最後に今まで確認した衛兵の巡回時間を再度思い出し、次の巡回が始まる前に行動を起こそうと動き出す。

(よし、行こう)

 図書館を目指し、イオルクは足音を立てずに侵入した通路を移動する。通用口の汚れ具合や壁の質を確認すると、床に近い壁の下側の所々に泥が付いており荷車の轍と思われる跡が付いていた。どうやらこの通路は城で働く者が利用する勝手口に近いようだ。勝手口の用途から予想されるのは物を置く倉庫へ繋がるか、食材を運びやすいように城の厨房へ繋がるか、というのが思い浮かんでくる。

(どちらも城内へ運び込む業務が発生する。物資なら各業務担当のところ。料理なら食堂。つまり、どこかに城へ繋がる扉があるはずだ)

 衛兵が勝手口から出てきたのだから、その扉を利用した可能性は十分にある。まさか衛兵が城の倉庫から物を盗んだり、料理をつまみ食いするために勝手口を利用したりはしないだろう。倉庫も厨房も見回り対象だったと考えるのが自然だ。

 暫く進むと明らかに装飾の違う扉が通路の横に顔を見せた。間違いなくここから城の中へと繋がるはずだ。扉の前には泥を落とすためのたわしマットが置かれている。

 イオルクはたわしマットで皮のブーツの泥を落とし、ノブに手を掛ける。『さすがにこの扉には鍵が掛かっているよな?』と扉のノブを回す……が、やはりというか、期待を裏切らないというか、装飾のある扉は勝手口の扉と同様にすんなりと開いてしまった。

(……ノース・ドラゴンヘッドでは考えられない。ここまで侵入されることを想定してないものなのかな? 一応、警備の巡回が居るってことは、そんなことはないはずなんだけど)

 忍び込むよりもドラゴンウィングの警備体制の方が気になり出してしまった。警備を怠って城の中の重要人物を危険にさらすリスクを上げる意味はないので、何を意図してこんなことをしているのか、よく分からない。

 改めて目を閉じて騎士の集中力を高め、周囲の殺気や悪意の濁りのようなものを確認してみるが、城に入った時のままそういう類の警戒に引っ掛かるものは感じられない。

(う~ん……騎士の警戒心に引っ掛かるものがないから、賊が城の中へ手引きされてるってわけではなさそうなんだよな。……兎に角、様子を見ながら進もう)

 装飾のある扉を抜けて一歩踏み出すと足元から硬い感触が返って来た。視線を下に向けると磨かれた床へと変わっていた。それを見たイオルクは城の中に完全に入ったのだと思う。

 通路の先も多くの部屋へ向かいやすいように多くの曲がり角が視認でき、警戒していた衛兵の待機所や行き止まりに繋がることはなさそうだ。

(順調に行き過ぎて、逆に不安になってくるな……)

 侵入者を誘い込む罠のような雰囲気がある不気味な城の中。急ぎながらも慎重にイオルクは足を進めていく。目的の場所を目指して通路を何回か曲がり、階段を上がって三階まで辿り着くとノース・ドラゴンヘッドにはないドラゴンウィングの城の特徴が随所にあることが分かってきた。このドラゴンウィングの城は実に忍び込み易い構造をしているということが……。

 ドラゴンウィングの城はノース・ドラゴンヘッドの城のように騎士が活動するための機能美を優先された造りと違い、外見の美しさや優雅さを見せるために造られていた。至る所に彫刻やら像やらが置かれており、それが侵入者には身を隠すのに丁度いいのである。

(城というのは国の富を表す象徴だから、本来はドラゴンウィングの方が正解なのかもしれない。ノース・ドラゴンヘッドのように城すら戦うためのものと考えるのは、やはり国の中心に騎士がいるからなんだろう)

 そんなことを考えながらよその国の城の中を見学するようにイオルクは歩みを進め、途中、見回りの衛兵と三回遭遇する機会があったが、いずれも置かれた像や装飾品の物陰に隠れることで見つかることはなく無事に予想した部屋の前まで辿り着くことができた。

 辿り着いた部屋の前でイオルクは鼻を鳴らすと、本独特の紙の臭いとインクの臭いがする。ここで間違いないようだ。

(図書館の場所はノース・ドラゴンヘッドと同じ配置で当たってたな。さて、問題は図書館の鍵だ)

 鍵が掛かっているだろう図書館の扉に近づき、鍵のタイプを確認する。薄暗い中で目を凝らして鍵穴を覗き込み、ノブを回して鍵の動きを伺おうと更に目を大きく見開いて凝視する。

「……ん? ノブを回しても何にも引っ掛からない。ノース・ドラゴンヘッドと違ってノブの回転を止めるタイプじゃなくて、鍵棒が扉に差し込まれて開かなくなるタイプか?」

 ノブを回し切り、差し込まれた鍵棒の厚さを確認しようと扉を静かに引いてみる。

 すると、図書館の扉が開いてしまった。

「…………」

 イオルクはぐったりとしゃがみ込み、右手で顔を覆う。

(なんて不用心なんだ……いや、ここは図書館だ。こんな時間でも、まだ中に城の学者が居るのかもしれない)

 扉の隙間から中を伺い、静まり返った図書館に明かりが灯っていないかを確認する。しかし、警戒空しく明かりはどこにも灯っていない。

 イオルクは立ち上がってガシガシと頭を掻き、溜息を漏らす。

(……何なんだろう。城の図書館なのに大事な書物がないのかな?)

 図書館の中に人が居ないのなら遠慮も必要ない。物音を立てないことだけを注意してイオルクは図書館の中へ入り、伝説の武器作製に関する本を探し始めた。

 図書館の本棚は背中合わせに配置されて奥に向かって二列に並んでいる。イオルクは本棚を右から左に二列分確認してから一つ奥へと進み、次は左から右に二列分確認して一つ奥に進むという方法で本探しをすることにした。

(日中ならものの数分で終わる背表紙の確認が、暗闇の中だとこれだけの手間が掛かる)

 明かりの確保が出来ないため、ひとつひとつ本棚にある本を直接手に取り、目を凝らして一冊ずつ背表紙と表紙を確認する。侵入は上手くいったが、本探しだけは時間を掛けて探すほかなかった。


 …


 二十分後――。

 本棚をコツコツひとつずつ確認して十七番目の本棚の本を手に取った時、ようやく目的のものに関わりがありそうな本のタイトルが目に入ってきた。

(ここの本棚に収められているのは武器関連のものだ。それなら、ここの本棚の……伝説とか……ナイフとか……国宝とかがタイトルの背表紙のものを――あった! 伝説の武器に関係がありそうな本が三冊!)

 イオルクは見つけた本の三冊をすべて手に取り、直ぐに中身を確認することにした。二冊を左脇に挟み、一冊目の本を流し読みで捲っていく。この本には伝説の武器であるナイフの特性や偉大さを語ってドラゴンウィングを宣伝するような文言が並ぶ。どうやら伝説の武器が役目を果たした直後の平和な時代に作られた他国向けの観光客を誘致するための本のようだ。

(違う。侵略国家のドラゴンレッグがのさばっている今の時代に適したものじゃない)

 一冊目を本棚に戻し、二冊目を左脇から取って同じように流し読みで確認する。この本は伝説の武器を造った時の材料費や人件費など、当時の通貨価値を今の通貨価値で記載していた。

(史実書であることは間違いないけど、核心でもない。肝心の造り方に関する記録じゃない)

 二冊目の本は一応キープして左脇に挟み直し、残った三冊目の本を手に取って最初のページを捲る。すると目的のオリハルコンを錬成して鍛える鍛冶場の設計図がいきなり目に飛び込んできた。『これは!』と思い、勢いよくページを捲っていくと、今度は伝説の武器の作製方法が書かれていた。

(間違いない! この本だ!)

 イオルクは二冊の本を両手に持ち直すと直ぐ側の本棚に目を向ける。

(この本棚……ノース・ドラゴンヘッドの城で使用しているのと同じものだよな?)

 ドラゴンウィングの本棚の側面にはハンドルが付いており、ハンドルを回すことで一人でも本棚を少しずつ移動できる仕組みが付いていた。イオルクは目の前の本棚の側面にあるハンドルを一回転させて動く幅を確認すると、ノース・ドラゴンヘッドのものとまるっきり同じものだと確信する。

(よし、この本棚は使える。あとは、この本をじっくりと読める隠れ場所を……)

 二冊の本を持ったまま人目につかない一番奥の本棚に移動して、イオルクは腰の道具入れから糸を取り出す。それを背中合わせに配置されている本棚のハンドルの一つに結びつける。

(この糸を伸ばしながらっと)

 ハンドルを少しずつゆっくり回すと背中合わせの本棚に隙間が出来た。イオルクはその本棚の隙間に大きな体を無理やり滑り込ませると寝そべり、糸を引っ張ってハンドルを元の位置に戻す。これにより本棚の隙間がほぼなくなり、傍目からは他の本棚と変わらない状態になった。

 イオルクはユニスに付き合わされたノース・ドラゴンヘッドの図書館で暇つぶしに本棚をいじって仕組みを調べていたことを思い出す。

(あの時、隊長には小言を言われたけど、何にでも興味を示す落ち着きのない性格をしていて良かった……。そうじゃなければ、この本棚の下の隙間に大人一人分が寝そべる広さがあるなんて知らないままだったからな)

 何の役に立つか分からない情報も知っておいて損はないということだろうか。イオルク自身も、今回ばかりは暇つぶしにしていた行動が自分を助けることになるとは思いもしなかった。

(まあ、問題があるとすると糸でハンドルを操作してるからハンドルを右回りさせるか左回りさせるかのコントロールが大変なことぐらいだ。反対に回す時はブランコの要領でハンドルに反動を付けて回すから、ここを出る時、糸を引っ張るのが上手くいかないと手間取りそうだ)

 そんなことを思って溜息を吐いたイオルクだったが、最後はクスクスと笑っていた。

(この歳になって、まさかリアルかくれんぼをすることになるとは思わなかったな。山村でケニー達としてたけど、あれは子供相手で自分から進んでしたものじゃないし、こんなことってあるんだな)

 本を置き、うつ伏せで腕を畳んで枕にすような姿勢でイオルクは突っ伏す。城の図書館のせいか、埃もあまり溜まってなく呼吸も問題なさそうだ。

(野宿の時に地面で寝るのと変わらないな。一応、宿に戻ったらこの服は洗濯しておこう)

 大きなあくびをして目を閉じる。無事隠れる場所を確保したイオルクは日の光が入って本が読めるようになるまで、そのまま本棚の隙間で睡眠を取ることにした。

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