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第31話:状況整理

「で、どうやって合流したんだ?」と『ゲルハート』が不思議そうに聞いた。


「最初は当てもなく歩いているところを、『アリア』のパーティーに発見されたんだ。で合流して今と同じような展開になって、他にもいるんじゃないかって話になって、探してたら『コルト』のパーティーを見つけたんだ。で、貴方あなたがたを見つけたのも『アリア』のおかげだよ」と『アルカナ』はつまんでいった。


「で、仮のリーダーは一番ランクの高い人に任せているので今はアタシなんだ」と気になるところも語ってくれたのであった。


「その話だと私に次回ってくるということになりますが。その前に今私たちが、北上していた話をせねばなりませんね」と私がいった。


「私たちをこの世界に、呼んだとおぼしきものを発見したので叩き潰すためです。でなければいつかまた、暇つぶしにでも呼ばれてはたまったものではありませんから」と私は続けた。


 さすがにその話を聞いて、黙ってられなかったらしく。


「それなら私たちも混ぜてもらえませんか? 私たちもいつまたここに呼ばれるかわかりませんし、そんなことが早々起きるとは思えません」と『アルカナ』はいった。


「ここでソコソコ強いヤツかもしれませんが、それでもいいですか? 私たちと、相討ちするくらいのランクかもしれませんが」と他のパーティーにも聞くようにうながした。


「今三体いるのが確認できています。各パーティーごとに、答えは出したほうがいいように思えます」と私はいった。


 追加で「私はパーティーを牽引けんいんしていましたが、実はパーティーリーダーではありません。『ウィーゼル』がパーティーのリーダーです」といったのである。


 赤いイメージだった点を黄緑色に変更して、イメージ変更を実施した。


 そして異界探査ディファレントフィールドエクスプローションを実施する、今座標が二つは同じ場所だったが三つ目が座標が違っていた。


 その座標を即、イメージに反映する。


 すると一.九キロまで近づいて来ているではないか、すぐさまレーダーパーセプション上の同じ座標の動体を探す。


 一つ高速度で飛んでいると思わる速度の物体があった、その色を赤に変更し投影した。


「いけない!! こっちに一つ近づいて来てる!! 隠れるか、迎え撃つか準備を!!」と他のパーティーを急がせた。


 その間に全力駆動フルドライブといいながら、神剣の刀版のほうを引っこ抜いた。


「どちらから?」と『アルカナ』はいった。


「向こう! 北側から直接来るみたい」と指さしながらいった。


「分かった! 私たちも加勢する! 『ティナ』準備を!」と『アルカナ』はいうと私たちに並んで、北側を向いた。


 ナビゲーションにも、反映されている。


「もう数十秒で来るぞ!」と『ゲルハート』が叫んで、新しいほうのグレートソードを抜いた。


 他の二パーティーも左右に分かれてから、北側を向いて戦闘準備を行った。


 『ワインズ』からハイブレッシングとブーステッドアーマーが味方全員に飛んだ。


 『ウィーゼル』が、フルブレッシングを拡大して唱えた。


 『セリア』は、ハイエンドエンチャントとダブルプロテクトを各パーティーの前衛に数の拡大をしてかけた。


 私はダブル・スピードを自身に唱えた。



 そして直ぐにソイツが墜落するように各パーティーから均一の距離に落着した。


 その瞬間、砂埃が巻き上がった。


 ついでえた、精神攻撃の様だったが私には効かなかった。


 土煙をまとったまま、戦おうとしているのが分かった。


 チャージグラヴィティプラン正面と唱えて、強引に土煙を範囲指定してすっ飛ばした。


 そこには全長二十五メートルに及ぼうという暗黒竜が鎮座していた、大物である。


 私と『ゲルハート』が正面から、突っ込んだ。


 ゲルハートが少し右に対象を変えた。


 その瞬間、暗黒竜がブレスを吐いた。


 私は、そのブレスを真っ二つに斬り払った。


 『ゲルハート』は、右斜め前に進行方向を変えていて当たらなかった。


 ソイツの左腕を狙いに行ったのである。


 少し遅れて『ティナ』も突っ込んできた。


 私はハヤテをかけつつ、超跳躍に踏み切った。

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