「で、どうやって合流したんだ?」と『ゲルハート』が不思議そうに聞いた。
「最初は当てもなく歩いているところを、『アリア』のパーティーに発見されたんだ。で合流して今と同じような展開になって、他にもいるんじゃないかって話になって、探してたら『コルト』のパーティーを見つけたんだ。で、
「で、仮のリーダーは一番ランクの高い人に任せているので今はアタシなんだ」と気になるところも語ってくれたのであった。
「その話だと私に次回ってくるということになりますが。その前に今私たちが、北上していた話をせねばなりませんね」と私がいった。
「私たちをこの世界に、呼んだと
さすがにその話を聞いて、黙ってられなかったらしく。
「それなら私たちも混ぜてもらえませんか? 私たちもいつまたここに呼ばれるかわかりませんし、そんなことが早々起きるとは思えません」と『アルカナ』はいった。
「ここでソコソコ強いヤツかもしれませんが、それでもいいですか? 私たちと、相討ちするくらいのランクかもしれませんが」と他のパーティーにも聞くように
「今三体いるのが確認できています。各パーティーごとに、答えは出したほうがいいように思えます」と私はいった。
追加で「私はパーティーを
赤いイメージだった点を黄緑色に変更して、イメージ変更を実施した。
そして
その座標を即、イメージに反映する。
すると一.九キロまで近づいて来ているではないか、すぐさまレーダーパーセプション上の同じ座標の動体を探す。
一つ高速度で飛んでいると思わる速度の物体があった、その色を赤に変更し投影した。
「いけない!! こっちに一つ近づいて来てる!! 隠れるか、迎え撃つか準備を!!」と他のパーティーを急がせた。
その間に
「どちらから?」と『アルカナ』はいった。
「向こう! 北側から直接来るみたい」と指さしながらいった。
「分かった! 私たちも加勢する! 『ティナ』準備を!」と『アルカナ』はいうと私たちに並んで、北側を向いた。
ナビゲーションにも、反映されている。
「もう数十秒で来るぞ!」と『ゲルハート』が叫んで、新しいほうのグレートソードを抜いた。
他の二パーティーも左右に分かれてから、北側を向いて戦闘準備を行った。
『ワインズ』からハイブレッシングとブーステッドアーマーが味方全員に飛んだ。
『ウィーゼル』が、フルブレッシングを拡大して唱えた。
『セリア』は、ハイエンドエンチャントとダブルプロテクトを各パーティーの前衛に数の拡大をしてかけた。
私はダブル・スピードを自身に唱えた。
そして直ぐにソイツが墜落するように各パーティーから均一の距離に落着した。
その瞬間、砂埃が巻き上がった。
土煙を
チャージグラヴィティプラン正面と唱えて、強引に土煙を範囲指定してすっ飛ばした。
そこには全長二十五メートルに及ぼうという暗黒竜が鎮座していた、大物である。
私と『ゲルハート』が正面から、突っ込んだ。
ゲルハートが少し右に対象を変えた。
その瞬間、暗黒竜がブレスを吐いた。
私は、そのブレスを真っ二つに斬り払った。
『ゲルハート』は、右斜め前に進行方向を変えていて当たらなかった。
ソイツの左腕を狙いに行ったのである。
少し遅れて『ティナ』も突っ込んできた。
私はハヤテをかけつつ、超跳躍に踏み切った。