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第12話:復讐は敗れるもの

 私はレイダーの範囲を広範囲に広げ、残敵掃討に移っていた。


 動くもので味方以外を赤に指定すると、その赤に向けてエイギスの盾イージスシールドをフルロック百八十五体に向けてぶっ放した。


 当然、『ゲルハート』と『ティナ』の相手や最大サイズの黒竜や『ウィーゼル』が相手をしている奴らにも飛んで行く。


 けようがない速度で百八十五体がもろに背面や真上から食らって大きなすきを作ったり、一撃でされたりした。


 落下したヤツの大半は今の一撃で、瀕死ひんしか死亡かしたようだった。


 黒竜は大きな隙を作ってしまい喉笛のどぶえを氷竜の鋭い牙で千切ちぎられ息絶いきたえた。


 暗黒騎士の総大将も今の一撃で大きな隙を作ってしまい、『ゲルハート』に首を飛ばされた。


 私はレイダー以外にも異界感覚やレーダーパーセプションなどを併用して生きているか死んでいるか確認した上、再度五十五発のエイギスの盾をぶっ放していた。


 これで仮死状態以外のヤツは、息絶えたはずである。


 白刃を維持したまま味方の陣まで瞬間的に戻って、バリア以外を解いてリアクションにエイギスの盾を設定した。


 周りに見えるところで白刃を解いたため四発ほど誘導弾ホーミングバレットがやって来たが、全てバリアで打ち消されそれぞれの対象にエイギスの盾がオートでぶっ放されて確実に味方以外の生命反応が消えた。


 『ゲルハート』が身印を袋に入れる前に、『セリア』がウォッシングを使い暗黒魔法を全て洗い落とした。


 また私が暗黒竜の角の大きいものを身印代わりに斬り落とすとそれにも『セリア』がウォッシングをかけてくれた。


 討伐報奨は手に入りそうであったが、皆今回は一様に疲れたといった。


 そして二日ほどかけてコルムナにたどり着いて、報奨を換金しに『ゲルハート』と『ウィーゼル』が行くと三十五ランクパーティーがいるという話に飛び火しそうだったため、「ここだけの話な!」と『ゲルハート』がいい切って報奨金三百六十プラナを貰って来たのであった。


「一人当たり六十プラナですね」と私がいって皆に六十プラナづつ渡した。


 私の現額が、六百二十九プラナ百三十七ゴルト七十七シルズ八十ブロスとなったわけである。


 旅行財布の中身[1.704kg]

 五十P×十二[1.02kg]、十P×二[0.09kg]、五P×一[0.03kg]、一P×四[0.024kg]

 五十G×一[0.06kg]、十G×八[0.24kg]、五G×一[0.025kg]、一G×二[0.03kg]

 五十S×一[0.05kg]、十S×二[0.07kg]、五S×一[0.025kg]、一S×二[0.04kg]


 旅行小銭入れの中身[0.16kg]

 五十B×零[0.00kg]、十B×八[0.16kg]、一B×零[0.00kg]

 五十Ca×零[0.00kg]  貨幣全重量一.八六四キログラム、


 体重を除く全備重量が六十六.七二四キログラムとなったのであった。


 そして『セリア』はいった、ランク確認しておこうねと。


 『セリア』が気になるランクは私がオール三十七、『セリア』がオール三十五、『ゲルハート』が闘士三十五と探索者二十八、『ウィーゼル』が神闘士三十五に法師二十九、『アルカナ』がオール二十九、『ティナ』がオール二十九と大盤振る舞いであった。


「もう、このパーティーメンバー以外で組める相手はいないな……」と『ゲルハート』がつぶやいたのであった。


「さてここでも泊る宿は、やはり安定のロイヤルスイートですね」と私がいって締めたのであった。


 そして大都市コルムナの関所を抜け市街に行くのである、最初は銀行からであった財布の中の整理となるのだ。


 銀行で四百プラナを四クリプトに換金したので、財布の中が軽くなったのであった。


 私の現額が、四クリプト二百二十九プラナ百三十七ゴルト七十七シルズ八十ブロスとなったわけである。


 旅行財布の中身[1.304kg]

 一Cl×四[0.28kg]

 五十P×四[0.34kg]、十P×二[0.09kg]、五P×一[0.03kg]、一P×四[0.024kg]

 五十G×一[0.06kg]、十G×八[0.24kg]、五G×一[0.025kg]、一G×二[0.03kg]

 五十S×一[0.05kg]、十S×二[0.07kg]、五S×一[0.025kg]、一S×二[0.04kg]


 旅行小銭入れの中身[0.16kg]

 五十B×零[0.00kg]、十B×八[0.16kg]、一B×零[0.00kg]

 五十Ca×零[0.00kg]  貨幣全重量一.四六四キログラム、


 体重を除く全備重量が六十六.三二四キログラムとなったのであった。


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