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第七章 東回り

第0話 正式な書簡

ウィオラ、おぬしがこれを読んでいるということはワシはもうそこにはいないだろう。


ギルドの要請で、ギルド直轄地北部フュリュングルに行っている頃であろう。


以前から黒い噂のあった、ヘルン帝国の動向が怪しくなったからに違いない。


ギルド直轄地北部フュリュングルでの任が終わっても、当面ギルド直轄地北部から動くことは難しいだろう。


年単位で動くことはままならないだろう。


ギルド直轄地北部センチュリオットにワシの居がある、できればそこで会おう。


叶うことなら、ウィオラの組んだパーティーにも会ってみたいものだ。



ウィオラとその仲間に光りあらんことを



              ウォン・ウィリアム


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