大輔と健が、教室に入るとザワザワしてた生徒達がしーんとなった。
大輔は、教壇に立って
「俺様は、冠城大輔!天下を取る漢だ!」
と叫んだ。
「紙一重だな。」
と最後尾の席に座っている、熊虎大我がふんっ笑った.。大我は、長髪の黒髪だった。
「バカと天才は紙一重か?」
と大輔は大我に聞いた。さすが超一流の高校だ。ぶっ飛んでる奴がいるな。面白い。つまらない中学三年間とは違う。このヒリヒリする緊迫感の対峙。チゲぇなチゲぇな。大輔は、ウイスキーを一気飲みして深呼吸をした。
「そうだよ。超天才の冠城大輔君!」
大我は、緻密な計算の元に口を開いた。噂には聞いていた冠城大輔。全教科満点で入試を突破してきた首席。でもな、卒業する時は俺が首席だ。お前の寝首かいてやるよ。東大に行くのは俺だ!法学部に入って官僚になって美人な女をゲットする。
「おお!俺様が大吉天才だ!分かってるな!」
え?意外とチョロいなと思っている大我。総理大臣に耳打ちして国会を動かす黒子的な存在に俺はなる。こういった大物を頭脳と口先だけで動かす。
「ウイスキーお前も飲め!」
え?