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第8話 負ける

冠城大輔は、敵無しだった。しかし、二年生のゴリラこと剛田錦がいた。ネガティブ男だった。いつもスマホゲームばかりしている。大輔が噂を聞いてゴリラのスマホを砕いた。


「ウホ!」


とゴリラは叫んで大輔を殴り飛ばした。効かね〜と大輔は思ったが意識を失った。健と大我が大輔を抱えて去った。


「やべーな!あんな強い奴がいるんだな。」


と大輔は、ボーっとしながら言った。


大輔は、内心、悔しかった。健が戦ったら勝てるか?ゴリラに。お山の大将だったな俺は。新しいスマホをゴリラに大輔は渡した。


「すまなかった、また喧嘩してくれ!」


ゴリラは、スマホを見ながら大輔のみぞおちに蹴りを入れた。大輔はまた気絶した。


「最新のスマホ、サンキュー!」


大輔の人気は地に落ちた。


渚にもフラレた。


弱い人間は、血反吐這いつくばって立つしかねー。


健に、太極拳を恥を偲んで習う事にした。何度も技を決められて吹き飛ばされた。


本当の強さとは何だ?酒もタバコも女も大輔はやめた。自分自身をとことん追い込んだ。


「ゴリラ、喧嘩しようぜ!」


大輔は、ゴリラにスマホで脳天を叩かれた。あれ?気絶しねーゴリラにアッパーパンチを喰らわした。痛いな、痛いな、俺はゴリラ顔だから女にモテねーな。お前みたいなイケメン嫌いだ!


ゴリラは、倒れた。


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