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青龍14

大急ぎで家臣が城内を駆ける。数年ぶりの一大事である。

不幸中の幸いか、本日は国を巻き込んだ宴席の日だった。大勢の人間が一同に介しているため、報告はしやすい。


会場の重々しい扉を大急ぎで開け、家臣が息も絶え絶えになりながらも、大声で叫ぶ。


家臣「大変ですぞ!大変ですぞ!!姫が…、姫が、またもや魔王にさらわれたとの連絡が入りました!!」


王様「本当か家臣よ!!」


大臣「なんですと!?」


勇者「なに!?」


魔王「えぇ!?」


戦士「そんな!」


姫「えっ?」


魔法使い「まさか!」


ドラゴン「ロン!チートイドラドラなのでロクヨンです!」


ゴーレム「…トビマシタ!!」


武器屋「ダマか…。おたく渋い手あがるねえ…!」


時は年明け。奇しくも、『大陸全土 新春麻雀大会 ~老いも若きも割れ目でPON!!~』開催中の事件であった。


【オープニング】

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