虹のふもとを見たことはあるだろうか。もしくは行かれたことがあるだろうか。
「行くこと」は原理的に不可能である。
虹は太陽光の進む方向から一定の角度の位置に見えるものであり、どんなに前に進もうとも、虹と観測者との距離は縮まらないからだ。
と、勉強して知ってはいたのですが。
本日、てくてく散歩していたら、着いてしまいました。虹のふもとに。
どうやら今いる場所、ここ、虹のふもとだそうです。
なぜ分かったかというと、ニッカポッカを着た職人さんたちが、空に向かって色とりどりのライトを照射していたからです。
一応、ライトの先を見ると空まで虹が走っていたので、ここが虹のふもとだと認識。
なるほど、こうやって虹って作られてるんか、と。
職人さんの一人にお話を伺うと、この界隈もどうもあまり羽振りが良くないらしい。
確かに、虹が出ていたら嬉しいが、虹に明確な需要があるかというと、それも難しい気がする。
管轄は国土交通省とのこと。国営の公共事業らしい。まあ、それはそうと言えば、そうか。
【ジ・エンド・オブ・ザ・レインボウ】