「本格中華料理だあああ!!」
「ふふふ、たんとお食べなさい」
「いっただきまーすっ!!!」
己の腹の虫で小さな騒動を起こした
「もおモグモグお腹モグモグ空いてモグモグ仕方がなくtモグモグ…っそれに、あたし今日誕生日だったんだけど……──色々あって……ご馳走食べ損ねてたんです!」
「……自分の世界で誕生した日……か」
「ところで貴方って……、間違えてたら凄い申し訳ないんですけど……もしかして──
「……」
「ぶ、無礼な……!」
「陛下を「くん」付けで呼ぶなんぞ万死に値する行為!!」
「よい───私が許可する。それに…この者は
「くん?へいか?」
「ふふ、貴方……中々の
「へ?」
「
「それじゃあやっぱり……、貴方があの時おばあちゃんと助けてくれた────」
「我が名は
「こ………皇帝陛下ぁぁぁぁ!?」
「だからさっきからそう言ってたでしょ?」
「だだだだだだだだだだだだって!!」
「気にせずとも
「え……」
「これ…、あたしがキョンシーに襲われそうになった時……おばあちゃんがこの指輪を投げて……───そしたら……気付いたら、この世界に来てたの。…ねぇ、
「
「じゃ……じゃあ……今の皇帝様は……」
「無論、仮の姿である。…私と…
人間が臨んだ物を全て手に入れられると
ある村では「幸福」の食材として称され、然し、その村の一部では「不幸」の呪いの食材として称され、その村の娘達は、肥える事を許されなかった。
幸福と称した村人達の娘が皆肥えていき……
最後は村人同士で命を奪い、奪われ、その場で食い殺されるという……────惨たらしいものだった
そんな事をしても無意味だと言うのに………
「私と
「そ……そんな!!!」
私達はその
そして漸く辿り着いた先は
「お前の元だった……」
お前を誕生させた生みの親は、身なりが派手な娘だった。相手の男は、自分が身篭ったと話すと、逃げたと───泣きながら話していた。
しかし、その娘はお前を愛おしそうに見つめ
『
『私には良く分からぬ』
『んもぉ~、まじ
『その『リン子っち』って、なんじゃ?。なんか急に下品になったぜよ』
『ひどいぃぃ~~!!、ねぇ、
その話を聞いた時、大粒の涙が零れた───
そう、あたしの
本当の───────────
「母の顔をして、そなたに名を付けていた」
病室で
「しかし…誕生したばかりの
私達は一瞬の不意をつかれてしまったんだ……
『お願い!!!
手に抱かれた赤子の泣き声が響き渡る。しかし、
『っ……
ザシュッッッッッッ!!!!!────
『愛してるか───……ら』
宙に投げ出された
しかし…………
「やめてーーーーッ!!!!!!!!!!」
「!……」
「嫌だ………嫌だよ!!!そこから先は聞きたくないッ!!信じないッ!!!こんなの悪い夢だよ!!信じないッ!!!」
バンッ!!!!と、扉を開けて、
「む、娘が脱走したぞ!?」
「早く捕まえろ!!」
慌てふためく家臣や武官達の騒ぎを、
「私が捜す」
その青い瞳から