騒動後の謁見の間にて───
百官の中で位の高い役人達は怯えた様子で頭を垂れていた。
何故ならば───
「…
「………」
「…答えられぬ───と……、捉えてよいのだな?」
「…ッ」
緊迫とした雰囲気の中─────
誰もがこの状況をなんとかしてくれと言わんばかりの沈黙を破ったのは、
「だから、
「ちょっと!!!、余計な事言わないでよ!!!」
「ぶはぁっ!……──だって!!、気持ちはちゃんと伝えないと!!」
「貴女に言われなくても分かってるわよ!!怒」
「じゃあちゃんと伝えよう?。…じゃないと、
「………」
「あらあら、
「
「もうよい────」
痺れを切らした
しかし、そんな様子に
「あら、陛下……少し栄養と睡眠不足では?」
「…
「…パ、
「私は、人間に生まれ変わる前にこう申した筈だ。……
「ん?、
「ふふ、要は…あちらの
「両性類……=♂︎︎ ♀!?」
「両性類って言わないで貰える?───アタシはねぇ!、
「はあ……───お前は本当に変わらないな…」
「え………じゃ、じゃあ……男の子にもなれちゃうの?」
「なに?───何か文句でもおありなの?」
「って事は……───
「陛下の女性姿は、世の全ての殿方を虜にしてしまうくらいの美貌よ。──そうね……「女神」と言った方が分かりやすいかしら?」
「
「ふふふっ、伝説かもしれないわねっ」
「………───絶対に見せぬ!」
「えーーー!!なんで!?」
「…───
玉座から立ち上がった
「先程はお前の気持ちも考えずに……───済まなかった……」
「あ……、その……あたしも───」
「お前にとっては酷で…煩わしい話かもしれない……───でも、私は……お前を護りたい。」
そっと、あたしの手を取る
そう────それはまるで、月下美人の花のような美しさ
ドクン──────
無意識な胸の鼓動のせいでしょうか。
顔が火照って、とても熱い
この感情はなんだろう?