第99話 絶対に欲しいスキル?
「もう。いい加減にしてくれ!」
男の足元に魔方陣が輝く。
一瞬にして目の前には白い空間とひとりの老人が、嫌そうな顔をしている。
「また、お前さんかい。今度で何度目の召喚だ。」
「こちらが聞きたいよ。5回までは、数えていたが、それ以降は忘れた。」
「まぁ。恒例のスキルを与えるが、もう大概は持っているから、要らんじゃろう。」
「あぁ。重要なスキルは有るし、能力も有りすぎる。下手すれば、一発で魔王アウトだね。」
「どうするかね。欲しいものはあるかな?」
「う・・・・・ん。
あーそうだ!出来るなら、召喚されないスキルは無い?」