「この世界を救うため、私は戦う。この身の続く限り!」
神テレビにかぶり付き見ている女神さま。
「この先、上手く仲間に出会えるかしら?仲間と共に魔王を打ち破れるかしら?」あたふたしながら、「どう思う?」と天使に問いかける。
天使は、「サァ?」と聞き流す。
神テレビは、場面が変わり、勇者が出会うべき聖女を映している。
勇者とのすれ違いにやきもきする女神さま。
「そこよ!その角に勇者が団子を食べて居るのに、本当にもぉ!」
ドラマの様にすれ違いながら、離れていく二人。
焦れったい思いで見ている女神。
「あーん!運命の神は、何をサボっているのよ?・・・本当にもぉ!焦れったいこと!」
テレビを前にして、落ち着かない女神さまを見つめる天使はポツリと
「神は貴女でしょ!」