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第61話 説明の続き


 ミリカは、この世界に奴隷がいる事を聞いて、シャリルを思う。

 彼女の事はジョージやアレリオ同様に仲間であり、妹の様な存在である。

 だが同時に彼女は自分の・・・性奴隷ではないかと。


 彼女も満更じゃあないし、アンデッド化による忠誠心を植え付けて有る。


 とは言え。

 シャリルも、私を見ると目にハートマークを浮かべるくらい、私の事が大好きだ。

 このまま、アンデッドを増やし続けると。

 いずれ、自分の為の性奴隷が増えていく事に・・・と、ミリカは思った。



「次の大陸の説明に入ります・・・次はオーストルイア大陸の説明を、この大陸は黒人に近い人々が元々住んでおり、近年入植してきた白人・・・それも、イグリス連合王国人との対立が深まっており、小規模な部族と入植者の戦闘も噂では既に始まっていると・・・」


 アレリオの説明を聞いた、ジョージは思う。

 イギリスのオーストラリア入植か。

 現地民のアボリジニの大量虐殺だなと。



 ミリカは思った。



 (両方とも女の子達は何れは私の性奴隷にして・・・)


 彼女は不純な事を思いつき、顔を赤らめて目を閉じ、両頬に手を当てて身をよじる。



「では、インディ亜大陸の御説明を、場所はここ、ユーラキア大陸の南に尖った氷柱のような形のユーラキア大陸に繋がる亜大陸になります・・・」


 アレリオは、坦々と説明を続ける。



「この大陸には様々な宗教と国家が有り、さらにアラビャ人の様な人々や肌が浅黒く黒人の様な人々が暮らしており、非常に多様な文化を持ち交易によって栄えている地域です・・・」


(・・・インディはインドかあそこは色んな人々が行き交うからなあ、ビジネスマンに行商にたくさんの人が行き交うからな・・・)


 アレリオの説明を聞いて、ジョージは思う。



(・・・でもこの世界のインディも現実同様に問題は有るのだろうな、インドは経済成長中とはいえ、まだまだ貧困やカースト制度なんかの問題が山積みだもんな・・・)


 似たような世界だから、やはり同じ問題があるのだろうとジョージは思う。



(・・・それにインド、パキスタン、マレーに掛けては、ビジネスマンや行商だけではなく、ブラックマーケットのテロリスト達を初めとする、武器商人、マフィア、麻薬組織、海賊と多様な犯罪者の通り道だったよな・・・)


 ジョージはテロリストの交易ルート思い出す。



(・・・とくにパキスタンのカラチ等はアフリカとアラビアとアジアを繋ぎ、物資、情報、人、が行き交うからな、きっとこの世界のインディも同じ様なものだろう・・・)


 そうジョージは、一人で思った。



(・・・向こうの世界じゃ? アヘンとAKと56式にRPGがオマケの弾付きで大量に中国やダッラ村で作られ・・・インドやパキスタンからソマリアやイラクに運ばれているんだろうな・・・)


 ふと、ジョージはまた考える。



 ミリカは思う。



(・・・ここには、様々な人が訪れるのなら、白い肌、浅黒い肌、黄色い肌の様々な大人の女性や可愛い女の子を毒牙に掛け自分専用の性奴隷に・・・)


 ミリカは、またもや不純な事を思いつく。


 そして、アレリオの説明は続いていく・・・。

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