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第62話 説明は続く


「では・・・南北インディアナ大陸について、この二つの大陸はインディアンと呼ばれている赤色人種の人々が住んでおり、北インディアナ大陸には赤茶色の肌のインディアンが・・・」


 アレリオは、南北インディアナ大陸の説明を始めた。



「南インディアナ大陸のインディアンは肌が弱冠北側より浅黒くなっており、部族や国によって様々な文化と言語を持ち、一部は白人と敵対し一部は白人と共存したり混血したり等、部族によって色々ですね・・・」


 アレリオは、更に説明を続ける。



「さらに、ここも他の大陸同様に白人による入植が開始され、一部の部族による敵対もやがて、白人と全ての部族との全面戦争に発展するのでは? と噂されていますね」


 アレリオのインディアナ大陸の長い説明が終わると、ジョージは質問する。



「どこの世界も、どこの大陸も同じかぁ~て言うかインディアナはアメリカみたいだな」


「そうねぇ・・・どこも同じよね・・」


 ジョージは感想を言うと、ミリカも感想を言うのだが、その心境は・・・。


(・・・どこの南や北の大陸だろうと女の子達は、みい~~んなっ! 私の性奴隷よ・・・)


 ミリカは、またもや考える。

 それしか考えられないのか、お前はと。

 ジョージが聞いていたなら確実に言うであろう事を・・・。

 彼女は頭の中で考え、妄想しまくる。



「最後にサウスヘル大陸、どこの国も領有権を所有しておらず、探検家も容易に近づけずあまり調査の進んでいない大陸に成りますね、魔物は大変に強く、伝説上の魔物や神と讃えられる生物等、生息している魔物のレア度が高く、その事が探検家達を遠ざける一員になっています、他にも寒く厳しい土地と言うこともあり入植者も全くいないと言う場所でして、あまり訪れたくない様な場所かと」


 アレリオの説明が終わると、ジョージはサウスヘル大陸を南極みたいだなと思う。



(・・・しかし・・・人が来ないと言うなら? この大陸の地下にアンデッドの楽園でも作るかな・・・)


 そうジョージは考えるが。

 ミリカは、何もないなら別にいぃ~~やぁと思い、興味を示さなかった。



「何も質問は有りませんか? でしたら俺の説明は終わりますね次はシャル、君の番だよ」


「ええ、アレリオ分かっているわ、ではっジョージ様、お姉さま、私しは宗教と戦争に各組織、国家、等を紹介しますわ」


 シャリルは、そう言うと。



「でも、その前に少し休憩に入りましょうか? 私が狩りに出かける前に見つけた紅茶を飲みましょうか」


 休憩を提案した。



「しかしなあ? ここのテントにいた奴等はどうして非常食を用意していなかったんだろうな」


 ジョージがそう言うと、シャリルが答えた。



「私しの推測ですが・・・もしかしたら彼等も現地で狩りを行って食糧を得ていたか? もしかしたら、商人から物資を購入していたか? または補給の為に定期的に馬車による軽重部隊がここを訪れていたか? そのどれかだと思いますが」


「そうか、そのどれかだよな?」


 ジョージは納得する。


「では、私は紅茶を入れて来ますのでそれまでは、お待ちを・・・」


 そう言って、シャリルは向こうのテントに向かって行った。

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