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第63話 紅茶を飲み終わり説明を聞いた


 紅茶を飲み終わった、ジョージとミリカ達。

 二人は、シャリルに体を向けると、彼女説明を始める



「今この世界には様々な宗教がある中、主に二つの宗教が多くの信徒を抱えており、この二つの宗教は対立して聖戦まで行っているというくらい中が悪く、それぞれの地域でかなりの勢力を誇り、宗教的な勢力がそのまま軍事力になっている? という感じですね・・・」


 シャリルは、二大宗教勢力を語る。



「それぞれの宗教の名前はですねえ

ーー? 白人の多く住むユーロリア地域の聖十字架教団と言いまして通称十字架教といいます・・・御二人に出逢う前は私しも信徒でしたが、今の私は御二人を神と信仰しております・・・」


 シャリルは元々自分が信仰していた宗教を説明した。

 その後、ジョージとミリカ達に忠誠を示した。


 ジョージは頭を下げるシャリルの説明を聞いて疑問を思いつき、それを聞いて見る。



「シャリル、一つ質問いいか?」


「はいっ! なんでしょうか、ジョージ様?」


 シャリルは彼の質問に答えようとする。



「もしかしてさあ? 十字架教てのは十字架に掛けられて死んだ・・・そのお方が聖人というか? 神の息子という感じなんじゃないのか?」


「はいっ!! ジョージ様、その通りに御座います・・・当時のユーロリア南部からダークネス大陸北部に跨がる地域を支配していた大帝国であるローム帝国の兵士に聖クリスティウスが十字架に掛けられて処刑され・・・その後、奇跡により復活した・・・という所から聖十字架教を名乗るようになったのですっ!」


 シャリルの話を聞いて、ジョージは思う。



(・・・やっぱキリストじゃねえか・・・)


「ジョージ様、何か?」


 やっぱり、キリストの事かとジョージが小さな声で呟くと、シャリルは不思議がる。



「あっ! いや、続けて、続けて」


 ジョージは慌てて言う。

 そして、横からミリカが。


「ねぇ? もしかしたらさあ~~もう一つの方の宗教って、唯一無二の神様を信仰していて、女性は肌を隠してなきゃ駄目っていう宗教じゃ?」


「お姉さまっ!? その通りに御座いますが、御二人は異世界から来たのではなかったのでは・・・?」


 ミリカの口から出た言葉に、シャリルは驚く。



「ああっそれなんだが、どうも前居た世界と、こちらの世界はけっこう似ているんだよな?」


「そうなのよ、かな~~り似ているのよっ! コッチとアッチはね?」


 ジョージとミリカ達は、そう答えた。



「はあ? じゃあ、説明はしなくても・・・」


 シャリルが、そう言うと二人は。



「どうする? 一応・・・」


「聞いて見ようかな?」


 ジョージとミリカ達は、そう言ってシャリルにまた説明を求める。



「では、続きを・・・もう一つの宗教について、唯一神の信仰者達について説明しますと、この宗教は通称アラビャ語でイズィール、またはイズィール教と呼ばれており、広大な範囲に勢力を誇りアラビャ地域を中心に世界中に信徒がおり、聖十字架教団と長年対立関係が続いております・・・」


 イズィール教の事を、語るシャリル。



「創始者は有力氏族クライシェ族の首長、開祖ムハメッドという方が神が使わした天使の声を聞いて、新たな預言を授かり受け、その預言に従い新しい宗教を作り、当時戦乱の渦中にあったアラビャ半島をイズィール教を広める事によって平定しました・・・」


 開祖ムハメッドの事を語るシャリル。



「・・・その後も、イズィール教を国教とする各国家群による強固な共同軍事同盟により、発展と拡大を続ける・・・という宗教にして軍事同盟という非常に強大な勢力です・・・」


「うぅん、やっぱイスラム教だな?」


「そうねっ? なんか、イスラム教みたいね」


 シャリルから、イズィール教の事を聞いた、ジョージとミリカ達は互いそう言う。



「では? 質問が泣ければ、次にこの島についてです」


 シャリルは、次の説明を始めようとした。

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