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6 ダンジョン②(プメール)


昨日は、、、あれは、、、夢だったのか、、、

キスしてたよな、、、俺の上にルーナが乗っているもんな、、、


「あのー、ルーナさん?起きてー」


「ふにゃむにゃ~」


ルーナは朝が弱いらしい、昨日もそうだがなかなか起きない。


「ルーナ~!朝だよー!」


「ふにゃ~、もう朝ですか、、、あれ、、、私なんでひなりさんの上に、、、?」


「昨日のこと覚えてないのか、また酔って連れてきたんだよー、、それに気づいたら俺の上に乗っかっていたんだが、、、」


「あ~すみません~」


「あのー、ルーナさん?昨日の夜のことは覚えてる?」


「ん~なんか覚えているような覚えていないような、、、」


「覚えていないんだったら大丈夫!!さっ早く起きて今日もダンジョンへ行こう!」


ふぅ、あれは覚えていないのか、よかったのか、どうなのか、、、



昨日のようにギルドで薬草採取の依頼を数件、追加でランドルの狩りの依頼をこなした。

その後、俺たちはダンジョンンへ向かった。今日こそは1階層のボスを倒す!


「ルーナ!準備はいいかい?」


「はい!いつでも!」


よし!いざダンジョンへ!!



昨日同様、ゴブリンが立ちふさがっているが、昨日で要領を得たのか、二人ともどんどん進んでいった。

そして、1階層ボス部屋の前にきた。


「ルーナ?ボスってどんなのかな?」


「そうですね、、、ゴブリンの上位種、ホブゴブリンとかでしょうか。」


「ふむ、、、まぁそんな感じか、行ってみて確認しよう!準備はいい?」


「はい!いつでも!」



俺たちはボス部屋へと入った。


暗い。真ん中に火の玉のようなものが、、、!?

あれは、、、!


「ルーナ!!ゴブリンメイジだ!気をつけろ!」


「そのようですね、、、」


はっきり姿が現れると、ゴブリンメイジは間髪言わず魔法で攻撃してきた。


「ウォーターウォール!!」

「広範囲の火魔法か!!厄介だな、ルーナ!少し気をそらせられるか??」


「はい!お任せください!!」


ルーナが一時的に魔法で気をそらしてくれている、その隙に!

水魔法でゴブリンメイジの頭を!!

「ウォーターストーム!!」

「よし!身動き取れなくなっている!今のうちに!!」


ゴブリンメイジの体を斬った。よし!やった!倒した!

青の魔核が落ちた。それから副産物か、ゴブリンメイジが持っていた杖が落ちていた。


「魔法の杖でしょうか?」


「うん、これももらっていいのか、思わぬ戦利品だな!」


ボス部屋の奥に下に続く階段があった。地下1階層か。


「地下に続く階段がある。地下1階層を少し見てから帰るとするか!ルーナ?行けるか?」


「はい!大丈夫です!まだ余裕あります!!」


「ルーナは頼もしいな!」



地下1階層はどんなモンスターなのか。

スキルが反応した。目の前に何かいる!?なんだ?


犬?いや狼か??


「ひなりさん、これはコボルトですね。遠距離が有利かと。」


「なるほど、それなら!」

「ファイヤーボール!!」


仕留めきれないか。


「ファイヤーアロー!!」


ルーナが援護してくれた。コボルトは倒れたようだ。

魔核はゴブリンと同じく緑か。


「よし、探索はここまでにしよう。ここから出口まで帰るのは少し面倒だな。」

「ルーナ、移動魔法とか知らないか?」


「ん~知らいないですね、、、」


そうなると、、、前から気になっていたスキル『禁忌録』。禁書?のようなものなのか?試してみよう。

スキル『禁忌録』!!


すると目の前に一冊のお札が全体的に貼られた本が出てきた。なんだこれは、、、

絶対に開けちゃだめなやつなのでは、、、開けられるのか?

本に触るとお札が消えた、消えてしまった、、、恐る恐る本を開いてみる。


項目には魔法や武器なんかも書いてある。なんなんだこの本は。

従懐魔法、隷属魔法、拷問魔法、召喚魔法、刻印魔法、、、かなり種類がある。

探していると、転移魔法、、、あ、あったぞ!


転移魔法にもいろいろと種類がある、、、時間があるときに読んでおこう。

二人だし、テレポートかな。


「ルーナ!手を握って!」


「え!なんでですか!?」


「いいからっ!テレポート!?」


目の前に『移動先を設定してください。』という表示が出た。

びっくりした。こういうものなのか。ダンジョンの入り口まで!


瞬間移動したかのように気づいたらダンジョンの入り口に戻っていた。

成功のようだ。


「ひなりさん、これは転移魔法ですか??」


「うん、まぁそんなところだ!誰にも言ったらだめだぞー!」


「わ、わかりました!さすがに言えません!!」



俺たちはダンジョンを後にしギルドへ向かった。


「こんにちはオリビアさん、あの魔核を換金して欲しいんですが、、、」


「こんにちは、灯生さん!承知しました!」

「お、今日は青の魔核が、ということはボスを倒されたのですね!!おめでとうございます!」


「ありがとうございます!それとボスを倒した時にこれも落ちていたんですが、、、」


「ほう、これはゴブリンメイジの魔法の杖、レアですね、、、そのまま使ってもいいですし加工してもいいでしょう!なかなかドロップしないのですが、灯生さん、ついてますね!」

「それでは換金してきますね~」


「ひなりさん!よかったですね!これどうしますー?」


「ルーナがいたからだよ!うーん、そのまま使うのは考えていたけど、加工してもっといいものが作れるか試してみようかな。」

「ルーナの意見も聞きたいからその時は手伝ってね!」


「私の意見?ですかー?わかりました!」



換金が終りギルドを後にした。今日は銀貨15枚に銅貨60枚、かなり儲かった。


宿に戻り夕食を食べ、案の定ルーナは酔い潰れていた。


ルーナを部屋に運ぶと、押し倒された。

どういう状況だこれは!?


「ひなりしゃ~ん、、、私のことどう思ってるんでしゅかぁ~?」


「えぇ!!どうって?た、大切に思っているよ、、、」


「ほんとに~?それじゃぁ~、キスぅ、してくだぁしゃいよぉ~」


「何言ってるの!ルーナ酔ってるだけでしょ!」


抵抗できない。ルーナが上に乗っかっているからである。


「わぁたぁしぃは~、ひぃなぁりぃさんのことぉ~、だぁーいすきなのにぃ~」

「昨日はぁ~わぁたぁしから~キスぅ、したぁんだぁからぁ~今度はぁ~ひぃなぁりぃさんからです~」


ん!?覚えていたのか!無意識じゃなかったのか!?


「いいのか、ほんとに?」


「いいですよぉ~、わたしの胸チラチラ見てたのぉ、わかってましたからねぇ~、キスぅ、ほらぁ~」


ばれていた、ルーナはエルフで綺麗でスタイルもよくてかわいいし、なにより胸が大きい。

女性経験がない俺でもわかる、これは大きい、俺の頭が収まるほどに。

プルンプルン揺れているのに、そこに目がいかないわけがない。


「ルーナは、、その、、経験はあるのか、、」


「ん~、は・じ・め・て、ですよぉ♡」


初めて、ということは処女!!


「どうなっても知らないぞ!!」



その後のことは本能に任せて、ルーナと初めての経験をした。


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