朝はアーロのキスで目覚めた。
「兄ちゃん、兄ちゃん♡」
「アーロ、朝からそんなにされるとまた燃えてしまうよ。」
と、そこへ。
「ひなりさん!」「ご主人様ー!」
と二人が入ってきて。
「これはどういうことなんですかー!!」
「ご主人様!アーロがかわいいからって男の子も相手にするにゃ~!?」
「違う違うよ~!」
「セリーヌ!!」
「はいはい、二人とも落ち着いてねー。」
セリーヌはいつも通り頼もしい。うんうん。
「で、灯生さん、どういうことですかー?」
あ、あれ、セリーヌ??
「違う!誤解だよ!アーロは女の子なんだよ!」
「えぇ!?」
3人ともびっくりしたようだ。そしていろいろ納得したようだ。
「なーるほどぉ、それで昨日の夜はイチャイチャしていた、と??」
「こ、これは僕のせいなの!!兄ちゃんは悪くないのー!!」
「アーロはいい子だなぁ。」
「ひなりさん!」「ご主人様!」「灯生さん!」
「なんなんだよ~もう!」
3人の機嫌を直すのに半日かかった。
「さて、これからどうするかだな。」
「みんな行きたい場所はあるかい?」
「それなら、他の都市に行ってみる、というのはどうです?」
「うん。それがいいかもね。他の都市について知ってる人はいる?」
みんな知らない様子だ。
「アーロも知らない?」
「僕、この町から出たことないからわからない。」
「なるほど。それじゃ、一旦ドミルコに戻ってみるか。セルビアさんならいろいろと知っていそうだし。」
「それにアーロのギルド証も発行してもらう。」
「あぁ!そうですね!それがいいと思います!」
「一応、セリーヌもギルド証持っておいた方がいいだろう。」
「そうですね、あった方がよいかもしれません!!」
「よし決まりだな!明日の朝に出発しよう!」
「今日は買い出しだ!それと酒を買い込んでおこう!」
「それなら僕のおすすめの酒屋があるから案内するよ!」
「おー!助かる!アーロはいい子だなぁ!」
「へへへ~!」
3人の目つきがギラリとした。また怒らせないようにしないと、、、。
手分けして買い物をし夜は酒場に。
ここを去るのは名残惜しい。なんたって酒がうまい、食べ物もうまい!
まぁでも、飲みすぎには注意だけどな。
珍しくセリーヌも酔っているみたいで帰るのに苦労した。
明日の準備をして俺は眠った。
そう、寝ていたのだ、が起こされた。
いつの間にかアーロの部屋にいた。
何かの
アーロがかわいすぎてはまりそうだ。
なんだか視線を感じる。
まぁ3人がアーロの甘い声を聞き逃すわけもなく、結果4人を相手にした。
いろんな花が咲き乱れてくれて、今宵もいい景色を楽しめた。