わーん。
どれが薬草なのかわからないよ!
どれも青いし!
似たような形だし!
においも、ほぼ同じだし!
これなんか、
ねばねばしてて、丸いし?
って、
出たー、スライムさんだー!
「逃げるなあー!」(リッタ)
「か、囲まれたぞ?」(ギーン)
「えいっ、このお!」(おうひ)
「そこぉ!
斧で叩くな!
笛で殴るな!」
「魔力だ、
魔力を使うのだあああっ。」
(ポチ)
「こらあああっ!
逃げながら指示出すなあああ!
もーっ、
仕方ないわねえ。」
リッタが、
杖を天高く、上段に構えた。
『サミクレイズ!
(変温激化)』
と、
あたり一面に、
突風が吹きすさび、
轟音とともに雷鳴が響き渡り、
暑さと寒さを交互に感じる!
熱い?寒い?痛い!
まるで電子レンジの中みたい?
繰り返し高速で、
熱を返している?
氷と炎が同時に現れたような!
赤と青が交錯する!
これが、
あらゆるすべてを返す力!
「うわあああっ!?」(一同)
、、、。
、、、。
結果。
見事な失敗。(敗走)
「はあ、ぜい、ふうっ。」
息を切らせるリッタ。
「ま、戦略的な撤退だな。
我は無事に生きている。」
「わりいわりい、
久しぶりだったんで、
戦いを忘れてただけさ。」
「次に生かしましょう♪」
「キッ!」
「どうしたのだ、お疲れだな。」
「わりいわりい。」
「大丈夫ですか?」
「ジッ!(ギロリ)」
「我はリッタが好きだ」
「まあ、そう、焦るなよ。」
「怒った顔もかわいいです♪」
「誰のせい?」
シュンとなる3人?
まだ、戦ってない。
大丈夫か?我らは。
でも、
これだけはわかる。
リッタがいれば、大丈夫♪
たぶん、、、。