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第21話 草原にて

わーん。


どれが薬草なのかわからないよ!


どれも青いし!


似たような形だし!


においも、ほぼ同じだし!


これなんか、

ねばねばしてて、丸いし?


って、


出たー、スライムさんだー!


「逃げるなあー!」(リッタ)


「か、囲まれたぞ?」(ギーン)

「えいっ、このお!」(おうひ)


「そこぉ!

斧で叩くな!

笛で殴るな!」


「魔力だ、

魔力を使うのだあああっ。」

(ポチ)


「こらあああっ!

逃げながら指示出すなあああ!


もーっ、


仕方ないわねえ。」


リッタが、

杖を天高く、上段に構えた。


『サミクレイズ!

(変温激化)』


と、


あたり一面に、

突風が吹きすさび、

轟音とともに雷鳴が響き渡り、

暑さと寒さを交互に感じる!


熱い?寒い?痛い!


まるで電子レンジの中みたい?


繰り返し高速で、

熱を返している?


氷と炎が同時に現れたような!


赤と青が交錯する!


これが、

あらゆるすべてを返す力!


「うわあああっ!?」(一同)


、、、。


、、、。


結果。


見事な失敗。(敗走)


「はあ、ぜい、ふうっ。」


息を切らせるリッタ。


「ま、戦略的な撤退だな。

我は無事に生きている。」

「わりいわりい、

久しぶりだったんで、

戦いを忘れてただけさ。」

「次に生かしましょう♪」


「キッ!」


「どうしたのだ、お疲れだな。」

「わりいわりい。」

「大丈夫ですか?」


「ジッ!(ギロリ)」


「我はリッタが好きだ」

「まあ、そう、焦るなよ。」

「怒った顔もかわいいです♪」


「誰のせい?」


シュンとなる3人?


まだ、戦ってない。


大丈夫か?我らは。


でも、

これだけはわかる。


リッタがいれば、大丈夫♪


たぶん、、、。


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