武器は、威力ではない。
己の身の丈にあった、
扱い易さで選べ。
とは、リッタの弁。
ということで。
我は、
猫耳族が扱える大きさの、
木目の弓矢。
桜皮(おうひ)は、
妖精の回復笛。
情報屋は、
ごく普通に、
鉄の斧。
そして、
リッタは、
魔法使いの杖。
これらが初期装備となった。
お金持ちだなあ。
「あとで返してね。」
え。
「常識ですよ、主さま。」
「常識だろ、お嬢さんたち。」
桜皮(おうひ)も、
それに、
ギーンまで、、、。
立派になったもんだよ
、、、。
まだ、
戦ってないですよ?主さま。
意識が伝わってくる。
「ギルドには、
わたしが話をつけるから、
安心してね。」
リッタは、
胸を拳で叩く仕草。
頼もしい~
そうだ、
まだ、戦ってない。
ということは、
まだ、
戦わずに逃げられる!
、、、。
かもしれない。
リッタが、
鬼じゃなければ。
ギルドの所用を済ませ、
いざ。
青々とした、草原へ!