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第26話 最終話

あたり一面ところ狭しと、

猫たちが覆い尽くした。


猫たちがにゃーにゃー鳴く。


魔女の力で、

猫以外としての存在を、

まとめて消されたのだ。


あらゆる事象は猫になった。


これが物語の顛末。


猫たちの不思議な楽園。



さあ、

もう一度やり直したい?



そして。


意識が遠のいていく

、、、。


おわり










、、、。


おわり?














「んん。んー!」


お布団がふかふかだった。


延びをして目覚めた。


「起きた?」


顔を覗きこまれる。


トーストの焼けるにおい。


「おはようございます?」


汗臭くないし、

衣服も清潔だった。


「君ねー、

ずっと寝てるから、

心配するじゃないの!」


目の前の人が泣き崩れた。



どうやらやっと見つけた。


本当の物語を、、、。


おわり

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