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第4話 婚約延期の申し出1

翌日、ちょうどお互いの両親を含めた食事会が開かれる日だった。




ーこの食事会は卒業後の結婚式についての話し合いだから、その前に気付けて良かったわ。


ただどうすれば結婚を辞められるんだろう。




一晩中考えたけど、結局良い案は思い付かなかった。




結局そのまま色々考えてもわからないまま、


碧人様の家に着いてしまった。




「美姫ちゃん、久しぶり。また綺麗になったね」


そう褒めてくれたのは碧人様のご両親だった。




2人は本当の娘のように可愛がってくれて、


私は2人とも家族になれるのが嬉しかった。


ーが、このままではいけない。




「それでは、結婚式のことについて話し合いましょうか。美姫ちゃんはどんな服を来ても似合うから、ドレス姿が楽しみ」


「青色のドレスもいいですよね。碧人君の名前と同じで素敵だし」


お互いの両親が話し合って、どんどん結婚式の話が進んでいきそうだった、


このままじゃまずいと思い、


私はとっさに、


「あの、結婚式の延期ってできたりしますか?」と考えなしに発言した。

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