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第5話 婚約延期の申し出2

みんなが一斉にこちらを向いて、


「どうしたの?」「何かあったの?」「そう思った経緯は?」と話し始めた。


ただ1人碧人様だけは発言していないようだった。




碧人様がさつき様に片思いしてるからー


なんて勝手に言うことはできないし、


碧人様のことを嘘でも悪く言いたくない、どうしよう、


とっさに


「実はマ、マリッジブルーになってしまって」と発言した。




それを聞いたお互いの両親は、


何かあった訳じゃないことに安心し、


「誰でもマリッジブルーになるし、


卒業後すぐに結婚しなくてもいいんだよ。


ゆっくり考えてね。


一通り妃教育は終わってるし、一休みしましょう」と言ってくれた。




解決はしてないが、


ひとまずこれで結婚の話は進まなそうー


碧人様も安心したかな?なにも発言してないけど、どうしたんだろう?と碧人様の顔をみたが、


とにかく驚いて唖然としていた。




いきなりでビックリするよね、


嬉しそうにしてたらどうしよう、心配してたが、少し安心してしまった。




私が好きなわけではないから、期待しちゃダメなのにー。

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