「さて、新たな世界にやってきたわけだが、
まずはいろいろ確認。物は試しというし。」
「ステータス、オープン!」
《内米幸太 ステータス》
体力 100
攻撃 100
防御 100
俊敏 100
運 100
MP 100
能力
「はあはあ、普通なゲームの感じだな。
なんか前世の名前だと未練感じるな…
『改名』ゼクシード・ゼウス。
神さま、勝手に名前使ってごめんなさい。
まあ、ゼウスに転生させてもらった身だしいっか。」
その時、声が聞こえた。
「一つ言い忘れたけど、能力だけじゃなくて、アイテムや武具防具も作れるよ。
使うには
ゼクシードはこう思ったのだった。
(とりあえず最優先はMPの確保だな。)
「じゃ、頑張りたまえ。」
「ありがとう!ゼウス!」
(とりあえず最優先でステータスポイントを手に入れてMPに振るとして、一つ怖いのがMP切れによる昏睡。アニメでよくあるパターン。それを知る必要がある。)
「創造、ステータスポイント。
消費量 100MP 実行!」
(とりあえずステータスポイントは手に入ったわけだけど、昏睡まではいかなくとも、クッソだるい
体が重い!足が動かん!エグいて!)
「振り分け MP 消費ステータスポイント100。実行!」
(MPに振ったらだるさとか回復したな。
超便利だわこれ。)
その後も一日中同じ作業を繰り返した。
何度も魔力枯渇によるだるさを経験したことで慣れてきた。そして翌日も同じことをした。すると、
《スキル獲得のお知らせ》
《あなたはスキル『MP枯渇影響無効』を獲得しました。このスキルは常時発動します。》
それを見た時、どんなに嬉しかったことか。
なぜなら、MP増加の作業がだるさと戦わなくて良くなったことで、スムーズに行えるようになったからだ。
「よしっ!
そういえば何で魔力じゃなくてMPなんだろう?まいっか。」
気づけばMP総量は10万に達していた。
そうして、三日が過ぎたのだった…