四日目、マナ増加の訓練を続けていた。
「マナが増える感覚はわかったけど、
マナの扱い方が掴めん…クソ!」
そうして一時間程ヒントを得るため瞑想をしていた。
「五感を研ぎ澄ませ…巡る物を感じろ…感覚を、もっと強く、鋭く!」
そうして、半日が経ったころ…
「これかも。この水の流れのように血液とは違っていつつも流れる何か!」
《スキル獲得のお知らせ》
《あなたは『マナ感知』『マナ循環』を獲得しました》
「キタコレ!次はマナを一点に集めることにしよう。待てよ、マナを
《スキル獲得のお知らせ》
《あなたは『マナを視るもの』『マナ集約』を獲得しました。》
《マナ集約の副次的恩恵として、攻撃にマナを乗せることが可能になりました。》
「棚からぼたもちとはまさにこのことだな。
俺は武器を持っていないから、マナを拳に集めるくらいしかできないんだよなぁ…」
『
保有総マナの1割ほどしか込めていないのに地面が大きく削れた。
「は!?おいおい、
そこから数時間戦闘の練習を続けると、
《スキル獲得のお知らせ》という表示を10回ほど見た。
「疲れたマジで…
ああ、そういえば飯ずっと食ってないから腹減った」
とはいえ、その後『マナ放出』『マナ収集』というスキルを手に入れ、マナ系の6つのスキルが隠し条件達成で『マナ操作』に進化していた。
「はあ…
紆余曲折で異世界に来てからひと月が経った頃…
ゼクシードは人生最大のピンチを迎えていた。
「魔物と遭遇とか聞いてない。」
その時、ウインドウが現れ、魔物について説明してくれた。まず第一に魔物は通常ダンジョンの中でしか出現しないが、稀にマナが濃いと出現すること。次に、マナが濃いと強さの格が上がること。最後に、出会ったのが
次話に続く…