月が雪乃に問いかける。
「明日のスイーツは何にしましょう、雪姉様?」
雪乃は軽く首を傾げながら考える。
「そうね、今日はフルーツサンドとチョコレートラスクだったから、フルーツ系やチョコレート系以外がいいわね。」
そんな2人の真剣な話し合いの最中、不意に柔らかい声が店内に響いた。
「雪、抹茶ティラミスが食べたいわ。」
驚いて振り返ると、そこに立っていたのは優雅な微笑みを浮かべた第二王女、星姫。
「星姉様!」
突然の訪問に、店員たちも驚きを隠せない。
しかし、彼女の訪問にはただの甘味への欲求だけでなく、深い目的が隠されていた……。
次回、「突然の訪問と抹茶ティラミス」。
その裏に隠された星姫の真意とは?そして第一王女壱姫の名前が挙がる中、事態は思わぬ方向へ――!