探偵界のカリスマ、シャーロック・ホームズ。それと同等の智謀を持つ宿敵、モリアーティ教授の娘を主人公にした作品であり、設定が非常に興味深いです。
イギリスの社会の裏で渦巻く闇、秩序、変革、混沌――それらを少女はモリアーティ教授やその仲間たちを通じて理解し、向き合っていきます。少女が正義と悪に触れ、成長していく様子に引き込まれてしまいます。
モランを始めとした人物たちもキャラが立っており、その点も魅力的です。
ホームズが時代の光ならば、モリアーティは時代の影。
その影の子はどのように世界を見るのでしょうか。続きが楽しみな作品です。