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第14話 自作を批評してみる

 皆さま、こんにちは、こんばんは、おはようございます。

 ずっと小説書いていたので、独り言が溜まっている霞花です。


 今日は、前々から思っていた誰の役にも立たない私の傾向について。




※興味消滅した方はここでページを閉じてください※

※今回はマジで自作の愚痴しかありません※




 熱量籠めてガツガツ書いてる時って全然読んでもらえなくて、

「人気ないな、書き殴って満足したし、この辺で良いか」

 みたいに自分の気持ちが冷めると閲覧が増えたりランキングに入ったりするの、

 どの作品もどのサイトでも毎回同じなんですが。何でだろうって不思議でした。


 最近、ふと思った。

『つまり、書き出しが悪い……、詰まんねぇからじゃねぇの⁉』


 気が付いちゃった、はわわ。


 いやいや、今更そんな。

 前から何となく気付いてたじゃん。


「序盤は世界観の説明と人物紹介、面白くなるのは中盤以降だから、いい」


 みたいに自分で自分を納得させてたじゃん!(頭抱え)。


 同時に思ってたよ、それじゃダメだって。


 読者は最初の一話、もっと言うなら冒頭が面白くないと、その時点で閉じる!

 それ以降は読んでもらえない、戻ってこない。

 だから掴みが大事!


 BLの話でも書きましたが、 

 商業BL漫画が冒頭にエロを入れるのも、そういう理由だと思います。

 男二人がそれなりにエロいことしてて

「え? 何でこの二人えっちしてるん?」

 みたいに興味持ってもらえないと、読み進んてもらえない。

 絵だから小説よりエロシーンがダイレクトに目に入ってくるしね。

 ツカミとして充分です。


 それを参考にして、『からくり紅万華鏡』(異世界ファンタジーBL)は冒頭からショタのエロシーン入れました。

 だから人気あったのかな……。

 どのサイトでも自作の中で一番人気。

 だけど、ネオページでは人気ない。

 何故か。

 エロシーン削ったからな!!! 

 だってネオページさんはR禁止だから! 

 エロいシーン全部削りましたとも!


 そもそも『からくり』は私の中でお試し的な要素が満載で、


「BLってエロがないと読んでもらえないんだから、エロを設定の中に組み込んでしまえばいいんじゃない? 性交は繁殖ではなく食事のために必要。番を作れば妖怪は人喰をしなくて済む。性交が食事だから感覚としてはフランクでフリーセックスな概念の世界にしちゃおう」


 という設定です。

 だから、年齢性別パートナー貞操観念関係なく、ヤる。

 それが後ろめたくも恥ずかしくもない、妖怪が住む幽世・瑞穂国。


 その国に餌として売られた少年は、自分すら知らない秘めたポテンシャルのお陰で国の神様にまで昇り詰めるのでした。


 エロ前提のBL小説です。

 しかも主人公は15歳、最初は年齢より幼く見える。

 可愛い僕ちゃんを神のように美しい妖狐が(エロだけでなく色んな意味で)可愛がりまくります。


 序盤終了後、霊元が開いて、そもそもの年齢17~18歳くらいまで成長した主人公。 

 育ってきた環境のせいで中身(性格)が幼い。

 故に見た目もやっぱり幼い。


 ショタ、ですよねぇ。

 児童ポルノ法に抵触して逮捕とかされちゃうかしら。

 小説だから、見た目が如何に18歳でも台詞が幼いと精神年齢で読まれがち。

 見た目の描写を所々に入れたって、毎回18歳の蒼愛だけど見目は年齢より幼く見えるとか描けねぇし。ショタしか読み取れねぇし。


 書いた当時は、ショタがエロいことしてるとか、実はあんまり考えていなかった。

 本っ気で気が付いていなかったんですよね。

 只々、不遇に生きてきた主人公に愛を教えたい一心で……。


 誰か、阿呆な私を殴れ! 殴ってくれ!!!(頭打付)


 結果、『からくり』はどのサイトでも一定の人気があり

 fujossyではデイリーランキング2位・新作ランキング1位の人気になりました。


 ショタ、だったからか……気づいちゃった、はわわ。


 そもそも性交が食事っていう世界観で、恥ずかしくもなく制限もないっていうエロ設定で書いたら、どのくらい読んでもらえるのかを試したかったから、結果は付いて来たんだと思います。


 最終的に『からくり』も『仄暗』同様、中盤以降はゴリゴリのファンタジーになってエロ描写が減っていき。

 そもそもファンタジーが好きだから、魔法やバトルに傾倒しがちなんだけど。


 何すかねぇ。熟年夫婦っていうかさ。

 仲が深まると、エッチするのもしないのもキャラにとって日常で、わざわざ書くことじゃなくなるっていうか。

 そういう傾向が、私のBLにはある。

 最初の方が必死にエッチしてる感じ。


 似て非なる感覚で、『only/otherなキミとなら』は、社会派ミステリー要素が強いBLなのですが。

 社会通念的な性、学術的な性、生活の中に普通に潜む性、犯罪的な性、社会問題としての性、というものを現代社会BLで書いてみたくて描き始めたお話でした。


 WOバースっていう、新しいバース作ったけど

 本当はオメガバの変形型で行きたかったんですよね。

 その方が読者さんは読みやすいし、没入しやすい。知ってるよ、そんなこと。


 でも、ミステリーが深まる中盤以降はオメガバ設定だと無理が出る。

 有名なバースだけに、固定概念が邪魔をする。

 だから、オメガバに寄せたWOバースを作りました。


 ちなみに、5万字超えたのでネオページさんに契約作家依頼してみたら、

「新しく作ったらしいWOバースってオメガバですよね? 作る意味ある? オメガバにしとけば新バースとして説明する文字数を主人公の心理描写に避けるんじゃない?」

 って真っ当な理由で没くらいました。そうですね、その通りです。


 30話以降がミステリー展開になって、WOバースを作った理由とか徐々にわかってもらえるんだけど、 

 5万字じゃ精々20話程度だから、わかってはもらえないか。と思った。


 それで、冒頭に戻るわけです。


『書き出し(序盤)が悪いから、読んでもらえない』


 ネオページ編集さんの『only/other』に対する評価は正当だと思います。

 30話までは、主人公二人が両片思い→両想い→溺愛になるまでの過程を描いていて

 WOバースについて理解してもらうように構成しています。


 世界観とキャラ設定を伝えて、中盤から本篇みたいになる。

 もはや私の小説の定番になりつつある構成……ガッテム!!!


 まぁ、なんだ。

 『only/other』も序盤を面白く出来たら、契約してもらえたのかもね。

 単純に面白くなかっただけかもね。

 相変わらず主人公の理玖は可愛くないし。


 私のもう一つの課題は、『魅力的な主人公が作れない』です。

 その点、『からくり』は主人公の蒼愛が素直で頑張り屋な可愛い男の子になったから、あんな世界観にしたの、勿体なかったよね。


 ……ガッテム!!!


 唯一の救いは、『only/other』の契約を断られた次の日くらいに、

 BL人気ランキング10位に入って、新作ランキング2位に入ったこと。

 1位との人気数の差とか、どーでもいい。

 トップページでバンバン宣伝してもらえる契約作家さんと比べる必要はない。

 私の心が救われるなら、それ以上は考えない、今は。


 そんな風にして今まで生きてきました(悲)。


 1位取ってらした作家さんは他サイトでもお見掛けするBLジャンルの凄腕作家さんで、実力相当であると思います。私は好きな作家さんです。


 好きって素直に言うのは、とても恥ずかしい。というか、照れる。

 だから作中でも「好き」とか「愛してる」という言葉をあまり使いません。

 意識しないと一個も書かない時もあって、だから毎回意識して入れてます。

『からくり』も『only/other』も意識して多めに入れました。

 BLは恋愛小説なので、だからこそ。

 単純にその二つの言葉を使えば好意は伝わる訳で、表現てそうじゃないよねっていう、つまんねぇこだわりもありますが。


 それでまぁ、ここから突然ジャンルが変わって異世界ファンタジーの話になるんですが。


 現在、書いている『Dark Bloody Fairytail』(異世界ファンタジー)

 戦国忍者が異世界転移して勇者に負けた魔王の護衛を請け負うブロマンス。

 ブロマンス、ブロマンスです。(大事なトコだから3回言いました)


 最初は、書き出しコン2に出せそうな作品で、自分が興味持って書けそうな何か、程度にしか考えていなかったけど。書いているうちに楽しくなって、すっかりキャラに愛着が湧いてしまっている。

 だから、思う。


『自分が愛しているうちは、読まれないな』と。


 熱量持って、つまり完全主観で書いているうちは、読まれない。

 読者を気にしない、自分が楽しいから書いてる。それだけだからね。


 昔々、小説の書き方を教えてもらっていた時に言われたこと。

 独りよがりな話は自分しか楽しくない。

 完全なる自慰行為です。気持ちイイの自分だけ、自分のためだけに書いている。

 テンション高く書いている時は、大体コレ。


 別にそれでもいいと思うし、それが売れる人もいますけど。

 読んでもらうための話を書くなら、ちょっと冷静になって物語を俯瞰しないといけない。

 この小説を全く知らない、第三者の目で読めるくらいにね。

 だから、時間を空けての推敲って大事なんですよね。

 それこそ、自分が何を書いたか忘れるくらいに開けるのが良い。


 んで、目下執筆中の『Dark Bloody Fairytail』ですが。

 Xさんでたくさんの方がRT、♡してくださって、マジでもうすぐ死ぬのかなってくらい運を使った気がします。

 ありがとうございます。


 けど、ブクマは伸びないね。

 そもそもリンクへのクリックが少なすぎる。

 つまりは、作家さんがたくさんRTしてくれてるけど、読者には響いていない状況。

(RTしてくださった作者の皆様、お気遣いありがとうございます。主に泣いてます)


 私の知名度はいわずもがな、ネオページさんの知名度も他サイトに比べ、まだまだ低い。

 信頼度も他サイトに比べたら、まだまだ低い。色んな意味で仕方ない。

 ネオページの登録者数と作品数、読者数とか詳しく調べていませんが。

 作品数4000前後、契約作家数400程度、読者数半分以下。

 くらいじゃないのかな。体感的に。


 カクヨムがスタートした時だって、「カクカク」とかいわれて、

「書く人しか読まないサイト」って言われてたけど、

 最近は読専増えてきてるって話だからね。

(増えてはいるだろうけど、なろうほど多くはない印象)


 ネオページさんは立ち上げてまだ一年経っていないし、読専少ないのはしゃーない。

 まだまだ「書く人が読者」のサイトだと思います。

 読者獲得は重要課題でしょうけどね。


 だからまぁ、『Dark Bloody Fairytail』も他のサイトに投稿して反応見てみたい。

 書き出しコン2、落ちたらやってみます。


 多分落ちるから、きっとやる。

 だって書き出しが苦手な作家が、書き出しのコンテスト通るわけないじゃん(泣)。

 今回は、そういう愚痴でした。

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