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朱雀2

寝坊した。まずい。急いで準備すれば、なんとか職場にギリギリ間に合うかどうかの時間帯。


慌てて準備を済ませ、バス停へ向かう。今日やるべき仕事のタスクリストを頭の中で組み立てながら、バスに飛び乗る。


しかしそのバスは、まさかの “二時間に一本” 出るという別方向行きのバスだったことが判明。

行き先を確認せずに乗った自分を悔やみつつ、まさかこのタイミングで誤乗にぶち当たるとは。


仕方なく、そのままバスに乗り続け、少し遠回りして職場へ向かうことに。

この時点で、遅刻はほぼ確定。


そして、このバスが異常に混む。

バス停に止まるたび、大量に人が乗り込む。困ったことに、乗ってくるのはほとんどが高齢者だった。

乗り込む動作が非常にゆっくりで、仕方がないとわかっていても心の中で焦ってしまう。


案の定、予定時刻を大きく過ぎて目的地に到着。


ここから駅に乗り換えるが、まるで示し合わせたかのように、電車が止まっていた。

人身事故らしい。この時点で会社に午前休暇申請の連絡。


開き直って待機することにし、近くの喫茶店に入る。そこで二十数年ぶりに初恋の彼女と再会。


【ウルトラC】

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