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第5話 ナデルとの約束

店の休憩室に二人は居た。


「そうだった、大変だったよね、サシヤちゃん」

ナデルは事情を聞いて納得する。


「うん、大変だったの」

サシヤはポーションを数本程、飲んで一言

サシヤは疲労感がまだ、強いのか

かなり、疲れている様子だった。


「今日もお疲れ様、サシヤちゃん」

アデルはサシヤの頭を撫で撫で


「うふ」

嬉しいけど、照れくさそうに頬を紅くするサシヤ


「これ、土産、差し入れだよ」

「まぁ!街で人気の菓子店ククルのケーキに焼き菓子だわ、沢山ある!」

「店の皆には別に用意したんだ、特別ボーナスが出たから」

「南の街にあるダンジョンの冒険の仕事ね」

「ああ、そうだよ」


「ありがとう、嬉しいわ…でも、本当に冒険者の仕事は大変だから、無理しないでね」

「うん、父親からはある程度の財産が出来たら、早めに冒険稼業でなく、他の仕事も考えて欲しいと言われているよ」「アデルさん」

二人は互いの顔を見つめ合い、アデルはサシヤの額に軽くキス

「あ…」


「サシヤちゃん、間もなく、魔王との平和条約記念の祭りだけど、良かったら一緒に祭りに行かないかい?」

「え〜良いの!行くわ」本当に嬉しそうなサシヤ


「良かった、約束だよ」「ええ、約束ね」

二人はそっとキスを交わす。

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